記事提供:カラパイア

日本でもここ数年は進撃系の巨人の話が人気であるが、巨人にまつわる話は世界中の神話や伝承に存在する。ほぼあらゆる文化で、かつて巨大な人々がこの地球を闊歩していた話が出てくるのだ。

この200年、特に20世紀の初頭以来、巨人の骨や化石化したその足跡と言われるものが次々と発見されており、巨人伝説は単なる伝説ではないのでは?という期待が深まるも、

それ以上に捏造感も漂わせている為、もはや今は信じる人が少なくなっているのも事実である。

だがすべてが捏造だと言い捨ててしまっていいのだろうか?もしかしたら1例くらいは本物が混じっていて欲しいという期待を込めて、ここではかつて世界をにぎわせた10の巨人に関する発見などを見ていこう。

10. ウィスコンシン州デラヴァン湖(1912年)

1912年5月4日のニューヨークタイムズによると、ウィスコンシン州デラヴァン湖の泥炭から、フィリップ兄弟によって18体の巨人の骨が発見されたという。この骨は未知の種族のものであるとされた。

確かに人間の骨とよく似ていたが、違いはその巨大なサイズだった。眼窩の上の骨は後ろに傾斜していて、鼻な頬骨よりもかなり高く、顎の骨はサルのものに似ていたという。

ウィスコンシンで見つかった巨人はこれだけではない。1891年、スミソニアン協会の研究者が、ウィスコンシン州マディソン近くのアズタランの古代都市を調査しているときに、やはり巨人の骨を発見したと報道されている。

さらにその6年後の1897年、この近くのメープルクリークから、身長2.7メートルの巨人が発見されたという。さらなる調査研究がなされるだろうという一方で、その続編は届かないままだ。

9. 死の谷(1947年)

1931年、シンシナティの元医師F・ブルース・ラッセルが、カリフォルニア州モハーヴェ砂漠の死の谷で、いくつものトンネルや洞窟を発見したと発表した。

彼は同僚のダニエル・S・ボヴィーと共に広範囲にわたる調査を行い、そこで彼らは身長2.7メートルの人骨を数体見つけたという。

1947年に発表された話によると、骨はミイラ化していて、およそ8万年前のものであろうとのこと。

さらに、トンネルや洞窟内で、古代の人々が儀式を行ったと思われる広場のような場所があり、そこにフリーメイソンが使っているのとよく似たマークが残されていたという。

失われた文明、アトランティスに関連する象形文字とよく似たものも見つかっている。

8. ブルガリア、ヴァルナ(2015年)

ブルガリアのヴァルナは、かつて古代ギリシャがおよそ7000年前にひらいた重要な交易所オデッソスという町だった。

ここには巨人神話がたくさんあり、2015年1月には実際に巨大な人間の骨と思われるものが見つかっている。

この発見は偶然だった。このエリアを掘っているときに、たまたま5世紀のものと思われる壺が見つかり、続いてこれまで知られていなかった要塞の壁が出てきた。壁の基礎を求めてさらに掘り進めると、この驚くべき発見があったというわけだ。

遺骨は発見されたとき、両手を腰に置き、頭を東に向けていたという。意図的にこのようなポジションで埋葬されていることから、この人物が死亡時、重要な地位にあった者であることがわかる。

発見当時、正確な身長についての発表はなかったが、発掘者のひとりによると、驚くほど背が高かったということだ。

7. エクアドル(1964年)

1964年、病院で布教活動をしていた神父カルロス・ヴァカは、地元民に奇妙な骨を発見したので見てほしいと言われた。それは異常なほど大きな骨だった。神父は発見場所の山からいくつか骨を回収してきて、死ぬまで自分の家に置いていたという。

その後、オーストリアの遺物研究家クラウス・ドナが本国に骨を持ち帰って調査し、「未解決ミステリー」と題した展示会を開いた。

複数の専門家に骨を調べてもらったところ、この骨は人間のものらしいことはわかったが、大きさから見積もると、身長が7.6メートルにもなることが判明した。

残念ながらDNAは採取できなかったが、そこからドナはこの骨が少なくとも1万年以上前のものであると結論づけた。ちなみに、骨が発見された場所は、地元のアヤマラ語で“巨人の墓場”という意味があるという。

