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騒動の末、都知事辞任にまで追い込まれた舛添要一氏。問題の根源はもちろん本人にあると言えますが、無料メルマガ『がんばれ建設~建設業専門の業績アップの秘策』の著者・降籏達生さんは、「佐々木弁護士同席の会見に大きな問題があった」と分析。

これとは対照的なビートたけしさんの母・さきさんの「フライデー襲撃事件」時のインタビューを取り上げ、両者の違いと舛添氏サイドの「何が悪かったのか」を読み解きます。

「あんなどうしようもないのは、死刑にでもしてください」

舛添さんの問題はついに都知事辞任という形になりました。

このように本人にとっては望まない形になって問題が終結する場合と、同じような不祥事でも大きな問題にならず、時間が経つと立ち消えになることがあります。その違いを考えてみました。

私は舛添さんのもっとも問題な行動は、佐々木弁護士同席の記者会見だったように思います。記者が質問や反論をしても、元検事の佐々木弁護士はやや恫喝口調で言い返しました。

そして見事にマスコミを説き伏せました。さすが元検事だと思いました。しかしその後マスコミからの反撃は凄まじいものでした。

昔「フライデー襲撃事件」というのがありました。1986年(昭和61年)12月9日、お笑いタレントのビートたけし、たけし軍団ら12名が写真週刊誌『フライデー』(講談社)の編集部を襲撃した事件です。

そもそもはビートたけしさんと交際していた女性に取材しようとした記者が、その女性にけがをさせたことが発端でした。

その時もマスコミが大騒ぎでビートたけしを批判しました。そして、ビートたけしさんの母親、さきさんに対してテレビインタビューし、コメントを求めたのです。

するとさきさんは「あんなどうしようもないのは、死刑にでもしてください」と言ったのです。

記者は唖然としました。当時、暴力をふるわれたマスコミ側の反応は強烈だったのですが、あの会見で一気に流れが変わってしまいました。「死刑」以上重い刑はありませんから。

後で、たけしさんがお母さんに「なんであんなひどい事を言ったんだよ」と電話したところ、お母さんは「ああでも言わないと騒ぎがおさまらないでしょ」と答えたそうです。

お母さんのさきさんは、あのインタビューの場で息子をやっつけ結果として守ったのです。

舛添問題から学べる多くのこと

もし佐々木弁護士が「法には抵触しない」というだけでなく、「現行の政治資金規制法には抵触しないものの、公私混同は許されるべきではなく猛省すべきだ」と舛添さんをやっつけていた、その後の状況は変わったかもしれません。

これは、舛添さんの人選ミスだったと思います。

現場代理人が現場でミスをしたとしましょう。発注者は怒るでしょう。

そんなとき、社長や部長が、現場代理人をかばうのではなく「あんなどうしようもないのは、死刑にでもしてください」とでもいうと、発注者は「まあまあ、そこまでしなくても…」などと言って問題が終結に向かうかもしれません。

舛添問題からは多くのことを学べます。

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