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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
嬉しい、悲しいことがあったり、ドラマを見て感動したり、人は心揺さぶられると涙が流れます。
しかし、さまざまな原因で泣けない状態になったとき、それが心の病気のサインの場合があります。

今回は泣けない状態の危険性と、泣くことの意味について医師に解説していただきました。

泣けない事が病気の予兆である可能性はありますか?

悲しいことに遭遇したり、絶望的な状況下で、泣くほどの強い感情がわいてこない、現実味がわかない場合、強いストレスがあったり、うつ病などの心の病気を発症している可能性があります。

泣きたくても泣けないのは、どんな原因がありますか?

泣きたくても泣けないのは、以下の原因があります。

・心の病気による影響
・泣いても仕方がない状況で、理性が働いている
・成長の過程で我慢することが多かった
・性格的に泣いてはいけないという抑制が強い

また、実際に泣くほどには気持ちが揺り動かされていない、という場合も多いです。

医学的にみて、泣くことによる身体への影響はありますか?

泣くことには、大きなストレス解消効果があります。
感情的に揺さぶられたことによって流れる涙には、ストレス物質を身体の外に排出する「副腎皮質刺激ホルモン」が含まれます。

また、泣いたあとには、気持ちをすっきりさせる働きをする「エンドルフィン」というホルモンも分泌されます。

医師に相談するとしたら何科を受診すればよいでしょう?

泣きたくても泣けない、ということのみで受診することはあまりないと思いますが、 気分の落ち込みや、感情がうまく出てこない場合には、メンタルクリニック、精神科を受診しましょう。そこでは、まず詳しく話を聞き、症状や経過、本人の状態を見たあとに診断をします。

うつ病であれば状態に応じて抗うつ薬を用いた薬物療法、カウンセリングなどの治療が進められ、適応障害やストレス性のものであれば、患者さんと相談のうえ、ストレス要因となっている家庭や職場との環境調整をおこないます。

また、症状が重いと入院治療の場合もありますが、基本的には患者さんの希望を尊重して決定するので、心配せずに受診しましょう。

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医師からのアドバイス

泣きたくても泣けないことの原因はさまざまですが、人前では恥ずかしさや抵抗感があり、泣けない人もいらっしゃるでしょう。

そんなときは、ひとりでおもいきり泣いてみてはいかがでしょうか。泣ける映画などをあえて見て泣くという方法でも、スッキリとすることができます。

(監修:Doctors Me 医師)

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