記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
先日、猫好きのDoctors Meスタッフが動画を紹介してくれました。

出典 YouTube

(YouTubeより)

真夜中にトイレを終えた猫がハイテンションでかわいいと興奮気味に伝えてくれました。どうして猫はトイレの後に急に元気になるのでしょうか。今回は獣医師に話を聞きました。

Q.トイレのあとに猫のテンションがあがることは、よくあることなのでしょうか。

よくみられる行動です。
猫がうんちやおしっこをしている最中から直後ににゃあにゃあ鳴いたり、突然部屋中をダッシュしたり爪をガリガリ研ぎだすなどのいわゆる『トイレ・ハイ』は多くの猫に見られます。

Q.トイレ・ハイの原因とは…?

トイレ・ハイが起こる確実な原因ははっきりしていませんが、いくつかの説があります。

【その1:縄張り説】
ネコの祖先はリビアヤマネコという野生動物です。
リビアヤマネコは単独で生活し狩りをする動物だったので、猟をする場を守るための縄張りを守る必要がありました。そのため、皮脂腺からの分泌物や尿や便などを用いてマーキングする習性があります。

しかし、排泄中は無防備になるため猫にとっても緊張を伴うものであり、排泄し終えることでその緊張から解放され興奮するという説。


【その2:気持ちがよくなっている説】
単純に排泄物を出し切ることで、気分が良くなり楽しくなることもトイレ・ハイを引き起こします。


【その3:病気が隠れている説】
病気がある時も、トイレの最中や直後に騒ぐことがあります。
膀胱炎がある時は排尿痛があるので、おしっこをしている時に騒いだり、いつもと違う場所で粗相をしてしまうことがあります。また、肛門のわきに一対の臭いのある分泌物を出す肛門腺という構造があります。液が貯留しすぎていると排便時に違和感があり、騒いだり痛がったりします。

巨大結腸症などの消化管の疾患や便秘などがあるときやうんちが出にくい時も、いきばって同様の症状がみられることがあります。

Q.どうにか大人しくしてもらいたい場合、どうしたらいいですか。

夜中や早朝などにも駆けまわったり、鳴いたり騒いだりして飼い主さんの生活にも支障が出るときは動物病院の獣医師に相談することをおすすめします。

猫の生活している空間に人工フェイシャルフェロモンが入っているスプレーを使用したり、抗不安薬の投与することで必要以上のハイテンションを抑えられる場合があります。

また、先述のように病気が原因のこともあるので、一度獣医に相談するといいですね。

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最後に獣医師からアドバイス

基本的に、猫ちゃんのトイレ・ハイは病気ではありません。
猫は神経質な動物です。ストレスによる問題行動と泌尿器や消化器の疾患などが両方存在している場合もあります。

猫のトイレは基本的には飼育頭数プラス1個を心がけ、できるだけ猫が落ち着いて排泄をできる場所に設置してあげましょう。また、1日1回は必ずトイレの中のうんちやおしっこをとって清潔に保つことが重要です。

あまりに猫ちゃんがトイレ中・直後に騒いだり、何かおかしいと思ったときは動物病院に相談されてみた方がよいでしょう。その際は通常のトイレ・ハイと疾患の区別を行う必要があるので、動画などを撮影して持っていくと診断がスムーズにできます。

(監修:Doctors Me獣医師)

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