高らかに響く「クシコスの郵便馬車」の音楽。赤や白の鉢巻をした短パンの小学生が駆け抜けていく。白い大きなテントの下には両親や親戚のおばさんが見に来てくれていて、お昼休みにはお母さんの作ったお弁当を食べる。おなじみの「昭和」の運動会の風景ですが、時はすでに2016年。こんな風景はすっかり様変わりしてしまったようです。

いつから”運動会”は秋から春になった?!

10月10日がかつて「体育の日」だったように、学校の運動会もかつては「秋」に開催されていました。でも近年、運動会を「春」開催にする学校が急増。その理由は、主に「秋には行事が多いから」だそうです。

秋になって運動会の季節を迎えたと思いがちだが、実は春に開催する小中学校が増えている。種目内容にも変化が生じ、定番の集団演技や応援合戦を取りやめる学校もみられる。

出典 http://edunewsjapan24.blog92.fc2.com

春開催が増えた理由のひとつは、行事の分散化。秋はほかにも学校行事が多いが、週5日制の導入で授業時間が減り、行事の指導に充てる時間の確保が難しくなった。

 そこで、文化祭などよりも短期間で準備できる運動会を春へ移行する学校が増えた。また、2学期制の学校は、開催時期が学期末と重なるため、秋を避ける傾向がみられた。中学校では「受験」も要因だった。

出典 http://edunewsjapan24.blog92.fc2.com

夏フェスではありません、”運動会の場所取り”風景です

場所取りのため、校庭にテントを張って

上の写真をご覧ください。いよいよ、夏フェスのシーズン、もとい、これは学校の運動会の場所取り風景なんです。学校の校庭に前日からテントを張って場所取りするのだとか!つまりテント1つが「一軒」ってことになります。すごいことになっていますね!

お笑いコンビ「ザ・ギース」の尾関高文さんが2016年5月21日に投稿したツイートがきっかけで、「運動会のマナー」が取り沙汰されるようになったそうです。

コンピューター抽選、ポイント制、他にもある!”場所取り”争奪法

加熱するフェス並みの場所取りを中止させようと、他の方法を定めている学校もあります。
北海道・札幌市立西謳小学校では、PTA役員などが見守る中、コンピューター抽選が行われています。コンピューターで抽選なら不公平がないということでしょうか?また、沖縄県・沖縄市立美原小学校では、PTAの作業参加で付与される、ポイント制にしているそう。ポイントに応じて早い順番が割り当てられるとのことで、共働きなどで普段は動けない親などはどうしたらいいのでしょうか?

昔はお母さんのお弁当。いまでは「デリバリー」

運動会に作ってくれるお母さんのおにぎりや卵焼きが嬉しかった記憶ってないですか?昔の運動会ではお母さんは大変ながらも、子供や身にきてくれる親戚などの分までおにぎりやおかずを作り、重箱にいれて振る舞ったものです。それがいまはなんとピザやお寿司などの「デリバリー」。ケイタイでカンタンに注文でき、しかも受け取りは必ずしも屋内にいる必要はなく、出先でもGPSを頼りに、配達してくれるのだとか。

写真を撮るための”脚立”オンパレード。

わが子が運動会で活躍する姿をビデオや写真に収めておきたい、という願いはすべての親に共通のもの。でも特にマンモス学校に通う子供を持つ親にとっては、「いかに綺麗に撮るか」が問題になってきます。そこで登場するのが「脚立」。写真はとある学校の運動会風景ですが、一般人のお父さんももうほとんど”報道陣”化しています。

しかも、この脚立の高さが年々「高くなっている」傾向にあるそう。第三者から見ると驚きですが、当人にすればよい写真を撮るためには「仕方のないこと」なのかもしれないです。モラルのある行動が期待されますね。

運動会が行われる学校の校庭に「屋台」?!

もうここまで来ると一気に「フェス色」が強まりますね。近年では、運動会が行われる学校の校庭にはなんと「屋台」が出ることが多いそうです。ますます、お弁当など作らない風潮になってきていますね。

組み体操は”キケン”なので中止!?

昭和の運動会では「定番」かつ「見どころ」だった組体操。それがいつしか”危険”だと言われ、中止になる学校が続出しています。実際に事故も起きているようで、これはまぎれもない事実です。

1969〜2014年度の46年間に延べ9人の死亡事故と92人の後遺障害が確認されている

出典 https://ja.wikipedia.org

命犠牲にしてどこまても
組体操
求める学校現場?

恐るべき人権感覚

信じ難い安全無視
の連帯感・団結信仰

3月に文科省がガイドライン出し
教育委員会は「休止」?方針打ち出しているのに…

肝心の学習指導要領にも一切載っていない種目なのに
校長の趣味?

不思議な日本です…

出典 http://ameblo.jp

タレントで教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんは、むしろ「組体操」反対派のよう。小学生時代ずっとやってきた派にはちょっと意外でした。

徒競走に”ビデオ判定”要求?!

徒競走で子供が一番になれなかった親がたまたまその様子をビデオに撮っており、「うちの子のほうが早かった」と”ビデオ判定”を要求してきたケースもあったそうです。これにはもう、開いた口がふさがりませんね!

応援合戦BGMは嵐”Happiness”、三代目”Summer Madness”

中学校の必修科目に「ダンス」が組み入れられて久しいですが、その影響もあってか、ストリートダンスぽい動きの三代目JSoulBrotersなどやリズミカルな嵐の曲が選ばれたりしています。でもほんとうに学校によって選曲などの傾向はさまざま。そもそも「応援合戦」を取りやめる方向の学校もあるくらいです。

なんだか単純にスポーツを楽しむ「すがすがしい感じ」がなくなってきている、昨今の運動会事情、いかがでしたか?イベントをより楽しむ姿勢は評価できますが、楽しいはずの運動会で、親同士のエゴのぶつかり合いを子供に感じさせてはいけないと思います。

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