記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
頻尿や尿もれに悩んでいる人はとても多く、特に女性に多いようです。
今回は、そうした尿トラブルの中から『過活動膀胱』という病気について、泌尿器科の医師に聞きました。

Q.過活動膀胱とはどのような病気なのでしょうか?

過活動膀胱とは、膀胱の活動が過剰になっている状況です。
つまり自分でトイレに行って排尿する場合ではなく、膀胱の収縮が不随意に起きてしまうという病状です。不随意の膀胱の収縮を「尿意の切迫感」として感じるようになってしまい、頻尿の症状が引き起こされます。

Q.過活動膀胱の原因はどのようなことでしょうか?

膀胱神経や膀胱血管の問題が原因だといわれています。
生活習慣病の糖尿病高血圧を放っておくことによって、不随意収縮が起こること、加齢のために膀胱の能力が落ちたなどの状況によって、発症している場合もあります。

Q.過活動膀胱予防で、日頃心がけることはありますか?

糖尿病や高血圧などの生活習慣病の予防が第一です。
また、膀胱炎のような炎症性の病気によっても、同様に頻尿症状が現れてしまいますので、会陰部周囲を清潔に保つことも大切でしょう。

Q.過活動膀胱は尿もれの原因になるとDoctorsMeにありましたが…

過活動膀胱とは自分の意に反して膀胱が収縮する病気です。急に我慢できない程の尿意がきて、気持ちで制御できずに尿がもれてしまう、もれそうになるという症状があります。

出典 https://doctors-me.com

過活動膀胱で起こる尿意切迫感の度合いが強くなります。
膀胱の不随意収縮の圧力が強くなってしまうと、尿道を閉じておくための括約筋の圧力を上回るので、尿もれの原因となります。

圧力の関係から考えると尿道を閉鎖する圧力を保てれば、尿もれは抑えることができます。
『骨盤底筋体操』という体操で筋力を上げることでも、尿もれを予防する方法もあります。

Q.過活動膀胱の場合、何科を受診すればいいですか?

頻尿症状や尿もれといった症状で困ったら、泌尿器科へ相談しましょう。

小さな病院では泌尿器科がないこともあるので、一度問い合わせてから受診するといいですね。
受診の際には検尿検査で膀胱炎になっていないことを確認し、尿の出る勢いの検査を行います。その後、診断をして内服治療が始まります。

内服薬として膀胱の収縮を抑えるための薬を使用します。
例:抗コリン薬、ベータ3刺激薬

ただし副作用が現れることがあります。
・口の渇き
・頻脈などの不整脈
・尿の出が悪くなること
しばらくは定期的な通院で、副作用での問題がないことを確認することをおすすめします。

※薬の種類などは医師と相談して決めましょう。

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最後に医師からアドバイス

頻尿や尿もれは加齢による要素が含まれていますが、それだけであきらめることはありません。
さまざまな治療方法が存在します。もし悩むようなことがあれば泌尿器科に相談してみるといいですね。

(監修:Doctors Me 泌尿器科医師)

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