外に出た猫は一体どこへ行っているの?

出典筆者の猫 マイロ

猫を飼ったことがある人なら、この疑問を持ったことがあるはず。家の中から一歩も出ない猫ちゃんもいますが、たいていの猫は、外に出たがるものです。

裏庭や家の周りから、離れることはないだろうと思っている人も多いと思います。

今回、オーストラリア政府の関連機関が、猫にGPSを装着して行動を追跡するという試みを行いました。

使用されたGPS

出典 http://www.abc.net.au

GPSそのものは小さめですが、体に括りつける形になるので、動きに邪魔で嫌がる猫が多かったのも納得。

出典 http://www.abc.net.au

30人のボランティアが選ばれて、それぞれの飼い猫と一緒に調査にさんかすることになりました。しかし、その中の13匹は、GPSを装着されるのを嫌がったため、不参加。残りの17匹で開始されました。

左の男性Stephen Barnesは7匹の猫のうち、SemiとSquidの2匹を調査に参加させました。

「うちの猫は、ベッドや窓際でいつも居眠りしてるから、外にどこにも行きゃしないよ。家の近くに居るだろうね。」
こう語っていたStephenさんは、結果に驚愕することになるのです。

家の周りから 離れないと思っていたSemiが・・・

出典 http://www.boredpanda.com

なんと森の中に入って山を登って行ったり、高校に立ち寄ったり、交通量が激しいメインストリートを横切ったりしていたことが判明。

かなりの距離を移動していますね。山の上まで行っていたとは、本当にびっくりします。

比較的近場にいる猫

出典 http://www.abc.net.au

ほとんど家の周りにいたようです。時々数百メートル離れた場所に移動したのは、何かを追いかけていたのでしょうか。

この猫もほとんど家の周りに滞在

出典 http://mashable.com

50メートルも離れない近場で過ごしているようです。

なぜか とんでもなく遠くへ!

出典 http://www.boredpanda.com

傾向として、自宅近辺から急に遠くに行くことがあるようです。

この猫は 学校?公園?やはり2度だけ遠出

出典 http://mashable.com

いったい何を求め遠くまで、交通量の激しい道を越えて出かけているのでしょうか。この調査を手掛けたEvansさんの予想では、学校に夜遅く出かけていたのは、もしかするとごみ箱の中の食べ物を探していたか、ねずみを追いかけていったか・・・?あくまで予想ですが、本当のところを知りたいような知りたくないような。

出典 YouTube

同じような試みを個人で行っていた人がいます。

出典 http://spectrum.ieee.org

Mark Spezioさんと猫のKooKooちゃんです。2009年、まだ市販のGPSが無かったころ、小型のGPSを手作りしてKooKooちゃんに装着してみました。

首につけたGPS

出典 http://spectrum.ieee.org

PCで動きを確認

出典 http://spectrum.ieee.org

約12時間で8キロ程度動いていたことになります。かなりの距離ですね。

KooKooが長時間過ごして居た場所とは?

出典 http://spectrum.ieee.org

住宅地や道路から流れた雨水を貯める貯水池で長い時間を過ごして居たことが発覚します。ここは草木が茂っている場所で、ねずみやリスのような小動物が多く生息しているためKooKooにとっては格好のハンティングの場所だったと推測されます。

なるほど。飼い猫がまさかこんなところで狩りをしていたとは!GPSを追跡して貯水池に現れたMarkさんが呼ぶとKooKooがどこからともなく現れました。KooKooにとっては、「どうしてここにいるのがわかったの?」という感じだったかもしれません。

先に紹介したオーストラリアで検証に参加したStephenさんは、猫たちの行動範囲を観て以来、午後2時には家に入れてよほどのことがない限り外には出さないことに決めたそうです。

交通量の激しい場所で、人々を巻きこむ事故を起こしてはいけないと思ったこと、それから、感染病にかからないため、というのが主な理由です。そして自らもGPSを購入し、それぞれの猫に装着することにしました。飼い主自身の安心と、可愛い猫ちゃんたちの安全を守るため今では安価になったGPSを買い求める人が増えました。

ペット用GPS

出典 http://www.amazon.co.jp

いろいろなメーカーからペット用GPSが市販されています。

筆者にも近所から毎日訪れていた猫がいました。しかし、鷹に狙われたのか、誰かに連れ去られたのかわからないまま行方不明になってしまいました。半年たった今でも、ひょいと戻って来てくれるのではないかと諦めてはいません。

もし、飼い主さんが外に出さなければ、もしGPSを着けていたら?といろいろ考えることはありますが、今回猫たちの行動を見ていると、結局は家から出さない方が良いのかなと思うようになりました。飼い猫を外に半日も出しっぱなしというのは、アメリカでは良く聞く話です。しかし、海外とは住宅事情が違う日本。都会ではもちろんですが、住宅地でも外に出さない人が多い理由が今回わかりました。

こちらが調査を実施した機関のHP

出典 http://centraltablelands.lls.nsw.gov.au

この記事を書いたユーザー

LittleD このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

得意ジャンル
  • 話題
  • 動物
  • グルメ
  • 育児
  • 料理
  • 暮らし
  • カルチャー
  • 感動
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス