記事提供:まだ東京で消耗してるの?

どんどん広がる在宅勤務。ここら辺であらためて、そのメリットとデメリットをまとめておきましょう。

ぼくの在宅ワーク遍歴

自己紹介も兼ねて、あらためて振り返ってみます。

ぼくは2009年早稲田を卒業し、そのあと大企業に入社しています。ザ・サラリーマンという感じの生活で、在宅勤務とは無縁でした。

続いて、2010年にベンチャー企業に転職。ベンチャーなので自由な働き方ができると思いきや!割と古い社風の会社で、オフィスに集まって仕事するのが当たり前の会社でした。

2年間サラリーマンをやってみてわかったんですが、ぼくは会社員に向いてません。無駄な会議とか苦痛すぎてやってられなかったんですよ。通勤する意味もわからないし…。

んで、2011年、ちょうど東日本大震災の直後に退職して、フリーランスとして独立しました。

独立直後は、スタバやら、コワーキンススペースの「Lightningspot」に入り浸っていました。ここはいい場所ですよ~。

出典 http://lightningspot.com

品川区中延に家を借りていたんですが、当時は妻と共働きだったのと、結局アポで渋谷とかに出てしまうので、あんまり家で仕事はしませんでした。

在宅で仕事をしていたのは、週に1~2日ですかねぇ。夏は暑いんで、パンツ一丁でブログ書いてました。裸のプロブロガー。

あの当時は、渋谷あたりで仕事をして、浜松町で妻と落ち合って、安い中華料理を食べて帰る…という楽しい暮らしをしていました。もっと遊んでおけばよかったなぁ。

2012年にこどもが生まれてからは、多摩市に引っ越し、在宅勤務が中心になりました。

とはいえ…当時は甘えもあったのか、割と取材やら出張やらで、家を空けていましたね。今思うと妻に申し訳ない…。

東京で子育てするのは無理ゲーだと悟ったので、2014年に高知市へ移住。

高知に居を移してからは、週の大半を在宅ワークで過ごすようになります。なんせアポが入りませんから!

んでもって、2015年には高知・本山町の限界集落に移住。

だ~れもいませんし、だ~れも来ません。

下山するのはダルいんで、ほぼ毎日、家族とともに家におります。ミーティングはほぼ遠隔でやっているので、移動時間を取られることもありません!

関連記事:「地方移住」して丸2年。メリットとデメリットを語ろう

そんなわけで、もう5年も在宅ワークをしていることになります。在宅ワークのプロですよ、もはや。そんなぼくが、在宅ワークのメリットとデメリットについて語っていこうじゃありませんか!

時間の有効活用

最大のメリットはこれですね。

とにかく、時間に余裕ができるそれだけで、もうサラリーマンには戻れません。会社員生活って、無駄な時間が多すぎるので。

冷静に考えてください。まず、出勤するわけですよ、普通の会社員は。出勤!つらいなそれ!その時点で気が狂うよ!

出勤する前に、どんな準備をしますか?さすがにパジャマのまま出社するわけにはいかないですよね?

男性ならヒゲを剃って、髪を整えて、スーツに着替えて、バッグの中身を確認して…ということを、毎日!毎日!社会という鉄板の上でやっているんですか!?

泳げたいやきくんもびっくりですよ!すごいですねみなさん!

よくわかりませが、女性はもっと大変ですよね。うちの妻はリアルにパンをくわえてダッシュで駅に向かっていました。たまに携帯を忘れるんで、ダッシュで駅まで追いかけるという苦行も経験しています。

そこが!在宅勤務なら、全部カットできるんですよ。

ぼくなんか一日パジャマで過ごしてますよ。冬とか特に。だって着替えるの寒いじゃないですか…高知の山奥は、普通に雪が降るんです。

誰と会うわけでもないんだし、パジャマでいいじゃないですか。汗もかかないし、余裕で3日は同じ格好ですよ。ぼく。引かないでくださいね。

これが在宅のメリットなのです!この原稿もパジャマで書いてます!

