アフリカのケニア南部からタンザニア北部の遊牧民、マサイ族をみなさんもテレビなどで目にしたことがあるでしょう。牛や山羊など一家の財産でもある家畜動物と共に遊牧しながらの生活をするのが一般的ですが、現在は一部のマサイ族は都市に住み、観光ガイドや密猟監視員などの仕事を持っている人もいるそうです。

マサイ族と結婚した永松真紀さん

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2005年にマサイ族の男性と結婚し、第二夫人になった永松真紀さんが日本では有名ですが、日本人のためにケニアでツアーガイドをしている永松さんは家族と共に大自然の中で暮らしています。

雄大なアフリカの大自然の中で暮らすということに憧れる先進国の女性は永松さんだけではないようです。こちらのイギリス人女性もアフリカの自由で唯一無二の文化やライフスタイルに魅せられた一人。

劇場ボランティアをしていたレベッカさん

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レベッカ・オブライアンさん(26歳)はノーリッチの劇場でダンサーをしていたマサイ族のレンペーザさん(40歳)と恋に落ちたのが2012年。翌年にレンペーザさんと結婚しケニアに移住したレベッカさんでしたが、レンペーザさんには既にケニアに第一夫人がいました。

イギリスでダンサーをしていたとはいえレンペーザさんは英語がほとんど話せず、レベッカさんもまたマサイ族の言葉など知りもしませんでした。それでもジェスチャーで会話をすることで愛が実ったのか第二夫人としてケニアで暮らすことになったのですが、3年後に破局。

その後イギリスに戻ると思いきや、レベッカさんはなんとレンペーザさんの19歳の長男と恋仲になってしまったのです。レベッカさんによると、この結果に至るまでにはいろいろな出来事があったとメディアで話しています。

というのも、レンペーザさんの第一夫人であったジョイスさんが薬の過剰摂取により自殺をしてしまい、子供たちは母親を失う事に。その原因はレベッカさんにあると村人たちからは激しい非難を受けたそう。

第一、第二夫人を持つことはマサイ族では一般的とはいえ、同じ部族ではない海外からの女性を受け入れることにやはり抵抗があったのでしょう。ジョイスさんの死をきっかけに家族同様の村人たちとレベッカさんの間に亀裂が入ってしまったのです。

しかも、レンペーザさんと別れた後に彼の子供を妊娠していることを知ったレベッカさんは、イギリスに戻り娘を出産するも6週間で失くすという辛い経験をしたのです。それでもアフリカ好きのレベッカさんは、そのままイギリスで傷を癒すことよりも大好きなマサイ族の家族に囲まれて暮らしたいと切望。

薬物過剰摂取で事故死してしまった第一夫人のジョイスさんには5人の子供がいました。村人に批判されても、その子供たちに会いたいという気持ちが強くケニアに戻ったレベッカさん。精神的に弱っていたレベッカさんを特に母親のように慕っていたのが、レンペーザさんの19歳の長男ローレンスでした。

その後、まだ学生であった彼とレベッカさんは継母と子供という枠を超えてただならぬ仲になってしまったのです。やがてレベッカさんはローレンスとの間に子供を妊娠。レンペーザさんとは別れているとはいえ、元夫の子供との間に子供を儲けるということは近親相姦ではなくてもレンペーザさんにとっては許し難かったようです。

ローレンスとの間に生まれた子供はどうなるのか…

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子供ができたことを知ったローレンスは大喜びだったそう。その後、出産のためにイギリスに戻ってきたレベッカさんですが、ローレンスはやがてお金の無心をするように。いくらか渡したものの子育てをしていくためにローレンスの無心を断ったレベッカさん。このままでは子供は自分一人で育てていくしかないと今は心を決めているそう。

ローレンスはまだ学生気分が抜けず、レベッカさんとの間に生まれたキートという息子に対しても「父親」という自覚が薄いようです。そもそも、マサイ族のレンペーザさんとの結婚を友人や家族に打ち明けた時も、レベッカさんへの反応は冷ややかでした。

そして今回のレンペーザさんとの息子との間に起こったことも、イギリスでは「何を考えているのか」とメディアで取り上げられ正直呆れられている始末。それでもレベッカさんは「生まれた子供は愛おしく、最初の子供を亡くした悲しみを乗り越えられそうだ」と話しています。

「子供をケニアで育てたい」

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息子のキート君を将来ケニアで是非育てたいというレベッカさん。アフリカの風土や文化に魅せられ、自国イギリスよりも遥かに住み心地がいいと感じている様子。レベッカさんのことを知った人達は、レベッカさんを批判こそすれ応援する声は全くありません。

恋愛は第3者が口を挟むべきではない余計なお世話だと十分わかってはいても、アフリカ好きが高じ、挙句元夫との子供との間に子供を作り、その父親には金を無心されているというレベッカさんに対し「大丈夫か」という心配の声もあるほど。

人が何かに魅せられた時、後先考えず突っ走ってしまうことはあるでしょう。そういうことをほとんどの人が10代の若い時に経験するのではないでしょうか。レベッカさんの場合は周囲が引くほどアフリカ好きでアフリカへの情熱も深く、言葉を理解できなくてもそこで暮らす人たちの生き方に惹かれ、暮らしてみてより一層、異国の地で全てが解放された気持ちになったのかも知れません。

レベッカさんとローレンスとの結末は誰にもわかりませんが、二人の子供が、自由を尊重する母親に愛情を持って育てられていくことを願うしかないですね。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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