寒くて今にも死んでしまいそうだから・・・

バイソンの子牛をアメリカ西部に位置するイエローストーン国立公園内を訪れていた親子が確保。周囲の反対も聞かず自身のSUVに乗せて公園の警備隊事務所に搬送したというニュースが全米で報道されました。

男性とその息子は、心から「寒さに震えて、死ぬのではないかと心配だった」と話しており、あくまでも「善意」の行動であったことは間違いなさそうです。

関係者が、子牛を現場に戻し野生に返す努力を何度か試みましたが、一度人の手に触れてしまったためか、母親はこの子牛を受け入れ子育てすることを拒否。また、人に慣れてしまった子牛が人間や車に近づいてくるようになったので、危険だと判断。結局、とても残念ですが安楽死させられてしまうという結果になりました。

安楽死を伝えるニュース報道

出典 YouTube

近年公園を訪れた観光客やハイカーが、バイソンに近づこうとして襲撃され怪我を負うという事故が相次いでいました。そのため、入園時に注意を喚起するパンフレットも配られていた矢先のことでした。

これに対し、この親子を激しく非難する声が大きくなっています。

「こいつらバカすぎる」
「野生動物を冒涜している」
「何さまだと思ってるんだ!」
「この子牛が可愛そうすぎる」

パンフレットには明確に 野生動物からは23メートル以上離れることを求めていますが、無視する人々が多く、昨年は5人が重傷を負っています。

野生の動物に近づくな!

Licensed by gettyimages ®

公園内にはこんなサインもたくさん設置され注意喚起。

「善意」があだになってしまうという結果になりましたが、人間が考える善意が、動物の側に立ってみると、実は危害以外の何物でもないといことを知らなくてはいけません。人間が安易に野生の動物に近づいたり保護したりすることは、あってはならないことです。

これから先、同じような不幸な事故が起こらないようにと強く願います。

絶滅が危惧されているアメリカンバイソン

出典 http://www.nytimes.com

[サーモン(米アイダホ州) 9日 ロイター] - 米議会は9日、バイソン(別名バッファロー)を国獣に指定する法案を可決した。オバマ大統領が署名した。バイソンは北米で最も大きな陸上哺乳類として知られ、米西部開拓の象徴的動物。かつては数千万頭が生息していたが、乱獲や政府の駆除政策で19世紀末には数百頭にまで減少した。 最後の50頭弱がイエローストーン国立公園で保護され、現在は敷地内にこの群の子孫4900頭が生息、野生の純血種の群としては最大となっている。  バイソンは1913年から25年にわたって5セント硬貨の裏面に図柄が刻印されているほか、1912年以来内務省の標章の図柄になっている。

出典 http://jp.reuters.com

アメリカンバイソン(バッファロー)は先日9日にアメリカの国獣に指定されたばかりでした。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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