■三重県伊勢市にある神社「伊勢神宮」

20年に一度の式年遷宮が話題になったり、皇族と深い関わりがあったりと、なんとなく「すごい神社」という認識だけの方も居るかもしれませんので、改めてその概要をご説明すると...。

一般的には「お伊勢さん」「大神宮さん」と親しく呼ばれ、辞書やメディアなどでは「伊勢神宮」と紹介されているが、正式名称は単に『神宮』である。神宮と言えば伊勢神宮を指し、検索でも最初に表示される。

全国に1万8千社ある神明神社の総本社であり、日本の約8万社の神社を包括する宗教法人『神社本庁』では、神宮が古来より至高至貴神社であるので、全国の神社の総親神として本宗と仰ぐ。

全ての神社には社格という定められた格式が与えられている中、神宮には社格がなく、文字通りの別格として定義されている。伊勢の地が神都と呼ばれ、神宮が神道の核を為す聖地とされる由縁である

出典 http://dic.nicovideo.jp

ようするに、本当にすごい神社なわけですね。その「伊勢神宮」に関して、今話題になっていることがあります。

それが
「なぜ伊勢神宮は世界遺産登録をしないのか?」


というもの。

■改めて、世界遺産とは?

世界遺産とは、地球の生成と人類の歴史によって生み出され、過去から現在へと引き継がれてきたかけがえのない宝物です。現在を生きる世界中の人びとが過去から引継ぎ、未来へと伝えていかなければならない人類共通の遺産です。
世界遺産は、1972年の第17回UNESCO総会で採択された世界遺産条約(正式には『世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約』:)の中で定義されています。

出典 http://www.unesco.or.jp

世界遺産登録を行っているユネスコのHPより。なんだかぼんやりした説明ですが、よりシンプルにいえば「顕著な普遍的価値」を有すると認められた文化財や自然環境を登録したもののようです。

ちなみに、現在日本で世界遺産に登録されているのは

知床 – (北海道)
白神山地 – (青森、秋田)
平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群 – (岩手)
日光の社寺 – (栃木)
富岡製糸場と絹産業遺産群 – (群馬)
国立西洋美術館本館 – (ル・コルビュジエの建築と都市計画の一部として) – (東京)(2016年7月登録見込み)
小笠原諸島 – (東京)
富士山-信仰の対象と芸術の源泉 – (静岡、山梨)
白川郷・五箇山の合掌造り集落 – (岐阜、富山)
古都京都の文化財 – (京都)
古都奈良の文化財 – (奈良)
法隆寺地域の仏教建造物 – (奈良)
紀伊山地の霊場と参詣道(通称:熊野古道) – (和歌山、奈良、三重)
姫路城 – (兵庫)
石見銀山遺跡とその文化的景観 – (島根)
原爆ドーム – (広島)
厳島神社(宮島) – (広島)
明治日本の産業革命遺産 – (山口、福岡、佐賀、長崎、熊本、鹿児島、岩手、静岡)
軍艦島ツアーレポート
屋久島 – (鹿児島)
琉球王国のグスク及び関連遺産群 – (沖縄)

これら、文化遺産15、自然遺産4の合わせて19個。

更に20個目として、今年7月にトルコで開かれる予定のユネスコの世界遺産委員会にて東京上野にある「国立西洋美術館」が登録される見込みの状況です。


確かに錚々たるリスト。だからこそ、なぜこの中に日本の神社の頂点である「伊勢神宮」が入っていないのか。確かに気になりますね。

■しかし、その疑問がついに明らかに

■その理由を説明する一連のツイートがこちら

すべてのきっかけは少し前のこの疑問。

このツイートに対する返信

式年とは、「定められた年」という意味。
遷宮とは、「ご神体をうつす」という意味。

つまり、伊勢神宮で言えば、20年に一度、神様に、新しいおうち(社殿)へお引っ越しいただくその事を「式年遷宮」といいます。

つまりは、昔からあり未来へ残していくものを「世界遺産」として登録するという定義なのに、20年に一回新しいものにしちゃう「伊勢神宮」は登録できないのでは?とのご意見でした。

神宮司庁へ意向を確認しましたところ、遷宮により20年に一度社殿を建て替える行為が、保護を目的とする世界遺産の趣旨にはそぐわないという理由で、登録申請することは難しい旨回答をいただきました。

出典 http://www.city.ise.mie.jp

実際、伊勢市HPの質問コーナーに寄せられた、伊勢神宮の世界遺産登録へ是非とも取り組んでもらいたいという要望には上にように答えられています。

この意見に対して有馬さんは…

続けて…

このような結論に当時は至った様子。

それから2週間余の時が流れ…

Licensed by gettyimages ®

どうやら大まかな真相にたどり着いたようです。

どうやら建造物を新造する「式年遷宮」が基準を満たしていないという話ではなかったようですが…

仮に世界遺産登録なんてされたものならば、ちょっとした事に対してもユネスコの許可が必要になってしまう…のが一番の理由のようです。

たしかにそれはキツイかも…

さらに

20年に一度、式年遷宮を行うための数々の資料を作り、それをチェックしてもらう様な事が現実的かというとそうではないというお話。

つまり…

現実的に考えれば、世界遺産登録を目指さないというのは当然…ということのようです。

確かにすべて納得の行くお話ですね。

■この納得できる理由が大きな話題に

なるほど!!

Licensed by gettyimages ®

ナマモノみたいなものですね。

確かにその例えはしっくり来ますね。賞味期限が20年のナマモノなんですね、伊勢神宮は。

下手に外国勢力を入れるべきではない

確かに、日本の宗教の根源ですね。だからこそ国内で守っていくべきなんでしょう。

天武天皇は…

そんなばかな…?

ものではなくて制度を登録すべき?

そういう意味では、民族文化財、フォークロア、口承伝統などを登録する、無形文化遺産のほうが近いかもしれませんね。

疑問が解けて嬉しい!

ほんと、有馬さんには感謝しか無いですね。

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