記事提供:子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法

毎日、朝の水やりを繰り返しているのになかなか芽が出ない日が続いた時のこと。

昨日と何にも変わらない土だけのプランターをのぞいては

「はぁ…まだかなぁ。ママ。まだ芽、出ないね…」

と、しょんぼりしながら言う子どもたち。

そして、ゆうちゃんが、種を植えた土をじっと見ながら、ため息混じりにつぶやいた。

「ママ、育てるって、毎日お水あげなくちゃいけないし、めんどくさくて大変だね」と。

その言葉を聞いて、つい、ふっと笑ってしまった私は、ゆうちゃんに言った。

そうだね。

お水運ぶの重いし、運んでる途中でこぼれて洋服濡れちゃうし、種を植える時は手も汚れたしね。


それなのにすぐに芽は出ないし、毎日お世話するって大変だね。

でもね、何が咲くかなって、ドキドキするでしょ?

どんな色かなぁって、わくわくするでしょ?

「うん、ドキドキするー♡」

ね♡

育てるって大変だけど、育てるって楽しいよ。

毎日ちょっとずつ大きくなる葉っぱとか、最後にお花が咲いたとき、きっとお世話頑張ってるゆうちゃんもおーちゃんも嬉しくてバンザイしちゃうかもね。

「そっかぁ~、うん、私も育てるの好きー♡…でもやっぱり早く芽ー出ろー!!笑」

私たちは種をもらったのだ。

でもその種が何の種なのかはみんな分からない。

だから迷う。

この種にはこの水の量でいいのか。

土の深さや硬さはこれでいいのか。

育てながら、その場その場で何度も試行錯誤。

だけど、ただひとつ、種を託された時に言づけされた注意ごと。

『たんぽぽの種はたんぽぽになります。

チューリップの球根からは、チューリップが咲くのです』

私たちは、たんぽぽの種からかすみ草を育てることは出来ないし、チューリップの球根からバラを育てることは出来ません。

種の中に眠っている花のカタチや色や香りを、周りが勝手に変えることなんて出来ないのです。

だから種を託された私にできることは、あなたが根をしっかり張れるように土を耕し、毎日必要な分の水を注ぎ、今日もいい天気よとあなたにたくさん話しかけ、おひさまにたくさん当たる場所で、あなたたちの成長を見守ること。

あなたがあなたらしく、あなたの自然な姿で伸びていく姿をただ見守ること。

あなたの生きていこうとするチカラを信じて、ただただ見守ること。

どんな色のどんな花が咲くのか、その日を楽しみに、今日も明日も、ただあなたたちのそばにいること。

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