6. コロラド川近くのトンネル(1909年)

1909年4月のアリゾナガゼット紙によると、探検家のG・E・キンケイドがコロラド川でラフティングをしているときに、1.6キロにわたる地下トンネルを発見したという。

トンネのどんづまりには要塞のように封印された場所があり、そこでキンケイドは、銅製の武器や道具、大きな像(キンケイドによると仏陀のようだったという)、奇妙な象形文字が刻み込まれた古代の石板を見つけた。

もっとも驚いたのは、2.7メートルもの高さのある黒い屍衣をまとったミイラだったという。

あまり話題にならなかったせいか、キンケイドは政府が意図的にこの地域を封印して、これらの存在を隠したと話して、陰謀のにおいをちらつかせた。

アリゾナガゼット紙の見出しも、この発見は何千年も前にアジアからアメリカに古代の巨人族が移り住んできたことを示しているというものだった。

5. ネバダ州ラブロック洞窟(1911~1929年)

ネバダ州の南約32キロのところに、ラブロック洞窟はある。サンセット・グアノ(糞化石)洞窟、ホースシュー洞窟、インディアン洞窟とも呼ばれていて、人間がアメリカ大陸に定住する遥か以前から存在すると言われている。

1911年、デイヴィッド・ハートとジェームズ・ピューというふたりの炭坑夫がこの洞窟にあった糞化石に目をつけた。糞化石は当時、火薬の主要成分だったため、採取してひと儲けしようとたくらんだのだ。

会社を設立して許可をとりつけ、さっそく掘り出しにかかった。古代のものを探すつもりはなかったが、なにかが出てくることを予感したふたりは、カリフォルニア大学人類学科をたちあげたアルフレッド、クローバーに連絡した。

最初の考古学プロジェクトが始まったのが翌年、その後1924年と1929年の2回発掘が行われ、おびただしい数の遺物が発見された。

その中には、標準的な身長の人間のミイラ60体や、多くの骨や武器があった。さらに、38センチものサンダルのようなもの、洞窟の壁につけられた巨大な足跡、そして身長2.5~3メートルものミイラも出てきた。

これらが本物だとするなら、この地域に何千年も住んでいたアメリカ原住民のパイユート族の話は興味深い。

彼らによると、赤毛で白い肌をしたSi‐Te‐Chaと呼ばれる巨人族が、発掘されたこの洞窟に住んでいたというのだ。

4. エジプト(2012年)

2012年3月、巨人の指のミイラと思われるものがエジプトで発見されたとして、その写真がネットに出回った。38センチもの指で、これが本物ならば、持ち主の身長はとてつもなく高いことになる。

しかし、写真があるだけで、この指が本物だとまだ立証されたわけではない。しかも、撮影者が指を所有しているわけではないという。

そもそもの発端は、ドイツのタブロイド紙『ビルド』に、グレゴール・シュペリが1988年に撮った写真として掲載された。

シュペリは、墓の盗掘グループのひとりであるという名も知らぬ男に300ドル払って、特別に撮影許可を得たという。

この指が人間のものであることを証明する証として、男はシュペリに1960年代に手に入れたというレントゲン写真を見せた。

シュペリは2009年にエジプトに戻って、その男の足取りをつかもうとしたがうまくいかず、今は巨大な指の行方もわからないという。

おもしろいことにローマの学者フラフィウス・ヨセフスは、古代エジプトに巨人が存在したと信じていたようだ。

紀元79年、『ユダヤ戦記』の中で、「巨人がいた。普通の人よりも大きくて、見た目も違う。見るのも恐ろしい!」と書いている。

3. アリューシャン列島(1940年)

イワン・T・サンダーソンは、テレビ出演も多い人気の動物学者。そんな彼の元に、第二次大戦中の1940年に、アリューシャン列島のシェミア島で働いていたという技術者からの奇妙な手紙が舞い込んだ。

