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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
あなたは「仕事で結果を出したい!」と、こだわるビジネス・パーソンですか? もしそうであれば、その成果を出せるコンディションは整っていますか?

優れた仕事をするために必要なビジネス・スキルとして、ビジネス・マナーや自己管理能力、論理的思考力、タイムマネジメント能力、コミュニケーション能力、情報収集力、キャリア・プランニングなどが挙げられます。

■眠ることはビジネス・スキル

いろいろなビジネス・スキルがありますが、基本は自己管理能力です。心身ともに健康でなければ、よい仕事はできません。たとえば体調不良のときに、タフな交渉をまとめ上げられますか? また、メンタル・ヘルスに気を配っていなければ、ストレスに満ちた競争社会を勝ち抜いていけません。

このコラムでは、ビジネス・パーソンにとって最も大切な自己管理能力を高めていただくため、睡眠に特化して情報をお伝えしていきます。

■ビジネス・パーソンのひどい睡眠事情

NHK 放送文化研究所が行った国民生活時間調査によると、1960年の日本人の平均睡眠時間は8時間15分でしたが、2010年には7時間14分となりました。つまり、日本人の睡眠時間は、50年間で1時間も短くなったということです。

「こんなに眠っていないよ!」というビジネス・パーソンも多いでしょう。この調査の対象者は、子どもからお年寄りまで広い年齢層にわたっています。20~50歳代のビジネス・パーソンを対象としたマイナビ・ニュースの調査によると、平均睡眠時間は平日5.9時間、休日7.2時間でした。平日に睡眠を削って、休日に睡眠不足を解消している姿が浮かび上がります。

ピースマインド・イープ株式会社がビジネス・パーソンを対象にして行った睡眠傾向調査によると、「睡眠不足で仕事に支障が出ていますか?」という設問において、「毎日のように出ている」「ときどき出ている」と回答した人が、合わせて56%に上っています。日中の眠気が作業能率を低下させるという、睡眠不足の職場への悪影響が明らかとなっています。

■優秀な人はグッスリ眠っている

実は、できる人ほど睡眠には気を配っています。健康管理の基本は食事と運動、休息です。最近では、食事や運動に対する関心は高まってきていますが、睡眠を含む休息はないがしろにされがちです。だからこそ、良い睡眠をとることはライバルと差をつけるポイントにもなります。

アメリカ航空宇宙局(NASA)の研究によると26分間の昼寝が、パイロットの能力を34%も向上させることが分かりました。これを受けて海外の航空会社では、戦略的な仮眠をとることが勧められています。また、あのマイクロソフトの本社には、1千万円以上もする仮眠用ポッドがあるそうです。

スポーツ選手も睡眠を重要視しています。ロンドンオリンピックでは、半数以上の日本選手が高反発マットレス「エアウィーヴ」を持ち込みました。また、快眠効果があるアミノ酸・グリシンのサプリメントを飲んだ日本競泳陣は、多くのメダルを取りました。

このように、体調管理を大切にしたい人は、しっかり睡眠をとるようにしているのです。

■記憶や病気、寿命と睡眠の効果

試験の前に「一夜漬け」をしませんでしたか? 翌日の試験ではうまく答えられたかもしれませんが、数日たつと覚えたことはほとんど忘れてしまします。1回の試験のためなら一夜漬けでも良いでしょうが、資格試験など勉強した知識を仕事に使う場合は、きちんと眠ったほうが効率的です。覚えたことは眠っているあいだに取捨選択されて、必要な記憶が脳に定着するからです。

グッスリ眠ると、病気にもかかりにくくなります。眠っているあいだに、免疫力(体の抵抗力)が高まるからです。逆に睡眠不足が続くと、風邪などの感染症にかかりやすくなります。生活習慣病も睡眠と深く関係します。睡眠時間が7時間前後の人は、そうでない人に比べて高血圧症や糖尿病、脂質異常症になりやすいことが知られています。さらに、6~8時間睡眠がとれている人はそうでない人より、寿命が長くなる可能性が高まります。

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■さあ、睡眠の質を高めましょう!

仕事の成果を出すのは、起きているときのあなたです。だからといって、英語やMBAだけを勉強しても、肝心な健康を害しては元も子もありません。グッスリ眠ってこそ、目覚めている時間が有効に使えます。今後このコラムでは、分割睡眠やパワーナップ、レコーディング快眠法、快眠サプリメントなどをご紹介して、あなたの快眠ライフのお手伝いをします。

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