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多くの消費者向けサービスを展開する大手企業で働く花岡さん(仮、男性、28歳)は、いまから数年前、あるクーポンキャンペーンの拡大に四苦八苦していたそうです。

なかなか協力してくれる店舗や企業を増やすことができず、焦る日々。他の営業メンバーも苦戦するなか、当時29歳だった先輩社員の江口さん(仮、男性)がひとり大活躍し見事に穴を埋めていたといいます。

一体江口さんは、どんな手法を使っていたのでしょうか?

合コンには果たすべきミッションがたくさんある

無事にチームの目標が達成した後の打ち上げで花岡さんは、「江口さん本当にすごいですよね。どうやったらあんなにバンバン契約とれるんですか?」と聞きました。

すると江口さんは、こう答えたとのこと。

「特にこれっていう方法はないよ。自分としては、普通に空気読んでコミュニケーションしてるだけかな。ただ、学生時代の合コンの積み重ねがかなり活かされてるなとは思う」

これに花岡さんが「どういうことですか?」と聞いたところ、江口さんは続けました。

「合コンっていうのは、果たさなきゃいけないミッションがたくさんあるじゃん。男と女が交互になるように席を配置するとか、単純に盛り上げるとか、女性陣に2軒目まで来させるとか、終電を逃させるとか。

もちろん、こういうミッションは無理やり果たすんじゃなくて、女の子たちを楽しませながら自然と成し遂げていかなきゃいけない。そのために頭を使ってたのが、営業にもかなり活かされてるよ」

花岡さんはこれを聞き、内心では「合コンのテクニックの話かよ…。本当の営業テクは教えてもらえないのか…」と思ったそうですが、その後に江口さんが話したひとつの事例を聞いて“目からウロコ”だったといいます。

「王様ゲーム」でいかに早く“キス”にもっていくか?

江口さんはそこから、“王様ゲーム”の話をしはじめました。

「学生時代の合コンって、王様ゲームとかするじゃん?で、男子たちは早く『何番と何番がキス!』みたいな指令出したいでしょ?

でも、序盤からそんな指令出したら普通に女性陣に引かれるリスク高いし、かといって徐々にそういう指令が許される雰囲気になるかっていったらそんなこともないのよ。

でも、ある方法を使えば、王様ゲームの2巡目から女性陣も普通に“キス指令”をノリノリで受け入れるようになるんだよね。どんな方法だと思う?」

花岡さんがどう答えるか悩んでいると、江口さんはこう言いました。

「正解は、最初に男同士でキスしちゃえばいいんだよ」

最初に男同士でキス…。一体どういうことでしょうか?

江口さんの解説は、以下のようなものだったそうです。

「男同士で仕組んで誰が何番になったか分かるようにして、最初に王様になった男がバカなフリして『何番と何番がキス!』って言っちゃうの。

そうすると女性陣は、『えー。やだー』って反応をするんだけど、それで当たったのが男同士だった瞬間、かなりウケるんだよね。それで、『当たったんだからちゃんとキスしなよ!』って自分たちから煽り始めるんだよ。

こうなったらもう、キス指令のハードルは一気に下がるよね。女性陣も既にキスを煽っちゃってるからそのノリを受け入れざるを得なくて、キス指令が出しやすくなる。

この後も男同士で番号教え合って仕組んだら下品だし自然じゃないから、それはしないってのも重要なポイントね」

たかが合コン、されど合コン。相手に簡単には受け入れ難いことを要求するという点で、営業と大きく通ずるものがあります。

江口さんは学生時代、幾度も合コンを積み重ね、そのなかで「要求する」だけでなく「それを自然に受け入れさせる」ことに知恵を絞ってきました。その経験が、社会人になって大いに活かされているということですね。

ちなみに、花岡さんいわく、江口さんの現在の奥さんは、学生時代の合コンで出会った女性なのだそうです。

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