電車内で流れる「車内アナウンス」

通勤通学に利用する電車。毎日使う方なら、雨や事故で時間が遅れることなんて日常茶飯事。それに伴う車内アナウンスでの説明もよく聞くことがあると思います。「前の電車が詰まっており運転感覚を調整しております…」「人身事故が発生し運転を見合わせております。運転再開は○○の予定です…」などなど、色んなパターンを経験したことがありますよね。

そんな中、南関東を縦断する「京浜東北線」にて放送された車内アナウンスが、今まで聞いたことのないようなものだったと話題なっています。

■その衝撃の内容とは…

その衝撃の内容は

「電車が重すぎて坂がのぼれません」

そんなことあるんですか!?

■この話を聞いた人たちも驚く

重い!?

Licensed by gettyimages ®

力士が乗ったのかな?

そんなことで!?

故障?

だったら故障と言いそうなものですが…

弱すぎ

確かによく止まるイメージはありますが、坂が登れないって…

何か起きたんだろうけど…

普通はありえないですよね。

■実はその原因は…

一連の流れが説明されたツイート

まさに風が吹けば桶屋…状態。

電線の境目(デッドセクション)が原因でした

出典 https://ja.wikipedia.org

 一般的な電気鉄道は、線路から数m上空に張られた「架線(電車線)」から、車両に搭載したパンタグラフで集電することによって動力を得ています。パンタグラフは架線と良好な電気的接触を得るために、ばねによって数kgの力で常に架線に押し付けられています。そのため、架線は列車が通過する部分においては機械的に連続していなければなりません(パンタグラフが架線のないところに入ると上昇しすぎて壊れてしまいます)。

 しかし、一方で電気的に異なる区間を突き合わせる場合などには、運転上・保守上の都合などで架線を区分し絶縁する必要が生じます。そこで、機械的には架線を連続させつつも電気的には絶縁する必要がある場合に架線に設けられるのが「セクション(電流区分装置)」という設備です。

そのうち、電気が通っていない(=電気的に「死んだ」)区間の事を「デッドセクション」(死区間・無電区間)と呼んでいます。

出典 http://deadsection.image.coocan.jp

何となく聞いたことがある方も多いと思いますが、電車を走らせる電線には「電気の通っていない区間」が存在します。今回の件は、人身事故の発生でたまたまその区間に電車が止まってしまった事が第一の原因だったんですね。

パンタグラフ

出典 http://w0s.jp

これで電力供給しているからこその原因ですね。

他にも乗っていた方の声が

大変でしたね…。

■この滅多に聞かない事態に同情の声

おつかれ…

Licensed by gettyimages ®

ある意味貴重な体験と諦めるほかありません…

確かにそんな話あった気が…

まあ想定できないですよね。そもそも乗車率200%っておかしい。

予備電源なんてないぞ…

詳しい方からのツッコミが。どうやら予備電源ではなく、「ユニカット」で動かそうとしたようです。

地下鉄や山岳線区など、故障による走行不能が重大な事故に繋がりかねない路線では、冗長性確保のため1編成内に2組以上の電動車ユニットが連結される。そのような編成が、故障などの異常時や運行上1組の動力を用いないことを「ユニットカット」という。

通常の運転で行われることはまれであり、電動機に過剰な負担が掛かるという点からも望ましい処置ではなく、事故などの際に短期に行われることは見受けられるものの、長期では行われることはほとんどない。

出典 https://ja.wikipedia.org

つまり、電線による電力供給をカットして、編成に組み込まれた動力車のみで動かそうとしたものの、坂を登るだけのパワーは出せなかったというのが真相のようです。

電車はそんなに非力じゃない

まあ、話だけ聞けば勘違いしますよね。

その通り。

■なんだかんだで対応が速い

そうですよね。そんなトラブルがありながら25分で遅れが済むのは鉄道会社の努力の賜物です。

世界でもこれだけ時間に正確な交通インフラは貴重な存在。全ては鉄道各社の努力のお陰です。乗り合わせた方にとっては災難でしたが、改めて日本の鉄道は凄いと思わずに居られない案件でした。

本当にいつもありがとうございます。

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