私には4歳と1歳の息子が二人います。
先日、母の日に長男(太郎4歳)が素敵なプレゼントをくれました。

いつものように仕事を終えて、夕方お迎えにいくと
彼は嬉しそうに飛びついてきました。

『ママ、今日はママの日だから、ぷれじぇんとがあるからね!』

私は、彼が保育園で何かを作ってくれたのだと思い、ワクワクしました。

長男は、『もうちょっと待ってね!お風呂が終わったらわたすからね!』
と言ったので、待ち遠しい気持ちでふたりっことの夕飯、お風呂を済ませました。

いつも通りに楽しくお風呂を終え、子供たちをわしゃわしゃと拭き、
自分はびしょびしょのまま、オムツを嫌がって逃げ回る次男を追いかけ回します。
やっとつかまえて、オムツをはかせたところで長男がなにやら持ってきました。

私の顔が描かれた、赤い紙皿。
もちろんとてもかわいくてうれしかったのですが、
それにしても髪の毛がぐるぐるだなあ。
私の髪はストレートなので、長男にきいてみました。

私『たろう、これ、ママだよね?』
太郎『うん!!』
私『ママの髪の毛、くるくるだねえ』
太郎『うん、だっていつもボサボサだから!!』
私『・・・・そっか笑』

なるほど。
少し身なりも気を付けないといけないなと思った所で長男が続けます。

『だからね、ママ。今日はもうひとつぷれじぇんとがあるんだ!』

長男は私を押して、洗面所まで連れて行きました。

ママ、どらいあーやっていいよ!』

『ん??どういうこと?』

『だってママ、パパがいるときは「髪の毛乾かしてきてもいい?」って、パパにきくでしょ?パパいないけど、今日はたろう(自分)がじろうくん(次男のこと)を押さえつけてるから、どらいあーしていいよ!!』

そういって、私を洗面所にむりやり押し込んで、ドアをしめました。
私はしばらくうれしさと涙が溢れてしまって、せっかくもらった『時間』をそこに使っててしまいました。

少し落ち着いて、にやけながらドライヤーをかけ始めると、1分もしないうちに洗面所のドアが不器用に開き、次男登場。笑。

『じろー!だめー!!!』と慌てながら次男をつかまえようとする長男と、それをすり抜けて走り回る次男をみてうきうきうれしくて、もうドライヤーどころではなくなってしまいました。

私の髪はいつも通りボサボサだったけれど、長男が時間をプレゼントしようとしてくれたこと、なにより『本当はママが何をしたいのか、ママがいつもどうしているか』ということを『考えて』くれたことが、本当にうれしくて、幸せな一日になりました。

『お母さん』という仕事は当たり前の事のように見えて、実は家族の『当たり前』を維持するためにすごく大きな労力と時間を使っているということを、自分がお母さんになってみて初めてわかりました。私が思っていた『当たり前』って、そんなに『当たり前』じゃないようです。

自分ばかりが家族の事を考えているような気持ちになってしまったり、こんなにしても誰もわかってくれないなんて思ってしまいがちですが、もっと自信を持とうと思います。家族は、ちゃんとみてくれているちゃんと、私たち『お母さん』のことを、(たまには)『考えてくれている』のだと。

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須藤 暁子 このユーザーの他の記事を見る

医師、コラムニスト。Spotlightプラチナ公式ライター。
大学病院に勤務する二児の母。総合格闘技、プロレス興行でリングドクターを務める。
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