記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
レントゲン、エコー検査、CT検査、MRI検査…病院に行って検査です、と言われてもこれらがどう違うのかよくわからないなと思いました。

今回のテーマは「身体の中を診る検査」です。医師にこれらの検査がどう違うのか聞きました。

Q.問診のあと、身体の中身まで検査するのはどういうときですか。

より正しい診断をするために、さらなる検査をします。

例えば熱があって咳がひどい時は胸のレントゲンやCTで肺炎がないか確認します。熱があって腹痛がある場合は胆石症、憩室炎、虫垂炎など、何が原因で症状が起こっているかを確認します。

他にもMRIで脳梗塞、脳出血などの検査をします。婦人科検診ではエコー検査がファーストチョイスになります。

レントゲン・エコー検査・CT検査・MRI検査など、それぞれ得意分野があるので、どの検査方法を取るかは時と場合によります。

Q.「レントゲン」はどのようなことを知るために用いられる検査方法ですか。

検査は放射線を発生する装置を使って行われます。

レントゲン検査を最も行う場合は整形外科分野で骨折の診断かもしれませんね。歯科でも使用されます。
他にも胸部レントゲンでは肺の状態や心臓の大きさ、腹部レントゲンでは異常ガスの有無や尿管結石などの医師の判断に用いられます。

総合病院だけでなく個人が開業した病院にもあることが多く、健診などでも積極的に用いられています。

Q.「エコー検査」はどのようなことを知るために用いられる検査方法ですか。

内臓の形を見る検査ですが体の浅い部分の臓器の診察に向いています。
エコー検査の良いところは、超音波が体に害がないので何度でも行うことができること、持ち運びのできる機械もあるためどこでも行えることです。

エコー検査で診る箇所はさまざまです。
・甲状腺エコー
・頸動脈エコー
・心臓エコー
・婦人科エコー
・腹部エコー(肝臓、胆嚢、膵臓(体格によっては見えにくいこともあります)

ほかにも前立腺エコー、虫垂炎の診断のために用いられることもあります。

エコノミークラス症候群の予防のため、下肢の静脈の血管を見るためにも役立ちます。

Q.「CT検査」はどのようなことを知るために用いられる検査方法ですか。

レントゲン検査で異常があった時に行われる検査です。レントゲン検査よりもより確実に病変の情報を得ることができます。

肺炎や憩室炎などの腸炎、時には虫垂炎の確定診断に用いられます。

また悪性疾患の発見や経過観察などに欠かせない検査です。放射線を用い機械が大きいため、総合病院に行かないと受けられません。

Q.「MRI検査」はどのようなことを知るために用いられる検査方法ですか。

CT検査は主に形を見ますが、MRI検査はその性質を見る検査です。
病変の中が水分なのか、血液なのか、固形物なのかなどの評価ができます。

例えば脳梗塞の初期状態はCT検査では分からないため、MRIが積極的に用いられます。

磁力を使った検査なので、ペースメーカーの使用者は受けることができません。
また機械の中が狭いので、閉所恐怖症の方も難しいかもしれません。大きな音がするため、耳栓やヘッドホンが必須となります。

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最後に医師からアドバイス

まとめると、放射線を使うのがレントゲンとCT検査、超音波を使うのはエコー検査、磁力を使うにはMRI検査です。

放射線というと被曝が気になる方がいらっしゃるかもしれませんが、頻回でなければ人体に影響はありません。CT検査、MRI検査は造影剤と呼ばれるコントラストをつけるための薬を使う場合があります。

いずれの検査も患者さんの同意を得てから行いますので、疑問点があれば質問してみましょう。

体の状態や所見、血液検査の結果などから、どの検査を用いるかは医師の判断になります。とはいえ、患者さん自身が前もってどんな検査か知っていれば安心して検査を受けることができると思いますよ。


(監修:Doctors Me 医師)

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