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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
香水などの強いにおいで気分が悪くなったり、頭痛が起こったことはありませんか? あるいは反対の立場で、自分のつけている香水で、まわりの人に不快そうになったことはありませんか?

今回のテーマは、香水を好んでつけている方にも知っていただきたい「においで気分が悪くなる」という現象についてです。医師に詳しく聞いてみました。

Q.香水や強烈なにおいで頭痛が起こるのはなぜですか?

においが頭痛を引き起こすメカニズムは、はっきりとは分かっていません。
もともと偏頭痛(片頭痛)を持っている方が、体質に合わない匂いをかぐと頭痛が起こることが多いようです。

また『化学物質過敏症』でも、匂いとして感じる微量な化学物質に反応して頭痛が起こることがあります。

Q.においで吐き気やめまいが起こるのはなぜですか?

偏頭痛では、におい・音・光にも過敏になり、頭痛以外では、吐き気・めまいが生じることがあります。
化学物質過敏症でも頭痛、吐き気、気分不良が生じます。

また、不快なにおいについて、タバコのにおいも問題になっています。
タバコの煙のついた衣服や髪が有害物質を発散し、それによって受動喫煙が生じる「三次喫煙」の可能性も報告されています。

ベランダで喫煙する場合、上や両隣の部屋に迷惑がかかっていることがあります。また換気扇の下で喫煙する場合、換気扇の風がどこに向かっているか気に留めるといいですね。

Q.においが原因の頭痛、症状を緩和させる方法はありますか?

できるだけにおいから遠い場所に移動し、深呼吸をしてリフレッシュしましょう。

移動できない場合、においは音や光とは違い、空気中を漂うので逃げることが難しいものですが、マスクをしたり、鼻ではなく口で呼吸をするといいでしょう。

また、ハンカチやガーゼに自分にとって気持ちのいいアロマオイルをしみこませておき、口や鼻を覆うといいかもしれません。一般的に、頭痛を和らげる効果があるといわれるアロマオイルには、ユーカリ、レモン、ベルガモット、ローズマリー、ラベンダー、ミント、カモミールなどがあります。自分にあった香りを試してみてはいかがでしょうか。

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Q.香水以外の外的要因で、同じような頭痛を起こすものはありますか?

うるさい音、まぶしい光によって頭痛が起こることがあります。

化学物質過敏症では、香水以外にも殺虫剤、灯油、シンナー、接着剤、筆記用具、印刷物のインクにも反応することがあります。

最後に医師からアドバイス

これから梅雨や夏が来ると、汗のにおいを消すために香水を使うかたが増える時期かもしれないですね。
食事時や満員電車では特に、強い香水のにおいは他人に迷惑をかけることがあります。また、香りつきの柔軟剤や洗濯洗剤、整髪料も、香水同様、不快に感じ、具合が悪くなる人がいるかもしれません。

においのTPOを心がけて、思いやりを持りましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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