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子宮がんには2種類あります。
子宮内膜から発生する「子宮体がん」と、子宮の入り口<子宮頸部>から発生する「子宮頸がん」です。子宮頸がんは、婦人科の診察で発見されやすく、早期発見で比較的治療しやすい、がんです。

子宮頸がん発生原因

「HPV」というウイルスに関係があります。このウイルスは、子宮頸がんの患者の9割以上から発見されており、性交渉で感染します。

また、感染自体が、問題ではありません。HPVというウイルスが、子宮頸がんの患者に発見されていると言っても、HPVには 100 種類以上のタイプがあります。

この多種のHPVのうち、「ハイリスクタイプ」と呼ばれ、がんの原因となるのはわずか 15 種類です。HPV全てが、子宮頸がんの原因になるわけではありません。

HPVウイルスに感染したときの症状

自覚症状はありません。出血や、普段と違うおりものが増えたり、月経期間が長引いたり等の症状があった場合、検査をおすすめします。
2年に1度は、子宮頸がん検診も受けましょう。

子宮頸がんワクチンの効果と副作用

■ HPVワクチン
15種の「ハイリスクタイプ HPV」のうち、2種類のHPVウイルスからの予防効果が高いワクチンです。それ以外のHPV予防には効果がないので、子宮頸がんのうち 50 %程度に効果があるとされています。ワクチンの持続性はわかっていません。また、性交経験のある女性には効果がありません。

■ HPVワクチンの副作用
HPVワクチンには、<サーバリックス>と<ガーダシル>の2種類があり、どちらにも稀に、重い副反応が確認されています。

アナフィラキシー
呼吸困難、じんま疹等(約96万接種に1回)

ギラン・バレー症候群
末梢神経の病気(約430万接種に1回)

急性散在性脳脊髄炎(ADEM)
頭痛、嘔吐、意識の低下(約430万接種に1回)

複合性局所疼痛症候群(CRPS)
外傷をきっかけとして生じる慢性の痛み

※CRPSに関しては 「HPVワクチンとの因果関係がない」との声明が、海外薬品庁から出されています。(欧州医薬品庁,2015.11)

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その他、公的機関から出されている声明

■ 厚生労働省
2013年 4月に定期接種がおこなわれましたが 、その 2か月後には副反応の関係で「積極的に勧奨すべきではない」とされました。

■ WHO
厚生労働省の声明を「薄弱なエビデンスに基づく政策決定」と批判しています。(2015.12)

■ 予防接種推進専門協議会
「積極的な接種を推奨する」との見解を発表しています。(2016.4.18)

まとめ:「接種するかどうかは、あくまで自己判断」

HPVワクチンの効果は 50%程度(海外では70%程度とも)と言われ、副作用の発生率も 0.03%、未回復は 0.02%であることから、「有効な予防策ではある」と言えます。副反応については、メディアが過剰に報道しているという事実もあります。

100%安全ではないワクチンという認識を踏まえ、接種するかを判断されてはいかがでしょうか。


参考文献:
HPV vaccines: EMA confirms evidence does not support that they cause CRPS or POTS

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