記事提供:カラパイア

アメリカ、カリフォルニア州ロサンゼルスにある動物保護施設、カールソン・アニマルシェルターに収容されている犬たちには、なぜ、ここに連れてこられて冷たい檻の中に入れられるはめになったのか、それぞれの悲しいストーリーがある。

彼らの過去を変えることはできないが、未来に希望を与えることはできる。自らも自閉症と戦っている6歳のジェイコブくんは、一年以上ここに通い、ゲージの前に座り犬たちに本の読み聞かせを続けている。

自分の心をずっと閉ざしていたジェイコブくんだが、犬たちと心を通わせることで、共に明るい未来が来ると信じている。

ジェイコブくんは一年以上、毎週木曜日に学校が終わってから本を片手に、このアニマルシェルターに収容されている寂しそうな犬たちを訪ねている。

このなにげない行為が、怯えてばかりいた犬たちに大きな影響を与えている。殻から抜け出して、自分の優しい個性を見せても大丈夫なのだということがわかったようで、里親候補の目を引くのに役立っているという。

「ジェイコブはこうするのが好きなんです」ジェイコブくんの母親キャサリン・トュマランは語る。

「ジェイコブは犬との相性がとても良くて、吠えたり暴れる犬も、あの子が本を読み始めるとおとなしくなるんです。尻尾を振りながらじっと耳を傾けているんですよ」

実はこうしたプラスの恩恵を受けているのは、犬たちだけではない。

ジェイコブくんは自閉症を患っており、特に大きな騒音に敏感に反応してしまう。しかし、このシェルターで吠える犬たちの間で本を読んで過ごすうちに、まわりがうるさくても、ちゃんと対応できるようになったのだ。

「かつては、大きな音がするとジェイコブは泣きわめいたり、騒いだりしました。

でも、犬たちの前で本を読むようになってから、落ち着いて集中することができるようになったのです。まわりの騒音に惑わされなくていいことがわかったのでしょう。

これは驚くべきことでした」キャサリンは言う。

さらに、実際にこうして本を読むことによって、ジェイコブの学校での授業中の態度も改善されているという。

「これはとても大切なことで、ジェイコブにとって大きな進歩です。今、息子の読む力は3年生くらいのレベルにまでなっていると言われています。犬だけでなく、あの子にとっても大きな助けになっているのです」

心と心を通わす。犬の心を開くことで、自分の心も開かれていく。

犬は人の心に敏感に反応し、気持ちを共有する生き物だ。そんな犬相手だからこそジェイコブくんも心を許すことができたのだろう。ジェイコブくんはこれからもずっと犬たちを最高の友とし、読み聞かせを続けていくという。

出典 YouTube

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