大勢の来場客で賑わう動物園で起きた大惨事

先週末、南米チリのサンティアゴにあるメトロポリタン動物園で悲しくも腹立たしい出来事が起きました。乱入者が原因でライオン二頭が射殺されるというもの。

週末で混み合った動物園。家族連れも多いこの日、百獣の王ライオンエリアで事件は起きたのです。

ライオンが見つめる先にいたのは…

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普通、飼育員以外は入ることの出来ないライオンの飼育エリア内に、一般の男性が乱入!
突然の出来事にライオン達もじーーっとその男性を見つめたまま、警戒しているのか動かずにいたそうです。

すると男性は服を脱ぎ捨て全裸になり、ライオンを挑発するかのように振る舞い始めたといいます。

挑発する男性に警戒するライオンたち

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動物園のライオンと言えども、肉食獣であり、野生の本能を持っています。目の前に全裸の人間がいるわけです。

しかもかかって来いとばかりに挑発してくる…これは無視できませんよね。もちろんライオンは男性に近寄り、顔や前足で突くなど徐々に動き始めたそうです。

そこには仲睦まじくじゃれ合っているような姿が!

出典 http://princessdemioke.me

目撃者によると、はじめは男性とライオンたちがじゃれ合っていたように見えたと言います。しかしこれ、ネコ科の動物にはよくあることで、襲いかかる前に遊ぶんですよね。

転がしたり突いてみたりして獲物で遊ぶ…猫を飼っている人なら見た事がある光景かもしれません。

そしてついに、二頭が男性に襲いかかった!

そこにいた誰もが目を覆いたくなるような瞬間が訪れたのです。じゃれ合っていたと思われた次の瞬間、二頭は爪を立て、牙をむいて男性に飛びかかったといいます。

とっさに子どもの目を覆う親、叫び声をあげる人…現場は騒然となったそうです。

動物園の飼育員は男性の命を優先し、止むを得ず二頭のライオンを射殺することとなってしまいました。襲撃にあった男性はすぐさま病院へ緊急搬送され、瀕死状態だったといいます。

後にこの男性の容態は安定し、頭部や骨盤に重傷を負っているものの、回復に向かっていると伝えられています。

男性がライオンエリアに飛び込んだ動機がヒドい

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気になるのは『なぜこんなことをしたのか?』ですよね。

実はこの男性の脱いだ服のポケットに遺書めいたものが残されていたそうです。そのメモによると男性は“ヨハネの黙示録”を恐れていたそうで、自殺する為にライオンの中に飛び込んだと報道されました。

“ヨハネの黙示録”とは、キリストの使徒とされるヨハネという人物が未来の予言を示した新約聖書のひとつで、世界の終わりを預言されています。

自殺志願者だった!?

当初、男性が自殺志願者だったと報道され、自殺の為にライオンを利用し、それゆえに尊いライオン二頭の命が奪われたことに世界中の人々が怒りを露わにしました。

「ライオンじゃなくて男を撃てば良かったのに!」
「死にたいなら他で死んでくれ」
「なぜライオンは殺されなければならなかったのか」
「ライオンは悪くないのに優先されるのは人間の命なのか」

といった男性批判や動物園に対する疑問の声が多く出ています。

現場にいた人の話では、飼育員が出てくるまでかなりの時間があったといいます。もっと早くに対処してくれていたら、ライオンたちは男性を襲わずに済んだかもしれない。

男性が飛び込んでから襲われるまでの時間がどのくらいだったのかはわかりませんが、すぐに気付いていればこんな悲劇は起こらなかったのかもしれません。

飼育員たちもまた、悩みに悩んで涙をのんだ決断だったのです。

というのも、20年もの間このライオンたちの世話をしていたわけです。20年間、成長を見てきた動物に手を掛けなければならなかった…苦渋の決断をされたんですね。

麻酔銃でも良かったのでは?と思いましたが、いずれにせよ男性が起こしたこの身勝手な行動は許されるものではありません。

そして、なんともバカバカしい新たな動機が発表されました

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ヨハネの黙示録による世界の終わりに恐怖を感じ、自殺未遂を起こしたと報道された当初の内容とは異なり、今新たな動機が明らかになってきています。

ライオンに襲われた男性は20歳の元軍人で、強いキリスト教信者だといいます。

実は自殺ではなく、奇跡を起こしたかった!精神異常者の身勝手な行動

出典 http://m.indiatimes.com

10歳の時に最愛の母を亡くし、母の死から父親は酒に溺れアルコール中毒になり、子供たちを見捨てたといいます。残された彼は弟や妹どどう暮らしていけばいいのかと不安定な少年時代を過ごしたようです。

そんな彼の精神を支えたのがキリストだったのでしょうか、ジーザス等キリストに関する言葉を叫びながらライオンの中に飛び込んだのです。

そして自殺する気なんてなかったのです。彼の元に神から黙示録が届いたんだといいます。世界の終わりはすぐそこまで迫っているんだとか。自分は預言者であり、神に保護された特別な存在だと信じていたのです。

それを証明するために、多くの人々の前で奇跡を起こしてみせたかったんだといいます。自分は神に保護されている、ライオンたちは自分を襲わない、それを示したい一心での行動だったのです。

ただ罪のないライオンが命を落としただけ

出典 http://m.indiatimes.com

とんだ迷惑者です。神の保護も預言もありません。

ただただライオンたちが無駄に命を落としてしまっただけです。何の罪もない動物たちがなぜ死ななければならなかったのか、海外のネット上には多くがライオンの命を惜しむ声となっています。

男性に同情する声は皆無に近いです。どんな場合においても、人間の命が優先されるのは当たり前なのでしょうか。動物の命ももっと尊重される世の中になることを願っています。ライオン二頭のご冥福をお祈り申し上げます。

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海外かぶれ✈︎のコテコテ大阪人ライターです。まだ日本では伝えられていないような海外ニュースを中心に、育児ネタ、雑学ネタを記事にしたいと思います。多くの人に感動を、そして様々な問題を考えるキッカケを与えていきたいと考えています。やんちゃな2児の育児に奮闘する傍ら、執筆活動を頑張っています★よろしくお願いします!

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