「鶴は千年、亀は万年」という諺があるように、遥か昔から日本では長寿のシンボルとして親しまれてきました。でも亀の種類によっては絶滅が危ぶまれているものもあり、このほどスイスのチューリッヒ動物園で絶滅防止のための繁殖が見事成功、9匹の小さな小さな赤ちゃん亀が誕生しました。

80歳のガラパゴスゾウガメが繁殖に成功

Pinned from thedodo.com

ガラパゴスゾウガメはリクガメ科の中で最大の種類といわれており、脊椎動物の中で最も寿命が長いカメとしても知られています。その平均寿命は野生のもので100歳を超え、過去にハリエットというオーストラリア動物園で飼育されていたものは、175歳で長寿を全うしたそう。

その他、ガラパゴスゾウガメではないですがアルダブラゾウガメと呼ばれる大型陸ガメで、なんと推定寿命が250年といわれているものもあり亀神話を残しています。いくつもの時代をゆっくりゆっくりと成長し、そんなに長く生き延びているカメってなんだか凄いですよね。

そんなガラパゴスゾウガメは現在、絶滅危惧種に認定されておりなんとしてでも絶滅を回避させたい専門家や愛好家が繁殖を望んでいます。野生ではコントロールは不可能ですが、動物園ではそれも可能ということで望みをかけて、今回54歳のオスと交尾させたところ見事に成功したのです。

わずか113グラムのポケットサイズの赤ちゃん

Pinned from thedodo.com

ガラパゴスゾウガメは大型陸ガメなので、オスとメスの体重は180kg~320kgまでにもなるそう。今回赤ちゃんを産んだ80歳の母カメは99kgというから、80歳にしてまだまだ「若い母親」というところでしょうか。

これから先の長~~いカメ人生を歩んでいくんだね!

Pinned from thedodo.com

今生まれたばかりのこの小さな小さなカメは、これから100年は余裕で生きて行くのです。それを考えると不思議な気持ちになりますね。生物の中では貝などが500年ぐらいの寿命があるものも存在すると言われますが、脊椎動物の中ではやはりカメが一番長生き。「カメは万年」という言い方は大げさにしてもそのぐらい長生きする生き物なのです。

生命の神秘を感じる

Pinned from thedodo.com

100年も200年も生きているカメを歴史に例えると、日本の歴史では江戸時代の後期から現代まで生きていることになります。カメは長生きするだけでなく成長もゆっくりだそう。日本では人を「カメ」に例えると「行動が遅い・鈍い」というネガティブな印象に捉えられがちですが、実は動物界で一番神話を生み出す素晴らしい生き物なのです。

これからもこの9匹のカメの赤ちゃんが、無事に育ってまた繁殖に成功するといいですね。これまで、人間のエゴと身勝手さによる密猟のせいで絶滅に追いやられた動物も多く存在します。絶滅危惧種の動物は美しいものばかり。何とかして貴重な動物が地上で生き残れるように、私たち人間も協力しなければいけないのではないでしょうか。

この記事を書いたユーザー

Mayo このユーザーの他の記事を見る

公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

得意ジャンル
  • 話題
  • 社会問題
  • 動物
  • 海外旅行
  • 育児
  • テレビ
  • カルチャー
  • 美容、健康
  • ファッション
  • 感動
  • コラム
  • おもしろ

権利侵害申告はこちら

Spotlightのライターなら1記事最大3000円もらえる!日本最大級メディアでライターデビューのチャンス