記事提供:LITALICO 発達ナビ

子どもが不登校になったら真っ先に矢面に立たされるのがお母さん。

学校からは「何とか登校させるように」、夫からは「お前が甘やかすからだ」、自分の親からも「これからどうするつもり?!」と四方八方から責められ、近所のうわさにも参ってしまい、ポロポロと涙をこぼすお母さんをたくさん見てきました。

お母さんの心を守る秘訣は何でしょうか?

学校からの電話で心が削られていく…

私の娘は小2の3学期から不登校になりました。

子どもが不登校になると、家族や世間からの反応で心が押しつぶされそうになる親御さんも多いかと思います。

そうした親御さんの心が、少しでも楽になればと思い、私が取り組んできた活動をご紹介します。

娘が登校をしぶりはじめて、一番つらかったのが「行けるか?行けないか?」という五月雨登校になったとき。

毎朝「今日は行けるのだろうか」と期待してはがっかりしていたのを覚えています。

学校もこの時期が1番熱心に働きかけていました。

休めば必ず電話があり、週に何度も家に訪ねてきました。

その対応に心が削られて、ますます私の心は不安定になっていきました。

我が家の場合、不登校になりかけた時期に子どもが児童精神科を受診しました。

最初は発達障害とは疑いもされず「分離不安症」「心身症」という診断でした。

病院にかかっているというのは「励ませば、頑張れば行けるだろう」と考えてくれていた学校を納得させるのに、1番合っていた方法だと思いました。

しばらく登校しないと決めたとき、主治医に意見書を書いてもらったおかげで、とりあえず学校には納得してもらえました。

電話や訪問も止まり、電話連絡も不要になっただけでずいぶん気持ちが楽になりましたよ。

医師の意見書というのはかなりパワーがあるのでおすすめです。

悩みを話せる場所はどこにある?

子どもが不登校になって、最初にやることといえば、ネットでいろいろ調べることではないでしょうか?

私もそうでした。

その時気をつけたいのは、不登校に関してはいろいろな考え方があるので、

・読んでいて共感できる

・読んでいてホッとできる

サイトを見つけるということです。

そういうサイトを1つ見つけたら、そこのブックマークをたどっていろいろな情報を得ることができます。

また、掲示板も良心的なところがあるので利用してみるのもいいかもしれません。

あとは、できるだけいろいろなところで悩みを話せる場を見つけること

私は病院の先生、娘のカウンセラーにずいぶん助けられました。

また、自分自身がつらいようでしたら精神科にかかりカウンセリングを受けるのもおすすめです。

自分のカウンセラーには毒も吐きやすいですからね。

一番おすすめなのは親の会です。

私が親の会に行く気持ちになれたのは、娘が学校へ行かなくなって2年近く経ってからでした。

それまでは同じ立場の人と悩みを話し合う気力もなかったからです。

初めて行って、緊張しながらも話してみて思ったのは「こんなに無条件に私の話を受け入れてくれるところは初めて!」という気持ち。

みんな同じ悩みを抱えているので、ここに来て初めて泣きじゃくる人も多いそうです。

いろいろな年代の人がいるので、「将来はこんな道があるんだ」というお手本を見せてもらったり、インターネットではなかなか知ることができないことまで教えてもらったりできるので、きっと助けになりますよ。

とにかくいろいろな場につながって、思いを吐き出すのが心の健康を保つコツです。

家族の理解を得るには

不登校の親の会では「父親の理解が得られない」「子どもと父親がうまくいかない」という話題をよく耳にします。

親の会でもこの問題は重く見ていて、おやじの会を開いたり、父親講座を開いたりと取り組んでいる状況です。

父親というのは「俺も嫌になることはあるけど、頑張って毎日働いているのに」という思いを持っている方が多いようです。

だから余計に受け入れることが難しいのかもしれません。

祖父母もなかなか手ごわいです。

「学校は必ず行くもの」という価値観が親世代より強く、世間体を気にし、そのうえ孫への愛情も絡んでくるので容赦なく口出ししてきます。

私は実の親だけでしたが、それでもしばらく距離を置かないと、気持ちが耐えられませんでした。

理解の難しい人たちには、新聞やテレビ番組で不登校が取り上げられたときに、その記事や番組と一緒に話題にすると、効果があります。

祖父母も新聞やテレビで見るたびに、「ほかにもこういう子がたくさんいるのねぇ」と少しずつ納得していきました。

父親を納得させるのはなかなかの難関のようですが、病院に一緒に行ったり、相談機関に一緒にいったりして他人目線の意見を聞いてもらうのが効果的かもしれません。

自分の生活も大切に

最後に、どうか自分の普段の生活を大切にしてほしいと思います。

疲れたら休む、一人の時間を過ごす、好きなことをする、おいしいものを食べる。

こうした日常の小さな喜びを紡ぎながら過ごしていくことが、お母さんにもお子さんにも一番大切なことだと思います。

どんな子育てにもいつか終わりはきます。

その日を信じて力を抜いていきましょう。

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