記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
これからの季節、裸足でサンダルなどを履く機会が増え、いつのまにか感染してしまう恐れがあるのが水虫です。

水虫になってしまったら、放置せずに治療したいです。なので今回は水虫の治療薬について、薬剤師の吉澤先生に解説していただきました。

水虫の薬にはどういうものがありますか?

水虫は真菌が原因となるため、治療にはイミダゾール系やアリルアミン系と呼ばれる抗真菌薬が症状によって使いわけられます。
近年では、真菌の生合成を阻害し菌を死滅させ、爪水虫(爪白癬)に効果があるエフィナコナゾールやルリコナゾールの外用液も使用されます。

また、爪水虫(爪白癬)には、抗真菌剤の内服薬もあります。

お医者さんで出される薬と市販薬で大きく違うことはありますか?

近年では、市販薬でも医療用医薬品と同成分のものもありますが、有効成分が弱めのものもあります。

また、爪水虫に効果があるエフィナコナゾールやルリコナゾールの外用液は、市販薬にはありません。

水虫の塗り薬を使うときの4つのポイント。

1.足を清潔に洗ったあと、十分に乾燥させる

2.水虫の患部だけでなく、水虫がおきやすい部位にも薄く塗布する
おもに、足の指の付け根、指の間、足裏全体、足の縁、アキレス腱です。

3.使用回数を守る
過度の塗布は、かぶれの原因となります。

4.症状改善後も少なくとも1~2ヵ月月は薬の塗布を継続する
白癬菌は、角質層に住み着き増えていきます。この角質層が完全に新しくなるには、約3ヵ月ほどかかるため、薬の塗布を継続しましょう。

水虫の飲み薬にはどのようなものがありますか。

現在、抗真菌剤による飲み薬の治療法は2種類あります。

1.殺菌的治療法
抗真菌剤テルビナフィン塩酸塩の錠剤を毎日1錠、約6ヶ月、内服薬を服用します。
肝機能障害などを起こす可能性があるため、医師の指示に従い、定期的な血液検査が必要です。

2.パルス療法
抗真菌剤イトラコナゾールのカプセルを1週間、1日8カプセルを食直後に水またはぬるま湯で服用し、その後3週間休薬することを1クールとし、3クール行ないます。

パルス療法には以下の注意点があります。

・空腹時に服用すると吸収が大幅に低下するので注意が必要。
・一緒に飲んではいけない薬がある。(併用禁忌といいます)
・医師の指示に従い、定期的な血液検査が必要。

他にどのようなタイプの薬がありますか。

・クリーム剤
足の指の間やジュクジュクした症状、足裏の角化した水虫に適しています。

・液剤
足の指の間のカサカサと乾燥した症状、皮が剥けているが炎症は酷くないような水虫に適しています。

・スプレー剤
足の指の間のカサカサした水虫や、足裏から縁の広範囲にできた水虫に適しています。手を汚さずに広い患部に塗りやすいという利点があります。

症状によって、スプレー、液、クリームなどの剤形を使い分けてください。

≪自分で水虫じゃないって思いこんでいませんか?≫
足がむれると発症する【水虫】あなたは大丈夫?診断してみましょう

医師からのアドバイス

水虫薬を正しく使用してもかぶれが出る場合がありますので、赤みや痒みが増す場合は医師に相談してください。

また、外用剤の塗布後は、靴下などは履かずに通気性をよくしましょう。

(監修:薬剤師 吉澤 恵理)

この記事を書いたユーザー

Doctors Me(ドクターズミー) このユーザーの他の記事を見る

Doctors Me(ドクターズミー)は、医師、薬剤師、歯科医、栄養士、カウンセラー、獣医に相談できる、ヘルスケアQ&Aサービスです。医師をはじめとする専門家が解説する人気コラム、病気・症状の体験談等を配信中!

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス