夫の仕事と私の仕事

夫の家は先祖代々大工で、夫で5代目。初代は、明治時代から大工を始めたそうです。工務店経営をしていて、私は広報担当です。家の写真を撮ったり、ブログを書いたりしています。

以前は、器を作る益子焼の窯元に勤めていました。長女が誕生し、職場復帰したのですが、2人目の妊娠や様々な理由から、夫の仕事を手伝うことに決めました。

夫の手助けになるならばと、全くできなかったパソコン教室に通い、もっと上手に家の写真を撮りたいと、写真教室に通いました。私がやりたいと言ったことは、夫は、なんでも、やらせてくれました。

仕事の合間に、ボランティアをしたり、小学校の行事にも、なるべく参加しています。これが、自営業じゃなかったら、子供の行事には、あまり参加できなかったでしょう。

扶養の範囲内で、お給料をいただいて、このお給料に見合った働きを、私はしているのか?自問自答することもあります。そんな気持ちが苦しくて、あまり学校行事に参加せず、フルタイムで、働いたこともあります。

働いても、お給料は同じ。仕事も大事だけど、子供達の行事も参加したい。時々、思う、時給にして欲しいと。経理が苦手な私は、同じお給料で、優秀な人を雇った方が良いのでは?そう思ったりもしました。そんな時でした。夕飯を食べながら、子供達が、何気なく質問してきました。

出典Satomi Nakano

我が家の子供達。



「パパとママのお給料っていくらなの?」

何気ない、子供の質問です。なんと答えていいか、わからなくて、私はだまってしまいました。「パパは、家族の為に、いっぱい稼いできてくれているよ。でも、ママは、少ししか働いていないよ。」「パパは〇万円だよ。でもママは△万円だよ。」

なんと答えればよいのでしょう。そして、子供達からの、返事が怖かったりもしました。
「ママ、少ないね。」「仕事、できないからなの?」とか…スゴイとも、ダメとも思われたくない。なんと、答えればいいの?

「パパのお給料と、ママのお給料を足して、半分にしたのが、パパとママのお給料だよ。」

夫が、すかざず、子供達に言っていました。もちろん、実際はそうではないのですが、半分というその気持ちが嬉しかったです。家事や、子育てなど、いろんなことをひっくるめて、半分だよって言ってくれているような気がしました。

たぶん、私が専業主婦でも、同じように言ったんじゃないかな。そんなふうに想ってくれているからこそ、私のできる範囲で、頑張ろうって思いました。誰もダメとは言っていないのに、私ってダメだなって、自分が思っていました。夫は、そうは思ってはいなかった。いつも、認めてくれていたんだ。

ポロッと出る、何気ない一言。つい本音が出ちゃった一言。夫婦間の大事な一言。こんな何気ない場面に、相手が私のことを、どう思っているのかが、出るのだと思いました。私も、夫に、「感謝の言葉」を返しているのでしょうか。

「相手が喜ぶ言葉」を、言ってあげているでしょうか。相手に、求めているばかりではないでしょうか。夫が答えた言葉に、とても考えさせられました。

出典Satomi Nakano

夫の仕事は、誰かが幸せをはぐくむ場所を作ること。とても、幸せな仕事です。

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