あ、もちろん「通勤電車」とは無縁ですよ。なんでしたっけそれ。昭和の風習?社会科の教科書とかに載ってるやつ?さすがに、もうやってませんよね~。

毎日1時間くらいかけて出社するとか、その暇があるなら仕事したほうがいいわけですし。

もっといいのは、同僚とのくだらない雑談や、くだらない会議の時間もカットされます。「自分とは関係がない電話」を取ることもなくなりますよ!

在宅勤務に慣れたぼくからすると、オフィスは「嫌がらせ」が横行している場所です。話しかけてくる人はいるし、電話はうるさいし、わざわざ会議室まで移動させられるし…無駄すぎる!

在宅ワークはそういう無駄な時間をすべてカットできます。ゆえに、仕事に集中する時間が増えます。

すばらしいことに、在宅で働くようにしてから、実労働時間が減りました

オフィスに移動しないで、朝からすぐに仕事を始めるので、夕方にはもう疲れちゃうんですよ。

8時にスタートすると、15時にはエネルギーが切れます。人間の集中力には限界がありますから、このくらいで働くのが一番だと思いますよ。

家族との時間を増やせる

これも圧倒的なメリット。家族と過ごす時間が増えまくります。そりゃそうですね、出勤しないわけですから。

ぼくの仕事場は自宅のリビングなので、すぐそこに妻と娘がいます。今も真横に0歳の娘がいます。さっきウンコしたんで、おむつ替えました。今はおしりふきの袋をガサガサいじって楽しんでいます。

娘や妻が体調を崩したときは、看病をしながら仕事をしています。病状を細かく観察できるので、安心感が違います。風邪っぴきの娘を残して家を空けるのは無理だなぁ…。

お昼ご飯、夕ご飯も、もちろん家族とともに取ります。ずっと家にいますからね。

ぼくは今のところ関係ないですが、親の介護をしている場合も、在宅ワークは合理的でしょうね。あとは、自分が体調を崩しているときも、在宅だと仕事がしやすいです。

人生において、仕事なんてどうでもいいものじゃないですか。家族を大切にできないワークスタイルとか、その時点で終わっていると思います。あとで後悔するのが目に見えている。

ぼくは在宅なので、娘の成長をじっくり見て、楽しむことができます。妻との関係性も…良好です!なんせ、ずっと一緒にいますからね。

昼寝ができる!(これ重要)

忘れちゃいけない超重要メリット!在宅ワークなら!昼寝ができる!!

これは力説しますが、人間は昼寝したほうが仕事のパフォーマンス高まるんですよ。なんかそういう研究ありますよね。15分寝るだけで、頭ってものすごいスッキリするんです。プロブロガーが言うんだから間違いなし。

サラリーマン時代の何が辛かったかというと、昼寝ができないことです。

どうしても疲れて集中できないときは、ぼく、会社のトイレにこもって仮眠してましたから!「便所飯」ならぬ「便所仮眠」。

だって、オフィスはうるさくて眠れないし、周りの人から「大丈夫?」と心配されるんですもの…。

最近は仮眠できる場所を設ける会社も増えてますが、やっぱり仕事時間中にオフィスを抜けて「昼寝してきます!」というのは、はばかられると思うんですよね〜。ぼくはチキンなんで無理です。

在宅ワークをしている今は!眠り慣れた布団で!いつでもぬくぬくふかふかと昼寝することができます!どうですか、羨ましいでしょう…。

うまいコーヒーが飲める

あと!家だと美味しいコーヒーが飲めます。これもぼく的には超重要。

え?最近はコンビニのコーヒーがうまい?会社にネスプレッソがある?

な~にを貧しいことを言っているんですか。ぼくは家でスペシャルティコーヒー飲んでますよ!それどころか、娘に淹れてもらってますよ!

