モデルでタレントの栗原類さんが、発達障害だった自分がどのように世の中と向き合ったかを綴った本「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」(KADOKAWA刊)を10月13日頃に発売することを公式ブログで告知しました。

出典 http://www.evergreen-e.com

1994年12月6日生まれの21歳で、イギリス人の父と日本人の母を持つハーフの栗原類(くりはらるい)さん。5歳ごろからモデルとして活動し、各種バラエティー番組への出演などで、“ネガティブすぎるイケメンモデル”として注目を集めました。

■発達障害の本、出版へ

栗原さんは2015年5月にNHK「あさイチ」に生出演し、発達障害の一つであるADD(注意欠陥障害)であることを告白しました。

■「8際の時にADDと診断された」ことを公表

出典 https://twitter.com

栗原はその中で「アメリカに引っ越したばかりだったから言語的な問題もあったんですが、担任の先生が、行動的な場面もおかしいと思ったので診察を受けてはどうですかと親に言って、ADDであることが分かったんです」と説明。

具体的には「人に合わせなかったり…家出る時間をぴったり決めたり、水を飲まないと授業に参加しないとか、すごいこだわりがありました」などと症状を自ら説明した。

出典 http://www.daily.co.jp

栗原さんは8歳で診断され、現在でも「冷蔵庫のお茶の位置が違うと気持ち悪くて戻す」など日常生活でのこだわりがあるそうです。

障害についてはご両親や主治医からきちんと説明されたとした上で、「周りの環境があったから今がある」と番組内で語っていました。

■多動性・不注意・衝動性が特徴の「ADHD」

出典 http://www.photo-ac.com

まず、ADHDとは、注意欠陥・多動性障害の事で、多動性、不注意、衝動性を症状の特徴とする神経発達症もしくは行動障害の事を表します。

ADHDは多動性、不注意、衝動性などの症状を特徴とする神経発達症の一つと言われているが、じっとしている等の社会的ルールが増加する、小学校入学前後に発見される場合が多い。

注意力を維持しにくい、時間感覚がずれている、様々な情報をまとめることが苦手などの特徴がある。日常生活に大きな支障をもたらすが適切な治療と環境を整えることによって症状を緩和することも可能である。

出典 https://ja.wikipedia.org

ADHDは症状に従って、①多動性・衝動性優勢型、②混合型、③不注意優勢型 (ADD)の3種に分類されますが、栗原さんの場合は③の「不注意優勢型 (ADD)」。

症状としては、うっかりミスをする、話しかけても聞いていないように見える、整理整頓が苦手、ひとつの作業に集中し続けるのが難しい、その作業が楽しくないと数分後にはすぐに退屈になる、などが挙げられます。

■公表した日のブログでは…

今日のあさイチは多くの人に発達障害について知ってもらう凄くいい機会だったと思います。ご覧頂いた方々の反応も暖かく、僕が伝えたかった事をちゃんと伝える事が出来て凄く嬉しかったです。

番組でもお話しましたが、小学校や保育園での他の子供達の怒鳴るような歌声に耐えきれなかったり、習慣を乱されると”気持ち悪くなる”とかは今でもすごく感じます。

でも、小さい頃から経験してきた物はある程度の訓練を受けていけば少しは”柔軟性”を身につける事は可能です。

皆と合わせるのが当然かもしれないと言うのは学校や集団の中に属していたらそれは避けられない事かもしれません。

だけど、その中に理解してくれる人、調整役となってくれる人、そんな人がいたらそれだけで過ごしやすい環境が少しずつ出来ていくのではないのかと思います。

番組を見た視聴者からの暖かい声援に対し、感謝の気持ちをその日の自身のブログに綴った栗原さん。集団の中にいたら周りに合わせる事は避けられないかもしれないが、訓練を受ければ柔軟性を身につける事は可能で、その集団の中に自分の事を理解してくれる人、間に入って調整役となってくれる人がいれば…と願いを綴りました。そして、

