妊婦さんを守る為に作られたはずのマタニティマーク

厚生労働省が発案し、約10年前に作成されたこのマタニティマーク。

妊産婦が交通機関等を利用する際に身につけ、周囲が妊産婦への配慮を示しやすくするもの。

出典 http://www.mhlw.go.jp

まだお腹が大きくなっていない、妊娠初期の妊婦さんでも、周りに妊婦であることを気づいてもらえるとして、広く普及したこのマタニティマークですが、最近では「付けるのが怖い」と、敢えてマタニティマークをつけない妊婦さんも増えているといいます。

その理由とは・・・

マークを見て嫌な顔をされる、”妊婦狩り”

社会で育てていかなければならないはずの子供達。その子供を身ごもる妊婦を狩るとは、耳を疑ってしまうような事態です。

中には、マタニティマークを見て舌打ちをされたり、「妊婦だからって偉そうに」といった暴言を吐かれたりしたというケースが報道されるようになったことで、敢えてマタニティマークを付けないという、苦渋の決断をする妊婦も増えてきたと言います。

結局、マタニティマークを付けていても状況は変わらないという声も

広く周知されるようになったマタニティマークですが、実際に付けても周りはスマホばかり見てマーク自体に気づいてもらえなかったり、気づいていても席を譲ってもらえることは少ないようです。

マタニティマークのデザインに問題があるとする声も

実は、マタニティマークが作られた10年前から、急増しているものがあります。

それは不妊治療の患者数。晩婚化が進んだことと、不妊治療という分野が広く知られるようになったことで、10年前は1割ほどだった35歳以上の初産婦が全体の3割近くにまで増え、体外受精などの高度生殖医療によって誕生する子供の数は倍になりました。

しかし、高額な医療費がかかるため治療を諦める夫婦も少なくありません。「産まない」のではなく「産めない」人たちが増えているのです。そのため妊婦であることをアピールするマタニティマークを精神的に受け入れられない人が増えてしまったことも、この問題の背景にあると思います。

これは女性に限ったことではなく、パートナーと妊活に励む男性もそうですし、孫を望む世代の人たちも例外ではありません。

妊婦に厳しい、今の日本社会を悲観視する声

様々な社会情勢の変化が起こっているとはいっても。妊娠中であることを敢えて隠さなければならないような風潮が起きつつある日本の状況を悲観視する声も多く聞かれます。

目立つマークをつけなくても・・・弱者を助ける社会を望む声も

マタニティマークの使い方についての議論は、ここ2〜3年で急に激しさを増してきたように感じます。

住民の反対運動で保育園の建設予定が白紙に戻ったことからもわかるように、社会全体で育てていかなければならないはずの新しい命を、なぜか社会が拒んでしまっているような、いびつな社会構造に変わってきてしまっていることは言うまでもありません。

先進国の中でも特に子育てに優しくないとされる日本。
この流れを根本から打破するには、次にどんな一手を打つ必要があるのでしょうか。

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