家なんで、グルメは徹底的にこだわることができます。

コンビニでまずいおにぎりを買う必要なし!ラーメン屋に並んで脂ぎった麺を食べる必要もなし!

自宅なら無農薬米と地鶏の卵かけご飯を食べられる!野菜も畑から採ってこれる!健康にもいいし、手軽だし、一石二鳥です。

当たり前ですが「家」にいるので、冷蔵庫もマイ冷蔵庫が使えます。

会社の冷蔵庫って使うの億劫じゃないですか。容量も少ないし。宅勤務は、自分の城で働くということなのですよ!

昼からビールが飲める

出典 https://www.instagram.com

これはデメリットの域に達している気もしますが、在宅勤務だと、昼からワインとかビールとか飲めます。いいですよ、適度なアルコールは。

ほらほら、トマトとにんにくでパスタとか作ると、つい飲みたくなるじゃないですか。ワインの一杯くらい、別に飲んでも支障はないわけです。

でも、さすがのぼくも、スーツ着て昼からワイン飲むのはできませんでした。周囲の目がね…。ランチワインもメニューにあるというのに!

在宅勤務なら、気にする必要ゼロ。ちゃんと仕事をしていれば、誰も咎めません。当たり前ですね。さぁ、あなたも昼から健全にアルコールを楽しみましょう!

旅行・帰省中も仕事できる

「旅をしながら働く」って憧れますよね。

ぼくも憧れてました。

なので、何度かやってみました。「飛騨古川」の古民家に一週間滞在したときのブログをどうぞ。めちゃくちゃよかったなぁ…。

ただまぁ、やってみた感じ、一週間程度の滞在だとけっこう疲れます。何度か通って慣れている場所ならいいんでしょうけど、見知らぬ場所に一週間というのは、あっという間に過ぎ去りますね。

旅行先で仕事を本格的にしたいなら、1~2ヶ月滞在すべきだと感じています。

帰省時にも変わらず仕事ができるのも、大きなメリットです。たとえば「突然、遠方の家族が体調を崩した」としても、仕事をしながら対応することができます。帰省する機会が多い方は、在宅勤務のメリットを強く実感できるはず。

コストカットになる

在宅で働くことにより、種々のコストを削減できます。

・交通費(定期券が不要に!)
・オフィス代(地代、水道光熱費、備品etc…)
・食費(外食をしなくなる)
・衣服費、クリーニング代

在宅で仕事を始めると、「日本のサラリーマンたちがいかに無駄なコストを払っているか」が肌感覚でわかります。日本社会は、実は「無駄」によって成り立っているという…。

10人程度の小さな会社が、オフィス代に毎月何十万もかけるのは、ほんとうにアホだなぁ、と思います。そのコストを削減すれば、もっと大きなことができますよ。

唯一のデメリットは「働きすぎること」

気になる「デメリット」ですが…在宅勤務って、働きすぎるんですよ。

わかってないおっさんとかは「在宅勤務にするとサボる社員が出てくる!」とか思い込んでいるみたいですが、それは実は逆です。むしろ、在宅勤務を導入すると、労働時間が長くなります。ほんとこれ、やってみるとわかりますよ。

ほんとよくないんですが、つい、夜中にパソコンを開いちゃったりするんですよ

Amazonで買い物をしていたはずなのに、いつの間にかメールの返信をしていたり…。

あとは、何か閃いたときにパソコン開いて提案資料作り始めちゃったり。気がつくと12時だったり…。

仕事のパフォーマンスは上がるんですが、労働時間は増えまくってしまいます。これは「在宅ワークあるある」なので、今後、問題になってくると思われます。

解決策のひとつは「使うデバイスを変えること」

ぼくは「夜の買い物」はPCではなく、iPad miniでやるようにしています。とにかく「PCを開いたら負け」なので、なるべく本を読むようにしたり。涙ぐましい努力をしております。

そもそも、在宅ワークだと「仕事を始める時間が早くなる」ことを忘れてはいけません

ぼくは朝起きたら、すぐにパソコン開いてブログ書いてます。早起きした日なんかは、7:00には仕事スタートしてます。

ということは!「終わりの時間」も前倒しにすべきなんですよ。在宅勤務に慣れてないと、真面目に夕方5〜6時まで仕事しちゃったりして、消耗していきます。

暖かくなってきて起床時間が早くなってきたので、最近は「8時スタート、16時終わり」くらいにしています。15時過ぎると集中力も切れますしね。

仕事が嫌いだと辛いかもね

これはデメリットではないんですが、自分の仕事が好きじゃないと、在宅勤務は辛い気がします。モチベーション上がらないと思うんですよねぇ。

オフィスに出社することのメリットは、仮にやる気が出なくても、とりあえず会社にいけば「否が応でも、仕事をしなければいけない」というモードに切り替わることです。

家にいると、サボろうと思えばサボれます。ぼくは仕事が好きなんでひたすら文章書きまくってますが、これが嫌々やってる仕事だと、いろいろ後回しにして、ごまかしたりすることになりそう。

在宅ワークは、自分の時間を大切にして、ひたすらパフォーマンスを高めたい人向けのワークスタイルです。

自己管理能力がなかったり、そもそも仕事が好きじゃない人には、あんまり向いていないと思われます。

在宅勤務Q&A

Q:そんなこと言っても、うちは大手金融だから在宅勤務できそうにないんです。

A:古い業界だと、当面は在宅ワークは許可されないでしょうね。大人しく転職しましょう。

在宅勤務OKの会社が掲載されている「PARAFT」を見るとか、リクナビネクストで「在宅勤務」とかで検索するときっかけがつかめるかも。

Q:在宅が向いてない仕事もあるんじゃない?

A:そういう考え方が古いと思うんですよね〜。どんな業務もリモートにすることはできると思いますよ。やり方の問題であって、業種や仕事内容の問題ではないと考えている派です。

Q:チームのコミュニケーションはどうするの?

A:ここを考えるのが楽しいですね!うちは独立した個人の集まりですが、Slackをメインで使ってます。

リモートで働く人たちの仕事を助けるツールは、これから続々と出てくると思います。答えを探っていく好奇心がある人にこそ、在宅ワークは向いています。

Q:在宅ワークしたいけど、上司の理解が得られません。

A:会社をやめましょう。古い人にはわからない話です。

Q:家で仕事をすると、どうしても集中力が落ちます。

A:コストはかかりますが、コワーキングスペースやカフェで仕事をしましょう。なんなら自分でスペースを作ってしまうのもありです。

総じていえるのは「在宅ワークは新しい働き方であり、個人としても、組織としても手探りで始めることになる」ということですかね。

特に「大きな組織で在宅ワークをどうマネジメントするか」は、未成熟なテーマだと思います。個人だと話は早いんですけどね。

在宅ワークを始めるなら、この本を読んでおこう

リモートワークで会社を経営している「37 signals」の著書。

これコンパクトに注意点やメリットがまとまっているので、とてもおすすめです。海外は進んでますねぇ。

オフィスは非効率、通勤はただの苦痛。デスクに縛られては、発想も凝り固まる。世界は狭く、市場は広い。もっと外に目を向けよ――『小さなチーム、大きな仕事』著者による最新作!

どこにいても世界中の人と簡単にコミュニケーションできるのに、なぜオフィスが必要?人生の大切な時間を通勤に費やすのはナンセンス!優秀な人材と一緒に働きたければ、物理的距離なんて関係ない!

前作『小さなチーム、大きな仕事』で圧倒的な支持を集めたカリスマ経営者たちが、今回取り上げたのは「リモートワーク」。

世界に散らばる36人の社員を率いて、数百万人ものユーザーにサービスを届けている彼らが、新しい時代にふさわしい働き方を伝授する。会社や組織にまつわる固定観念が、徹底的にくつがえる!

出典 https://www.amazon.co.jp

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