僕の行動に関して今まで面白いとバラエティで笑ってくれた方々、
僕が発達障害者だと知ったから”笑っちゃいけない”とは思わないでください。
僕が発達障害者であっても、そうでなくても僕は僕だし
僕の個性が人を笑わせられるほど面白いのであれば
それはコメディ俳優を目指している僕にとっては本望です。

出典 http://ameblo.jp

栗原さんが番組で「周りの環境があったから今がある」とおっしゃっていましたが、周りの方々の理解と支えで、表舞台で堂々と活躍出来るまでになられたのでしょう。

そして、それから約1年1ヵ月が経った本日、NHK「あさイチ」に再出演されました。

■6月22日「あさイチ」に再出演

番組では子供の発達障害について特集。言葉がうまく出ない子供の例も取り上げたが、栗原も「が」がうまく言えなかったといい「『ちがう』を『ちわう』と言い張っていた。母親は笑ってくれていたんですが、何度も指摘されることで半年ぐらいで『ちがう』と言えるようになった」と告白。「なので、周囲の協力はとても大切です」と訴えた。

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母子家庭で育った栗原さん。「母親は仕事、家庭と全部背負った。自分というより、母親に苦労させたという思いはある」と振り返っていました。

そんな母親からは「人生は徒競走ではなくマラソン。スタートダッシュでいきなり息切れしてリタイアするより、長く続けることが大事と言われている。ぼくも、今これをやる、ということよりも、長く続けることを大切にしていると、今も母親からの教えを守っているとした。

出典 http://www.daily.co.jp

栗原さんのお母様は、育児や家事、仕事に追われつつも「自分の生き方も大事にしないといけない」と、栗原さんを祖母に預けて自分の時間を作っていたそうです。これには普段から頑張り過ぎているお母さん達からも多くの反響を集めていました。

■今回の出演に対し、SNSでも多くの反響が…

発達障害はすごく得意なこともあってそこを伸ばすのも大事だし、実際に親御さんはやってると思うけど、今日の放送だと「できないことをできるように」するために一所懸命に見えて辛かった。類くんが「得意なこともある」「できることを見てほしい」って言っててほっとした。

出典 https://twitter.com

今回の放送に対しては他にも、「親の責任が大きいという圧力にしか感じられなくて見ているのが辛かった」「親の努力、親の愛、親の頑張りが強調されていて見てて息苦しかった」という意見が。だからこそ、栗原さんの話は救いの言葉となった方も多いのではないでしょうか。

「僕らの出来ることを認めて欲しい」
よく言ってくれました…栗原さん。
「出来ない事は大目に見て欲しいっていうのは甘えかもしれないんですが、」
当事者だから言える事。苦手な事をさせまくる風潮は危険。

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「出来ない事を出来るように」頑張らせすぎるよりも「出来ることを認めて、出来ないことは大目に見る」事の大切さを改めて考えさせられました。栗原さんだからこその言葉です。

類くんの話がすごく心に響くよね。類くんのお母さんもサイコーだわ。つい成果を焦ってしまうことがあるけど、長いスタンスで考えることはすごく大切なことだよね

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お母さんが栗原さんに伝えていた言葉も素晴らしく、「このテーマをまた取り上げる時には親子で一緒に出演して欲しい」という意見が多数挙がっていました。

栗原類さんが話される内容がとてもすっと入ってきて、今まで正直この人のこと知らなかったしどちらかというと失礼ながら変わった人という印象だったんだけど、すごく考えている方だな、頭のいい方だなと思った。できないことじゃなくてできることを見る。私もそういう親になりたい

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栗原さんの発言が「一番しっくりきた」「腑に落ちた」「次回の発達障害特集は栗原類くんの独演会で良いと思う」という意見も。

■出版は10月13日

出典 https://twitter.com

10月に出版される書籍『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』では、専門の先生方のお話なども載るそうですが、栗原さんの体験談も含め、ご家族や周囲の方々、また、この障害を知らない方にとっても非常に役立つ1冊となるのではないでしょうか。

「自己肯定感が下がってるので出来るところを認めてほしい」と語る栗原さんが、自分の言葉で伝えたかったことを綴った『発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由』、10月に出版です。

書名:『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』
時期:10月13日頃発売(9月下旬にamazonでの予約開始)

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