記事提供:LITALICO 発達ナビ

小学校に入りだんだん色々と問題が起き、発達障害があることが分かり…そんな中息子はこんな事を考えていました。

学校生活の中で苦しんでいた息子

息子が小学校1年生か2年生くらいのことでした。

「みんなと同じになりたい」と言って号泣したことがありました。

入学して半年経った頃から、なんとなく自分で「違和感」を感じていた息子。

だんだんとトラブルが増えてきたり、皆と比べてできないこともチラホラでてきたり、そんな時期だったと思います。

私は、彼とじっくり話をしてみることにしました。

「みんなちがってみんないい?」

息子:「みんな何か楽しそうにしてるのに、何が楽しいのか分からないし、オレが同じことやってみても文句しか言われない。

ちょっとみんなと違う事をしたり、ちょっと間違えたり、できなかったらギャーギャーうるさく言われるし…」

確かに、ふざけてウケたことを「今じゃない」というタイミングでやっていたり、授業中の課題を自分で思いついたアイデアから自己流でやっていたりした息子。

クラスメイトからの注意を事あるごとに浴びていました。

さらに話を聞いていくと、

息子:みんなちがってみんないいって、前はいい言葉だって思ってたけど、学校だとちょっと違うことしたら注意されたり大騒ぎになるのにさ。

道徳とかの時間になったらみんなで一斉に『みんなちがってみんないい』って言うんだぜ?バカみたいだ!」

それを聞いた私は「おおお~!こういうことに気付くようになったんだね!」と内心感動の嵐でした!

私:「そっかー。何だか大変ね。でもママは、君は君のままでいいって思うな。

できないのも君、みんなより得意なことがあるのも君。

みんなと一緒になってしまったら、君は君ではなくなるでしょう?

ママはさ、そのままで君は素晴らしいと思ってるんだよね~」と、気持ちを伝えてみました。

私自身「できないこと=恥ずかしい・怒られる」という考え方の元で育ちました。

それと同時に「認められたい一心」で自分の気持ちを無視してがんばってしまい、その結果、鬱も経験。

やはり「出来ない部分も含め自分自身を認める」大切さや、二次障害の怖さを思うと、どうしても出来ない事を無理にがんばらせることに必要性を感じません。

とにかく息子には自分自身を好きでいてほしかったのです。

できないことはダメなこと?

息子:「でも、できないのはやっぱりダメなんじゃないの?」

まだモヤモヤが残る彼が最後にそう聞いてきたので、私も一生懸命、でも率直に答えていくことにしました。

私:「別にできようができまいが、ママは君が大好きだし、さっきも言ったようにそのままでいいと思ってる。

できる人もいればできない人もいて、時にはそれぞれ逆の立場になる事だってあるよね?
がんばってもできないことはできる人や道具に助けてもらえばいいと思わない?

助けて!手伝って!って言うのは、ママでも勇気がいるけど、自分がそう言われた時にそんなに嫌だと思うかな?」

息子:「ううん、まぁ…普通にやるな。別に俺ができることなんだったら、俺は辛くないし…」

客観的な立場を想定して話すことで、息子は「できない自分」を、ほんの少し受け止めることができるようになったようでした。

生き生きと過ごしている息子

彼自身が「できない自分」や「みんなとはちょっと違う自分」を受け入れること、そして家族がそれを認めているということを伝えられるきっかけになった出来事でした。

あの時、言葉にしてしっかり話し合えたことが、今現在の生き生きした息子の姿に繋がっているのだと思います。

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