■時代は変わった…

長く生きていると、どうしても自分が過ごしてきた時代と今とのギャップを感じざるをえない瞬間というのがやってきますよね。言葉が変わり、文化も変わり、技術も変わり、学校で習った歴史まで変わる。当たり前が当たり前じゃなくなるという瞬間はなんだか切ないものです。

そして、そんな時代の変化をしみじみ感じさせるような話が、またしてもTwitterを中心に盛り上がっています。

■それは「ある大ヒット曲」の歌詞に関して

宇多田ヒカルさんの「Automatic」

出典 http://girlschannel.net

出典 YouTube

こちらは公式の動画。

宇多田ヒカルさんのデビュー曲「Automatic」。我々アラサー世代にとっては伝説の曲ですね。累計出荷枚数は255万枚を越えるなど、当時は本当に話題になりました。

そんな同曲の歌い出し直後の歌詞。その内容が大きな話題になっているんです。きっかけとなったのは「くろみや」さんによるあるツイート。

「7回目のベル※1で受話器※2を取った君 名前を言わなくても声ですぐ分かってくれる※3」

出典 https://twitter.com

「7回目のベルで受話器を取った君 名前を言わなくてもすぐ声でわかってくれる」

おそらく我々世代は、このフレーズを見るだけでメロディが頭に浮かぶことでしょう。しかし、この短い歌詞で3回も注釈が…

■この文章に次いで各注釈の説明が

※1 7回目の”ベル”

出典 http://dorama-eiga64.blog.so-net.ne.jp

※1 昔の着信音や呼び出し音のこと。この場合は呼び出し音。

出典 https://twitter.com

確かに今はもう「着信音」としか言いませんので、ベルなんて言葉は使いませんね。

※2 ”受話器を取った”君

Licensed by gettyimages ®

※2 昔の電話についていた、通話時に本体から取り外し耳に当てる部分。

出典 https://twitter.com

もう固定電話が家にあるケースが減ってきました。社会に出れば、多くの会社に受話器付きの電話が当たり前に置いてありますが、若いうちは分からないかもしれませんね。そもそも、携帯電話の普及で公衆電話も減り、その使い方がわからないという方も多くなってきたと聞きますし…

※3 ”名前を言わなくても声ですぐ分かってくれる”

出典 http://www.yama-kk.com

※3 昔の電話は着信時に相手は表示されなかった。

出典 https://twitter.com

正直、※1と※2はまだまだ通じるケースが多いと思うんですが、もしかするとこれが一番ハッとさせる事かも知れません。

そうですよね、今の電話は固定も携帯も、当たり前に相手の電話番号(登録されていたら名前)が表示されますからね。この技術が取り入れられた当時は”ナンバーディスプレイ”という真新しいフレーズをよく聞きましたが、今はもうそんなの普通です…。

実際のツイートがこちら

その直後のツイート

まだ最新のアーティストの部類に入ると勝手に考えていた宇多田ヒカルさん。その彼女の曲でさえ、こんなに注釈が必要という現実を目の当たりにさせられました…

■このツイートが大反響

まじか…

Licensed by gettyimages ®

つらい…

通じないだと…?

※1、※2はまだ通じると思うんですよ…。でも※3は本当に意味が通じないかも…

目を背けたくなる残酷な現実です。

受け入れられない人続出です。

18年…

恐ろしい!!

家の電話って…

私は高校生でしたが、一人暮らしに家電話を引くなんてない話でしたね。

こうすれば通じる!

ベル=着信音
受話器を取る=通話ボタン(パネル)を押す
声でわかる=電話帳未登録だったけど、声でわかった


なるほど、これなら通じる。

古文みたいなもんか…

出典 http://www.all-nationz.com

なんだかよりショックな例え。

■この手の話によく出てくる歌といえば

国武万里さんの「ポケベルが鳴らなくて」

出典 http://page6.auctions.yahoo.co.jp

そうですよね。私もこういうジェネレーションギャップで語られる曲としてはこのイメージがありあました。ポケベルって何??とよく話題になっていた記憶がありますが…。

我々アラサー世代にとって、つい最近の現役アーティストと思っていた宇多田ヒカルさんの名曲までもが、そういう扱いをされる時代になってしまったんですね。

更に上の世代の方、「ポケベルが鳴らなくて」をネタに笑って申し訳御座いませんでした…。

最終的に…

テクノロジーや文化や言葉に依存した表現ではなく、自分自身の状態を伝える普遍的な歌詞。なるほど、つまり西野カナ最強ということでしょうか。


それにしても、本当に時代というのはいつの間にか流れていっているんですね…。

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