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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
近年では「エア妊活」という言葉が流行っているように、いつかの妊娠に備えて意識している方々が増えているそうです。

今回は健康的な未婚女性の卵子凍結保存、精子凍結保存に関して詳しく聞いてみました!

その1:精子の凍結保存

近年、白血病や悪性腫瘍の治療が進歩し
・手術
・抗がん剤治療
・放射線
などで病気を回復させる技術がレベルアップしています。

そのいっぽうで、副作用により精子を作る機能が低下しやすい、ということも明らかになってきました。
そのような事を想定し、悪性腫瘍に対する治療の終了後、自分の子が欲しい場合など、ご本人の意思にもとづき、治療開始前に精子を凍結保存しておくことが可能になっています。

その2:精子凍結保存にかかる費用

健康保険外になりますので、施設によってかかる費用が異なりますが、大体3~10万円程度でしょう。

また、保存期間は、12ヶ月程度ですが、1年ごとに凍結更新の手続きが必要で、その都度費用が発生します。

その3:卵子の凍結保存

また、体外受精の場合は卵子の凍結保存も必要になります。
その卵子の取り出し方は、病院によってさまざまです。

・採卵針で取り出す方法
・排卵誘発剤を使って取り出す方法
・成熟していない卵子を取り出した後に、体外で成熟させる方法

などがあります。その採取した卵子を凍結保存しておき、子どもが欲しいと思ったときに解凍し、体外受精を行います。しかし、健康な卵子を保存していたとしても、100%妊娠可能というわけではありません。

その4:卵子凍結保存のメリット

妊娠しやすい若い卵子を保存することで、万が一、高齢出産になってしまった場合でも、染色体異常の発生確率を低下させることが可能ということです。

関連:卵子は老化する。妊活は先送りしないで!

その5:卵子凍結保存のデメリット

・多額な費用が必要になる
・注射の副作用…卵子を採取する前に打つ、卵巣刺激ホルモン注射の副作用
・採卵の際に卵巣などから出血が起こる

また、
・冷凍保存による体外受精をしたとしても妊娠できる保証はない
・卵子は凍結保存したものの、理想の男性と巡り合えず、妊娠・出産ができない
…ということは理解しておきたい点です。

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その6:卵子凍結保存にかかる費用

精子凍結保存と同様、保険が適用されず、病院によって費用も異なりますが、大体70~100万円程度です。また、1個の卵子保存にかかる卵子の保管費用は、年間約1万円はかかることになります。

そして凍結した卵子を解凍して体外受精を行なうときにも、病院によって費用は異なりますが、約30~50万円かかるでしょう。

自治体によっては、不妊治療の助成金などが使える場合もありますので、気になる方は確認してみましょう。

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