子供を虐待する実の親というニュースはこれまで悲しくも数多く目にしてきましたが、このほど米ノースカロライナ州で起こった事件は、同じ子供をもつ親として何ともやりきれなく悲しい気持ちになりました。

障がい児である娘二人に売春を強要していた母親

テレサ・マノーヴァ―(52歳)は15歳と13歳の知的障がいを持つ娘二人に売春を強要し、そのお金でコカインやヘロインなどのドラッグを購入していたのです。元々、少女二人には「お父さんの医療費がいるから」という名目で無理やり売春をさせていたというこの母親。

当時、病気だった父親を救うためには致し方ないと思い母親の言うことを聞き入れていた娘二人。自身の子供が知的障がいであることを利用した極悪犯罪が実の母親によって行われていたのです。娘二人は地元の小児性愛者の犠牲となり、1回なんと日本円で500円から2千円程度という取引で売春をさせられていたというのですから、開いた口が塞がりません。

更には、この母親自身も娘の前で客と性交渉に及んでいたというのです。15歳の長女が拒否した時には、代わりに13歳の次女に客の相手をさせていたというまるで女衒のような母親。父親が病気で亡くなった時に「もうこんなことしなくてもいいのか」と思った二人は母親の売春強要に強い拒否を示しました。

これまでも父の医療費と騙されてドラッグの購入のために利用されていたのですが、さすがに父親が亡くなってしまってからも売春を強要してくる母親に耐えかねて、15歳の長女は警察に通報したことで全てが明るみになったのです。

「父が死んだからもうしなくていいんです。」

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父親が生きていた時も、母親に騙されていたとも知らずに売春させられていた姉妹は、警察でそう言ったそうです。この売春に関わった65歳、67歳、75歳の男も逮捕。逮捕された母親は、娘二人に最後に会った時に「ママが悪いのよ。だからこういうことになったの。」と告白したとか。

テレサは、これから少なくとも20年間の服役義務が課せられるであろうということですが、実の母親の手によって性犯罪の犠牲者となってしまった二人の娘が気の毒でなりません。障がいを持つ人たちは、社会の厳しい風を受けながらも懸命に生きています。

繊細で弱い立場でもある障がい者の親でありながら、子供を守るどころかその弱さを利用して売春をさせるとは言語道断。親の風上にもおけないでしょう。人間の価値や、子育ての意味を全く理解していない母親のもとで育ってきたこの二人の将来を考えると同情を禁じえません。

世の中いろんな虐待が蔓延していますが、自分の子供を利用するために子供を産んだというのはあまりにも可哀想過ぎます。

父親が死に、母親が逮捕となってしまった現在、恐らく福祉のケアが入るかとは思いますが、この姉妹にはこれからも二人で手を取り合ってしっかりと生きていってほしい。20年という刑期はこの母親の心を変えることはできるのでしょうか。2児の母親である以上、テレサには更生してほしいと強く思う筆者です。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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