アリューシャン列島はアラスカとロシアの東端の間にあり、北太平洋とベーリング海を隔てている。

アメリカはこの島々を日本との戦争の拠点にして、基地を作り滑走路を建設していたが、そのさなかに奇妙なものを発見した。

ブルドーザーで丘をならしているときに、人間の頭蓋骨や足の骨が埋まった墓地にぶちあたったのだ。

その骨は、標準的な人間のものより3倍も大きく、頭蓋骨の頭頂から下部まで、平均20センチに対して56~61センチもあったという。

サンダーソンは、現場にいたという別の技術者から、この発見は本当だという2通目の手紙を受け取り、最初の手紙が嘘ではないと確信した。

おもしろいことに、手紙を送ったふたりとも、スミソニアン協会が骨を回収したと書いていた。

サンダーソンによると、スミソニアン協会は発見を公にしなかっただけでなく、そのような骨は持っていないと所有を否定したという。

サンダーソンは技術者たちの主張は本当だとし、発見が隠蔽されるのなら、教科書は書き換えられることはないだろうと、推測している。

2. ジョージア、コーカサス山脈(2014年)

2014年、テレビ番組『怪事件ファイル』は、古代の巨人文明について放送し、その一部として、ジョージアのコーカサス山脈の話を特集した。

2008年、地元の牧夫が巨人の墓らしきものを発見し、ジョージアの研究グループが調査
に乗り出した。

牧夫の話によると、石の地下室の入り口を見つけたので入ってみると、ふたつの巨大な頭蓋骨が大きなテーブルの上に置いてあったという。

研究者たちは自分たちの目でそれを見ようと、人里離れた山中、深い森の中に分け入り、現場に向かった。

牧夫の言っていた地下室にたどり着くと、そこは崩れ落ちていたが、土や瓦礫の下に骨の山が埋まっていた。人間の骨のようだったが、確かにその大きさは標準よりもかなり大きかったという。

骨のサンプルは、著名な科学者であるヴェクア教授によって調査された。教授は、これが本当に人間のものならば、その身長は2.5~3メートルもあると言った。

しかし、最終的な結論が出る前に、教授は亡くなってしまい、骨も所蔵されているはずの博物館で行方不明になってしまった。

その後、例の地下室は完全に崩壊してしまい、『怪事件ファイル』のスタッフは、それ以上の骨を回収することはできなかった。

しかし番組は、必ず現場の全面的な発掘調査をして、残りの骨を発見してみせると宣言している。

1. 世界中にある巨大な足跡

世界には、化石化した巨大な足跡らしきものがいたるところにある。

もっともよく知られているものは、南アフリカのスワジランドとの国境に近い町ムパルジの“ゴリアテの足跡”。

長さ1.2メートルで、完璧に人間の足跡と同じように見える。諸説あるが、この足跡は2億年~30億年前のものと見積もられている。

1926年には、『オークランド・トリビューン』紙が、カリフォルニア、サンノゼの崖の上の1.5メートルの足跡についての記事を載せた。

前年の1925年には、サンノゼ近くのジョン・バンティングの農場で、2.5メートルの足跡が発見された。

しかし、大きなサイズの足跡と関連して、標準サイズの足跡のほうがもっと魅力的な場合もあるかもしれない。

1976年、人類学者のメアリー・リーキーが、タンザニアで普通サイズの化石化した足跡を発見した。

これは完全に人間のものだが、その年代は360万年前頃のものとわかった。これは、現生人類が地球に現れたとされている、現代科学の時間枠の主流よりも数百万年も前だ。

これらの足跡が本物なら、わたしたちが知っている人類の歴史を再評価して書き直さなくてはならない。

巨人の足跡だとされているものが本物かどうかという疑問を投げかけることにもなる。

もし本物なら、歴史のどこかの地点で、単なる神話や伝説だと思われていた巨人族と人類が共存していたことになるのだ。

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