出典 http://tencoo.fc2web.com

京都市左京区にある世界遺産・仁和寺(にんなじ)皇室とも所縁の深いお寺で吉田兼好の「徒然草」にも登場。桜の名所としても知られ春の桜と秋の紅葉の時期は多くの参拝者で賑わっています。

そんな仁和寺がまさかのブラック?!『神も仏もあったもんじゃねぇ』『罰当たり』とネットで拡散され話題になっています。世界遺産・仁和寺で一体何が・・・?

仁和寺(にんなじ)は、京都府京都市右京区御室にある真言宗御室派総本山の寺院。山号を大内山と称する。本尊は阿弥陀如来、開基(創立者)は宇多天皇。「古都京都の文化財」として、世界遺産に登録されている。

皇室とゆかりの深い寺(門跡寺院)で、出家後の宇多法皇が住したことから、「御室御所」(おむろごしょ)と称された。明治維新以降は、仁和寺の門跡に皇族が就かなくなったこともあり、「旧御室御所」と称するようになった。

御室は桜の名所としても知られ、徒然草に登場する「仁和寺にある法師」の話は著名である。当寺はまた、宇多天皇を流祖とする華道御室流の家元でもある。
普段は境内への入場は無料であり、御殿・霊宝館の拝観のみ有料となる。ただし、御室桜の開花時(4月)に「さくらまつり」が行われ、その期間は、境内への入場にも拝観料が必要となる。

出典 https://ja.wikipedia.org

出典 http://www.ninnaji.or.jp

今回明るみになったのは、仁和寺が運営する宿泊施設「御室(おむろ)会館」で働く料理長が長時間労働を強制されたことにより、「抑うつ神経症」を発症したとして、慰謝料などを求め京都地裁に仁和寺を提訴。

仁和寺側は、料理長の身内に不幸があったこと、インフルエンザなどが精神疾患の原因と主張し長時間労働が原因ではないと全面的に争う姿勢をみせていましたが

2016年4月、京都地裁は元料理長の主張と認め『尋常ではない過酷な勤務状態』と批判し4200万円の支払いの判決を言い渡しました。

『尋常ではない過酷な勤務状態』とは…

349日連続勤務&240時間残業の過酷な業務

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元料理長の男性は2004年に仁和寺に雇用され境内の宿泊施設で料理を担当。2005年4月に料理長昇進。料理長になったまではよかったのですがそこから始まった1年で365日勤務(349日は連続勤務)精神も体もボロボロになった元料理長は2012年8月に「抑うつ神経症」と診断され休職しました。

発症前の約1年3ヶ月間、ほとんど毎月140時間以上の残業があり、多い月には240時間の時間外労働があったとのこと。

判決によると、23年4月~24年3月に御室会館に宿泊した客は平均で700人で、多い月には1100人を超えることもあった。同時期にレストランで提供された昼食は、最も多い月で3千~3500食にのぼっていた。

23年8月までは男性を含めて調理人は3人いた。しかし、同月に2人が退職したため、24年3月までは男性1人で調理を担当した。その後、一時3人に増えたが、再び2人に戻り、別の従業員が休暇を取った際などは1人で業務を行うこともあった。

出典 http://www.sankei.com

料理長が一人でこれらの調理を担当していた時期があったとは…3人でも激務が想像できる勤務状態ですが一人で業務を行なうなんて本当に尋常な勤務状態ではありません。休憩時間も1日1時間あるかないかの状態。この過酷な業務により元料理長は追い詰められていきました。

世界遺産のお寺「仁和寺」で働いていた男性が長時間労働で精神疾患を発症したことを受け、ネット上でも「お寺までブラック化」「死んじゃう」と大きな反響を呼んでいます。

出典 http://otakaramap.funboy.info

ブラック企業は社会でも大きな問題になっています。劣悪な労働環境の中、精神的に追い込まれたり、体調を崩したり、過労死・自殺にまで追い詰められるブラック企業の様々な問題を改善しようとの声がある中、まさか世界遺産でも有名なお寺までがブラック化していたとは本当に驚きです。

今回、主張が認められた元料理長は『主張は認められ嬉しいが体が元に戻る訳ではない。けれど、人生を一歩進めた』とコメントを発表。仁和寺側は『主張が認められず残念』としながらも控訴せず判決が確定しました。仁和寺は過去にも裁判にまで発展したトラブルが起こっていました。

仁和寺では境内で、花見のシーズンにすき焼きや酒を提供する茶店が営業していた。しかし2011年1月に寺が「宗派の戒律上、肉食はよくない」として突然、約40年続いた茶店に営業不許可を突きつけた。

一方的に打ち切りを通告された茶店側は、営業権の確認や慰謝料の支払いを求めて京都地裁に訴訟を起こし、今年5月30日、地裁は寺側に慰謝料120万円の支払いを命じたことで、ひとまず一件落着した。

出典 http://the-liberty.com

世界遺産・名刹、皇室と所縁が深く多くの人が観光で訪れる華やかな場所がまさかのブラックだったとは驚きを隠せません。二度とこのようなことが起きないよう仁和寺には心を入れ替えて欲しいと思います。

日本社会にとっても大きな問題となっている企業のブラック化、ブラック企業で無理に働くということはブラック企業で暴利をむさぼっている経営者に手を貸すということになります。ブラック企業だと確信したらすぐにでも辞める勇気を持つ事、そして社会は、誰もが安心して働ける労働環境を整えるべきではないでしょうか。

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