記事提供:AbemaTIMES

昨今、妊娠中であることを示す「マタニティマーク」をつけることに対して萎縮する妊婦が増えているという。

周りから「席を譲ってもらいたいのか?」「妊娠したことを自慢したいのか?」「妊婦はそんなに偉いのか?」などと白い目で見られるというのだ。

これに対し、11日に放送されたAbemaTVの報道番組『みのもんたのよるバズ!』で、MCのみのもんた氏(71)は「なに妊娠してるんだ、この野郎!甘えるな!と言われる。情けないね。政治が腐敗するとこうなる」と嘆いた。

マタニティマークが誕生したのは2006年のこと。厚生労働省によると認知度は46%だという。ただし近年、マークの認知度が高まるとともに前述の通り深刻な問題が発生しているそうだ。

2015年にミキハウス子育て総研が482人を対象に調べた調査によると、マタニティマークを「付けた」が48.7%で「最初付けていなかったが途中から付けた」が7.5%、「最初付けていたが途中で外した」が11.3%、「付けなかった」が32.5%となった。

マタニティマークが入ったグッズを扱う会社では、個人の申し込みが減っている現状もある。「健康な状態なのになぜ優遇しなくてはいけないの?」と疑問を持たれているのだという。

これに対し、番組では「妊婦が恐る恐る過ごす社会、おかしくない?」という疑問が投げかけられた。

こうした状況に、保育問題について様々な取材をしてきたウーマンズ・ラウンジ代表の藤村美里氏はこう語る。藤村氏はフジテレビで情報番組のディレクターを務めた経験を持つ。

「私も正直ここまでとは思っていなくて…。番組企画でリサーチをして、思っていたよりも酷い状況だと妊婦の声から分かって驚きました。

働くママの企画をやってきたので、多くのママの声を聞きましたが、怖い思いをした人が簡単に見つかりました。この状況がおかしいと思いました」

本来、こういうマークが無くては妊娠だとは分からないため、配慮の輪が広がることを目指してマークは作られた。それなのにマークをつける側が遠慮する状況を藤村氏はどう考えているのか?

「日本にいるとバスも電車も時間ピッタリで素晴らしいです。でも、パーフェクトではない妊婦や子供に対して、冷たい雰囲気がある。

マタニティマークは『譲って下さい』ということではなく、急に倒れたりした時に、周りの人や救急隊員に妊婦であることを伝えるマーク。妊婦が自発的につけないのはおかしいです」

出産経験のある漫画家・倉田真由美氏は「私もつけなかった。親切を強要するっていう風に誤解されたくなかったんですよ。

親切をしてくださいという意味ではないのに『親切してほしいのかよ』という風に解釈される。車に『赤ちゃんが乗ってますよ』というマークも同じ。『なんだよ、道を譲ってほしいのかよ』と思われる。

事故の時に『赤ちゃんも乗っているので助けて』という意味もあるのですよね。意外と一面しか知らない人が多いんですよね」

藤村氏は「妊娠は病気ではありません。だから席を簡単に譲らないということではないのでは。妊娠は病気ではないから薬が効かない。だから大事にしなくてはいけない、という意味なのに、今はそうではない感じになっています」と語った。

倉田氏は、「妊婦って、見る人によってはなんでもかんでも持ってて幸せなんでしょ?となってしまう。妊娠が幸せの象徴と思って、ひがむ気持ちを持ったりすることもあり、弱者として捉えられないんですよ。悲しいですよね。

譲ってくれるのは、出産経験ありそうな女性。男性が譲ってくれない。譲ってくれなくてもいいですよ。私も元気な妊婦だったけど、譲ってもらうと嬉しい気持ちになるよね」と、同様に配慮を強制しているわけではないと説明した。

それらの意見を聞いたみの氏は「現在の日本の男性がだらしない」と『喝』を入れていた。

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