◆ これ、「鰻の蒲焼」に見えますよね?

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もうすぐ土用の丑の日。今年も鰻、食べたいですよね。ところで、この写真の鰻の蒲焼き、美味しそうだと思いませんか?どこからどう見ても鰻にしか見えませんが…実はコレ、鰻ではないんです。ある食材から作られている、いわゆる「もどき食品」というもの。2014年、TBS系列「WADAIの王国」他、様々なテレビ番組やネットニュースなどで取り上げられ、一躍全国的にその名を知られるようになった商品なんです。

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石川県にあるスギヨという会社の商品である、この鰻の蒲焼もどきな食品。その正体はなんと…かまぼこ!そう、どこからどう見たって鰻の蒲焼にしか見えませんが、実はこれかまぼこで作られています。
実はこのスギヨという会社は、カニカマを世の中に送り出した最初の会社として知られています。北陸は海産物がおいしい地域。舌の肥えた職人たちが作る商品は、もどき食品とは言え見た目も味もクオリティが高く、本物に負けない人気を誇っているのです。

◆ 大人のカニカマ

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カニカマを初めて世の中に送り出したスギヨがつくる、大人のカニカマ。これまでの一般的なカニカマ以上に、より本物に近づけてつくられています。言われないとわからないくらいに、リアル!食べごたえ満点のかに風味かまぼこ、1本丸ごと使えば華やかさも加わり、料理の幅も広がります。カニ酢が添付されていますので、お刺し身としてそのまま食べる事が出来ますよ。

【原材料名】
魚肉、卵白、でん粉、かにエキス、食塩、発酵調味液、鶏卵、植物油、調味料(有機酸等)、トレハロース、加工でん粉、香料、トマト色素、パプリカ色素(原材料の一部に小麦、大豆を含む)【かに酢】(果糖ぶどう糖液糖、醸造酢、しょうゆ、食塩、りんご果汁、調味料(アミノ酸等)、(原材料の一部に小麦を含む))

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もどき食品は海外でも人気?現在、イタリアでは日本のSURIMI(スリミ)が大流行中とのこと。スリミって、すり身の事?いえいえ、実はこれ、「カニカマ」の事なんです。
高級食材である蟹の代用品として、ピザやサラダに大活躍なんだとか。その人気の理由は、おいしさはもちろんの事、お財布にも優しく、またダイエット食品にもなるという事で、今では定番商品となっているようです。

◆ うな蒲ちゃん

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スギヨの代名詞的な商品でもある、うな蒲ちゃん。最近はテレビで取り上げられる事も増えてきました。鰻の蒲焼きに似せたかまぼこは、同社によると約20%が脂質で構成されている鰻の食感に近づけるため、魚のすり身にこんにゃくゼリーを混ぜてとろみを出したそうです。カロリーは本物より抑えられています。
また、見た目を本物の蒲焼きに近づける為、皮にイカスミの色素を混ぜたペースト状のすり身を使用。焼き目を付け、独自のたれで味付けをしました。

スギヨ(七尾市)は、ウナギの蒲焼きを模したかまぼこ「うな蒲(かば)ちゃん」を考案した。近年、漁獲量が激減しているウナギに代わる食材として、20日に市場投入する。同社によると、ウナギは1970年代から全国的に個体数の減少が指摘され始め、養殖用の稚魚の漁獲量はピーク時の約200トンから2013年には5・2トンまで落ち込んだ。品薄感から価格は上昇している。

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【原材料名】
うな蒲ちゃん…魚肉、かば焼きのたれ、植物油、卵白、ぶどう糖、こんにゃく粉、食塩、酵母エキス、糖加工品、加工でん粉、トレハロース、pH調整剤、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、乳化剤、着色料(カラメル、イカ墨)、水酸化Ca、(原材料の一部に小麦、卵、いか、大豆を含む)
蒲焼のたれ…醤油、砂糖、水飴、鰻エキス、ぶどう糖、醗酵調味料、増粘剤(加工デンプン)、(原材料の一部に大豆、小麦を含む)
山椒…山椒、陳皮

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◆ まだある!もどき食品!

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この「もどき食品」ですが、いわゆるコピー食品、疑似食品というもの。最近では様々な商品が開発・販売されており、その完成度の高さは、一見本物と見分けがつかない程。もしかして、あなたも気が付かないうちに口にしているのかも…?

アナログチーズ

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アナログチーズ
牛乳を原料としないチーズのもどき食品です。主に植物油から作られます。本物のチーズにかなり近い食味で、加熱するととろけやすい事から、ピザなどに適しています。ベジタリアン(ヴィーガン)や、牛乳アレルギー患者用の食事に使われるほか、安価な事から一般向けのチーズ代用品としても用いられています。その為、年間10万トンが生産されているドイツでは、消費者には本物のチーズと見分けがつかない事が問題となっている様です。

大豆由来の食品いろいろ

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大豆由来の食品いろいろ
マクロビオティックなどで取り入れられている、いわゆるベジミートはそのほとんどが大豆から作られています。大豆ミート、肉もどきというものですね。
大豆による乳製品の代替 としては、主に豆乳から作られる大豆チーズ、大豆ヨーグルト、大豆アイスクリームなどがあります。日本ではまだ浸透していませんが、海外では専門のメーカーもあるほど。

◆ もどき食品が注目されている理由とは?

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もどき食品が注目されている理由は様々です。たとえばうな蒲ちゃんなどは、人口の増加とともに資源の減少が問題になってきている事から、海の資源の代わりとなるものを…という事で開発された側面も持っています。また、アレルギーや病気による食事制限を受けている人に食事を楽しんで貰う為であったり、様々な食事スタイルに合わせて選択肢を増やす為であったり、その理由はひとつではないのです。

コピー食品(コピーしょくひん)とは、他の食材に似せて、別の食材を用いて作った加工食品。天然の食材が高価で稀少な場合にしばしば製造されるが、病気などによって食物制限がある場合に、代用食として用いられる場合もある。

出典 https://ja.wikipedia.org

代用食としてのコピー食品には、アレルゲンとなる成分を省いたり、特定の栄養素を強化した物、逆に特定の成分を省いた物などがあり、食べた際の味や舌触り・満足感が得られるように工夫されている。

出典 https://ja.wikipedia.org

◆ もどき食品には良い面も悪い面もある

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とは言え、もどき食品はいい事ばかりではないのも事実です。全てのメーカーがそうではありませんが、安さを実現する為に必要以上に食品添加物が加えられていたりする事もあるんだそう。購入する際は裏ラベルを見て原材料をきちんと確認し、自己責任で購入する必要がありますね。

今は、「コピー商品」と呼ばれる場合もあり、好意的に捉えられていない部分があります。しかし、海藻から取り出したアルギン酸ナトリウム水溶液などを原料にした人工イクラや、人工キャビアなども登場しています。偽物というなかれ。確かに本物のイクラやキャビアとして販売されていたらそれは悪意の偽物です。でも、将来、本物が一部の人にしか食べられないものになってしまったら。そう考えると、どんどん研究して欲しいものですね。

出典 https://www.souplass.jp

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とは言え、そもそも昔からある「がんもどき」などは人を騙す為に作られた訳ではなく、「贋物」とは呼ばれていますが、れっきとした伝統食品のひとつでもあるのです。自分に取ってその食品が必要なものなのかどうか、きちんと見極めて美味しい食事をしたいものですね。

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