記事提供:LITALICO 発達ナビ

ふと気づいたら息子の育児にくたびれ果てていた私。

そんな私を見て、追い詰められて泣いてしまった娘。イライラがたまった私と夫は、休日になるとお互いをなじりあう最悪の状態になりました。

ボロボロになった私は、家族にも休憩が必要だと気付いたのでした。

夫となじりあう最悪の日々

息子が発達障害と分かってから、母親である私はとにかく頑張ってきました。

親として支援できることは何か、家庭生活の中で工夫できることは何か、いつもいつも考えてきた気がします。

それでも発達障害児の育児は「一歩進んで二歩下がる」日々が続きます。

まるでジェットコースターのように気持ちがアップダウンするなかで、私の気持ちは疲弊していきました。

一日の終わりはいつも疲れ果て、夫が帰宅後にビールを飲みながらくつろいでいる姿を見ると、たまらなく苛立ちました。

「どうして私ばかり…」

普段から息子と関わる時間の少ない夫。

声のかけ方やタイミングが息子には合わず、夫と一緒に過ごす休日となれば、息子の調子は急激に悪くなりました。

そんな息子を見て、今度は夫がイライラ。

息子に罵声を浴びせかける夫の姿を見てから、休日は私にとって恐怖の時間となっていきました。

息子の調子は最悪、夫は私に舌打ちし、私は夫に暴言を吐き…。

ほんの一年前まで、私たち家族の休日はとても悲惨なものだったのです。

小学校からの連絡でハッとした

息子への対応に疲れ果て、休日には夫婦喧嘩をし、私はストレスで寝込んでしまうことが増えていきました。

また、息子の多動やこだわりなどの特性が外出先で現れたらどうしよう…と怖くなり、家族との外出が憂鬱に。私はますます家に閉じこもりがちになりました。

そんなある日。

小学校から、上の娘が「授業中に泣き出した」という連絡が入ったのです。

理由は、

「弟のことでお母さんが疲れているのを見たくない」

「弟のことで自分はいっぱい我慢している。

我慢したくないけど、お母さんが大変そうだから我慢している」

というものでした。

担任の先生からは「お母さんも弟さんのことで大変なのは分かるのですが、上のお子さんのことももう少し目をかけてあげてください」と言われました。

このときに初めて、自分が息子のことで頭がいっぱいになっていたこと、そのせいで家族みんなが追い詰められていたことに私は気づいたのでした。

家族が笑っていられることを目指そう!

小学校からの連絡をきっかけに、「息子の成長を支援する」以上に大切なのは「家族みんなが笑っていられること」なのだと気づきました。

どんなに息子が成長しても、家族が苦しんでいては意味がありません。

いろいろと考えた結果、私は以下のように決めました。

家族それぞれのプライベート空間を作る

それまではリビングで家族全員べったりと一緒にいました。

当時は、流行りの「リビング勉強」を取り入れていましたが、娘の勉強部屋を作り、勉強は自分の部屋でさせるようにしました。

私と夫の部屋も作り、休日はどちらかが子育てから離れ、この部屋で休息できるようにしました。

「家族全員一緒に」を原則にしない

息子がいると行動範囲が限られてくるため、娘のやりたいことがなかなかできなくなります。

家族全員一緒に行動することを原則とせず、二人ずつに分かれて遊びに行ったりしています。

これによって娘が息子のことでフラストレーションをためることがなくなりました。

託児施設を積極的に利用する

当初は仕事でもない日に託児施設を利用することに抵抗がありましたが、家族にも休みが必要です。

一時間700~800円程度で利用できるし、息子も新しいおもちゃがあるので託児施設が大好きです。

2時間だけ預かっててもらって、その間娘と美術館や映画に行ったりしています。

それだけで、家族全員がリフレッシュして、お互いに優しくなれることがわかりました。

毎日くたびれ果てて、家族に八つ当たりをしていた以前の私。今は、割り切って息子と離れる時間を作ったことで、家族にも私にも余裕が出来ました。

まずは家族が笑顔でいること、これが何にも勝る「支援」なんだと思います。

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