ネットの炎上沙汰は、今この時点でもどこかで起きているかもしれません。
いわゆる炎上商法を除けば、炎上ずる原因は大きく2つあります。
 (1)炎上好きの歪んだ妄想から発生する場合
 (2)発信者自身に原因がある場合

(1)については、残念ながら「投稿しない」以外、防ぐ手段が見当たりません。
今回は(2)について、投稿前に心掛けたいことを提案したいと思います。

■人生をダメにしないために

グリー(GREE)の小木曽健さんは、学生や企業向けに、炎上を起こさないための方法を講演しておられます。その数、年300回!

出典 http://withnews.jp

小木曽さんは、教訓として3つのことをおっしゃっています。

・インターネットは、世界中に公開される。

インターネットにものを書く、ということは、関わりのない人に内容が見られるということ。
渋谷の交差点で情報をボードで掲げても、通る人は1日たった40万人。しかもボードを下ろすことができる。でも、インターネットは違う。一度あげたら二度と下ろせません。全世界に公開され続けます。

位置情報が残ったまま公開している
部屋の写真、キャラ弁、ペット。
これは、自分自身の情報を発信していることに他ならない。
大事な人にも、「ばれても構わない」と言えますか。

玄関ドアに貼りだせますか

投稿する内容を玄関に貼りだせますか。
それができないなら、投稿するべきでない。
できるなら、どんな内容でも炎上しません。

■炎上させた後、された後

小木曽さんは、教訓とともに、かつて炎上を引き起こされた後の、引き起こした後の、大変悲惨な話もありました。

出典 http://withnews.jp

・店員の愚行により、9年の苦労が消滅

高知のコンビニで、アイスクリームを販売する冷蔵ケースの中で寝そべる写真を、フェイスブックに投稿、炎上する事件がありました。
コンビニチェーンは、新聞記事が出る2日後のその前に、当該の店を潰しました。
オーナーから見れば、9年間守ったものを、たった2日で潰されたことになります

・過去に起こした炎上障害になる。

炎上事件を起こして再起を図る中学生。
愚行を反省して一念発起し推薦を取ったが、タレコミによって炎上事件が発覚し、推薦が取り消された

炎上を起こした20代の女性。
相手の親戚の調査で炎上事件を起こしたことが明るみになり、結婚を断られる

こんなことが日本中で起きている

■ツイッターの意見

ツイッターに投稿された意見を掲載していきます。

ひとときの快楽で投稿して、そのときはそれで良くても、それだけで済まなくなることもあります。

規制も注意も必要です。

距離はわからないけど、とても身近にある恐怖。

小学校でプログラミングを学習という話があります。
プログラミングより、ネット上の道徳的なことを教えるのが先な気がします。

批判的なことほど、気を付けて出す必要があると実感しています。(自戒)

詐欺に代表されるように「自分は大丈夫」と思っている人が大勢いるということ。

意見の中で少数ではありますが、意図的に炎上させる側の問題や、誤爆(誤って投稿した内容が炎上)に関する意見がありました。

本質的には投稿側より炎上させる側への規制のほうが大事だと思うのですが、「放火」「延焼」を防ぐ手立てが見当たらないという残念な現実があります。だからこその講演なのでしょうね。

若い人、中高年、老若男女、みんな知るべき。
この意見が一番多かったです。


問題意識の高い人が多いのは、まだまだ捨てたものではないです。

<その他の意見>
上記とは別に、実際にあった3つのツイートをご紹介。
あえてツイートそのものでなく、内容を編集したうえでお届けします。

●人に迷惑かけたガキが「今はマジメに人生を!すばらしい!」とかならなくなったって話だろ。後々に影響するのはいい傾向じゃないか。
●2ちゃんねらーが悪いって風評はどうなんだ。
●中学校時代、炎上に加担した。炎上は誰かを批判するためではなく、自分が愉快な気持ちを得るためにやる。だから歯止めや容赦が効かない。

■投稿前の心得5つ

小木曽さんやツイッターの意見から、一歩深読みしてみます。

投稿前に、こんなことに気をつけたらいいのでは、と思うことを提案したいと思います。全部守ったから完全に炎上が防げるというわけではないし、私見ではありますが、ある程度の効果は見込めると思います。

【自分はもちろん、誰か・何かに不利益になることは避ける】
 写真や動画や意見を投稿して、関係者が見て、直接的な不利益を被る人がいないか、ちょっとだけ考えてみてください。
 お店の冷蔵庫で悪さをした投稿を載せて、それが関係者の目に留まって、店に迷惑がかからないか、ちょっとだけ考えてください。
 特定の誰か・何かを批判するうえで、甚大な影響を与えてしまわないか、考えてみてください。

【「みんなやってるから問題ない」という考えは捨てる】
一般的に、「赤信号 みんなで渡れば怖くない」は、決していいことではありません。
特に、炎上風景を見て自分も参加しようとか思うのはやめましょう。
それは、誰かを不幸に貶める行為に参画したことになります。

【自分がされて嫌なことは、なるべくしない。
 どうしてもという場合は、直接やりとりする
対象者・物とのいざこざを外に持ち出さない。
どうしても物申したいのなら、SNSでなく、直接やりとりしましょう。

【特定の人に宛てる場合は、電話かメッセージ(メール等)で直接行う】
特定の人に宛てる発言や投稿を、ブログやSNSに上げる人がいます。
一度に伝えられて便利という面もあるかもしれませんが、第三者に見られる危険も考えてください。場合によっては妙な横やりが入ることもあります。
伝えたい方が具体的に特定されているなら、メールでも、メッセージでも、電話でも使って、直接、やりとりをしましょう。

【批判意見は、実名を推察・特定できる表現・行為は最大限に避ける】
何かいやなことがあると、つい愚痴などを投稿することもあるでしょう。私もよくやりますし・・・。あえて否定はしませんが、くれぐれも、自分や相手が特定されるような表現は避けましょう。

また、自分が所有していて自分しか使わないPCや端末での投稿を心がけましょう。
会社支給、家族や友人と共有、第三者との交流で使う、というような端末は、きちんと用途を分けましょう。
どこで監視されているかわかりませんから。公私混同は避けて。

■おわりに

いかがでしたでしょうか。

インターネットの中は、年齢も職業も性別も人種も関係ありません。
良くも悪くも平等です。
だからこそ、使い方をきちんと考える必要があります。

小木曽さんの講義のなかで、過去の炎上沙汰を垂れ込まれるという話は大変驚きました。ツイッターの意見でも、それを問題視される方がいました。

たとえば会社の関係者が採用に際して検索で調べたら引っかかったということであれば、不本意ではありますが納得せざるを得ない部分はあると思います。
しかし、まったく利害のない第三者が、更生しようとしている人の道を潰す権利は、絶対に絶対に、無いはずです

悲しいことに、現状、炎上させようとしている側を規制する手段は、世界中を探しても存在しません。閲覧・返信側のモラルに任せるほかなく、基本的に何をしても一切責任が問われない状態です。

加害者側は自由で被害者側は規制。理不尽な現実です。

ただ、投稿側が防止できる可能性の高い手段は、幸いにして存在します。
氏がおっしゃるように、また記事で提案させていただいたように、ごくごく簡単なことで、炎上ネタを提供するようなマネは大きく防ぐことができます。

インターネットは自由な世界です。
自由な中にも最低限のモラルはあるべきだと思います。

投稿する側はもちろんですが、それを炎上する側にも、そうしたモラルが根付いていくことを願いたいです。

■リンク記事

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