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歯周病は、歯周病菌によって引き起こされる感染症です。歯と歯茎の病気、出血、口臭のみならず、重度になると心臓病や口腔ガンなどの疾患原因にもなることが知られています。

生まれたばかりの子どもの口内には 歯周病菌はいませんが、親からの口移しや日常生活を過ごすうちに、菌が発生していきます。歯周病菌が歯に感染すると、歯と歯茎の間にある「歯周ポケット」で、歯周病菌が繁殖します。

歯周病菌は歯肉を食い破りながら、歯周ポケットの奥深くへと侵食、時間が経つと歯の表面にこびりつき、硬い歯石へと変化します。

歯磨きを丁寧にしているだけでは減らすことができない存在

我々としては本当に憎い存在でしかない歯周病菌、この菌はしぶといことでも有名です。

歯科医で除去してもらったとしても、時間が経てばまた復活しています。
もちろん、ただ毎日歯磨きを丁寧にしているだけでは除去することはできません。

歯周病菌を除去し、歯周病をきちんと予防するためには、除菌力の強い次亜塩素酸やマウスウォッシュの併用が必要です。

生野菜や果物を食べることでも歯周病菌を減らすことができる

さて、食生活の観点からは、どのような予防方法があるのでしょうか?

食生活の改善と、口腔内の細菌の変化を調べた研究では、生の野菜や新鮮な果物を中心とした食生活へ移行することで、10日ほど経てば酸性だった唾液のPHがアルカリ性になり、口内の悪玉菌が激変した、という成果が発表されています。

菜食は、歯周病から私たちを守ってくれる存在です。逆に、飽和脂肪酸の多い食事は歯周病の元となる炎症反応を作りだします。

飽和脂肪酸の多い食生活と歯周病との間には、密接な関係があるわけです。飽和脂肪酸は、アメリカ人の典型的な食生活(乳製品・ピザ・チキンなど)に多く含まれています。

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飽和脂肪酸の多い食品ランキング(米)

コレステロール値の高い食事も歯周病を悪化させる原因となる

飽和脂肪酸だけでなく、コレステロール値の高い食事内容も、歯周病を悪化させる原因となるため、歯周病になっている人は併せて、動脈硬化に苦しめられるケースが多いのだそうです。

新たな研究で、繊維を多く含む食事(とくに果物)は、歯周病の進行を遅らせることができることが発表されています。口腔ガンに関しても、米国歯科協会ジャーナルの評論において、「食物繊維が豊富にふくまれている新鮮な果物や、菜食ベースのホールフードは口腔ガンを予防する」と結論づけられています。


出典:Assessment of the influence of vegetarian diet on the occurrence of erosive and abrasive cavities in hard tooth tissues
Top Food Sources of Saturated Fat among US Populatio
Association of Serum LDL Cholesterol Level with Periodontitis among Patients Visiting a Tertiary-care Hospital
High-Fiber Foods Reduce Periodontal Disease Progression in Men Aged 65 and Older: The Veterans Affairs Normative Aging Study/Dental Longitudinal Study
Diet and prevention of oral cancer

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