記事提供:子どものこころが穏やかに育つ魔法の育児法

前回の→もらって嬉しい言葉。もらって嬉しい気持ち。←で少し触れた話なのですが、出掛けようとしている時、もしくは出先から帰ろうとしている時。

呼んでも呼んでもなかなか準備をしない子どもについ急いでほしくて、

「もうママ先に行くからね!」

「置いていくよ!」

「来ないならもうずっと1人でここにいなさい!」

と言ってしまうことってありますよね。

でも、この声かけは、

「ママに置いていかれるのではないか」、「ママに先に行かれてしまうのではないか」という、子どもが不安になったり悲しくなる言葉を無意識のうちに選んで言ってしまっているのではないか思うのです。

つまり、こう言えば子どもが慌てて来ることを知っているからこそ、そしてそう言っても子どもは本当に自分(親)からは離れていかないことを知っているからこそ、つい言ってしまう言葉たちではないかと思うのです。

でも小さな子どもは「ママはぼくをおいて行ってしまうのではないか」という焦りに突き動かされ、その不安からママの言うことに従うことを選びます。

ママはほんとに子どもを置いていこうと思っているわけではないのに…。

そしてそんな子どもの「親を大好きが故の恐怖や不安感」を煽ることで子どもを動かそうとする方法が私は昔からなんだか好きにはなれなかったのです。

それよりも、

「あーあ、おーちゃんが来てくれたらママ嬉しいなぁ♡」

「ゆうちゃんがいなかったらママ寂しくて1人で帰れないかもなぁ~」

「おーちゃんいなかったら、トウくんが大好きなお兄ちゃんいないとヤダーって泣いちゃうよ~?」

と、小さな子どもたちの自尊心をくすぐるような…もらって嬉しい声かけをする方が子どもの素直な行動を引き起こせるのではないかと思い、そんな声かけを続けてきました。

そして子どもの行動を促す、という目的ももちろん大切なことだと思うのですが、それよりも、何よりも子どもたちの心にどんな言葉や想いが残るかなぁ。

ということの方が大切なように感じて今まで言葉を選ぶようにしてきました。

例え子どもがすんなりとは動いてくれなくても、子育ては子どもを押さえつけたり、子どもの恐怖心を刺激して親の思い通りに動かすことではなくて(もちろん自身の未熟さ故にイライラしちゃう瞬間はあるけれど)、

子どもに愛を伝えること、子どもに愛されている実感を手渡すこと、であると私は思っているからです。

でも。

そうは言っても急いでいる時には待っているこちらもイライラしてしまいがちだし、早く出かける準備や帰る支度をしてもらいたいものですよね。

そんな時は「ほら、準備してちょうだい!ママもう行くよー!」と言い、(実際に出発するような動作をしてもいいかもしれません)今は急がなくてはならないことを伝えた後に、

「あーあ、寂しい。あー寂しい。あなたがいないなんて寂しいなぁ。でももう帰らないといけないし、あなたが一緒に来てくれたら嬉しいのに~」

というようなひと言をプラスするだけで、ママに見放されるのでは?置いていかれる!ママが怒ってる!と子どもは感じなくなるのではないかと思います。

そして子どもが来てくれたら、「やったぁ♡これであなたと一緒に帰れるー♡ママ嬉しい♡!!」と来てくれたことに素直に喜びを伝え、

「また今度時間がある時にゆっくり◯◯しに来ようね」と前向きな気持ちでその場をあとにできるような言葉をかけるようにしています。

ついつい「勝手にしなさい!」、「もう知らない!」と言ってしまうその言葉の奥にある「本当はあなたと一緒に帰りたいのに(出かけたいのに)」という、ママの本当の気持ちをちゃんと言葉で子どもに伝えてあげるべきだと思うのです。

そこで初めて本当の気持ちでのやり取りが子どもと出来るはずですし、この気持ちを伝えている間、不思議と自分も落ち着いてイライラしなくなります。

だって「あなたがいてくれたら嬉しい」というママの愛を伝えている時にイライラなんて、出来ないですから。

そして、やっぱり「あなたが必要なのよ」とママに言われて嫌な子はいません。

我が家のゆうちゃんも、おーちゃんも、ちょっぴり恥ずかしそうにハニカミながら「んーじゃあ行こうかなぁ」、「待って!ぼくも一緒に帰ってあげるから!」と、まんざらでもなさそうに付いてきてくれました。

今回の話の内容に限らず確かに相手を驚かすような言葉を使った方が相手を動かすには早いのかもしれません。

でも、相手が嬉しくなる言葉を選ぶことは、なんだか周りくどいようですが、相手からの愛情を揺るぎないものと実感できたり、相手との信頼関係や絆も深くすると思っています。(これは親子でなくてもそうではないかと思います)

そして、その小さな積み重ねが安心出来る大きな土台となって、結局は、その後の子どもとのやり取りもスムーズに楽しいものになるのではないかと思うのです。

本当に些細な違いではありますがもし自分だったらこんな時ママに何て言って欲しいだろうか、もし自分だったら、ママに何をして欲しいだろうか、という姿勢をこれからも大切に、

子どもの立場を想像し、子どもこころが喜ぶような声かけをなるべくしていきたいと思っています。

プラスの声かけは、プラスの行動を呼び起こし、ママと子どものやり取りをより一層楽なものにしてくれると私は確かに実感しています。

子育ての中でついついイライラしたり、困ってしまう瞬間があっても、少し視点を変えて、少し姿勢を変えて、少し選ぶ言葉を変えるだけで、呼び起こしたい行動は同じでも、子どもに伝わるものがガラッと変わることがあります。

子どもの行動が変わることがあるのです。

だからこそ、恐怖や不安からではなく、子どもが自ら喜んで動きたくなるような声かけを。

もらった人がちょっとハニかんでしまうような嬉しい声かけをこれからもしていきたいなぁと思っています。

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