記事提供:カラパイア

リュコイ(別名:ウェアウルフ・キャット)は、わりと最近認定された新たなる品種で(関連記事)、オオカミのような外見を持つ黒い毛の短毛種のイエネコから自然に生まれた突然変異体だ。

南アフリカのTEARSアニマルレスキューのスタッフがケープタウンのとある公園の茂みの中にいた野良猫と6匹の子猫を救助したところ、偶然にもそのうちの1匹が、リュコイであったという。

母猫と5匹の兄弟たちは普通なのに、エイオナちゃんと名付けた1匹だけがまるで別の種のような姿をしていた。黒い毛並みは所々抜け落ち、灰色のハイライトが差し込んでいた。

検査の結果、皮膚病の類にはかかっていないことが確認される。また、ほっそりとした顔立ちには印象的な瞳が輝き、何か別種の動物を連想させる。

「猫の体型をしたオオカミみたいです」とTEARSのマネージャー、マンディ・ストアさんはそう語った。「スフィンクスとの雑種じゃないかとも考えたのですが、猫の体型とはいくつもの細かい違いがあるんです。びっくりですね」

実はエイオナちゃん、極めて珍しい突然変異によって誕生した猫で、最近認められた新種猫リュコイだったのだ。

この新種猫に詳しい獣医ジョニー・ゴッブルさんによれば、エイオナちゃんはこれまで知られている自然界で起きた突然変異としては、35番目の個体なのだそうだ。

最初の突然変異が確認された2010年以来、リュコイの繁殖が進められてきたが、エイオナちゃんが特別なのはどうやらそうした系譜には繋がらないらしいことだ。

その肉体的な特徴は衝撃的で、成長するにつれて毛並みが薄くなってきている。だが、彼のユニークさはそれだけではない。

リュコイの見た目はイヌ科の動物のようだが、実は行動まで似ており、エイオナちゃんも例外ではない。

「あの子は犬みたいですよ」とストアさん。「犬みたいに遊ぶし、愛情たっぷりに目を見つめてきます。そんなこと野良猫なら滅多にしないでしょう。毛布を引っ張りまわしたりもするんです。一挙手一投足が犬みたいなんです」

これほど珍しいエイオナちゃんなので、売りに出せば相当高値がつくことだろう。だが、TEARSのスタッフはそうしたことは一切考えていない。

ただ大切なペットとして幸せな一生を過ごしてもらうことだけが願いだ。

「様々な人から見せて欲しいとか、売って欲しいとか言われますが、それは考えていません。彼が搾取されることだけは我慢できませんから。私たちにはエイオナが彼らしい普通の生活を送れるようにする責任があるんです」

そのためにエイオナちゃんは、信頼の置ける優しい家庭からの申し出を待ち望んでいるそうだ。

出典:thedodo

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