記事提供:カラパイア

様々な国家機密に関わっている科学者が不審な死を遂げるというのはわりとよくあるケースである。

公式に発表された死因とは考えにくい命の落とし方をしている場合もあり、陰謀論を信じないものでも、「ひょっとしてひょっとすると…」と思うほどには謎に満ち溢れているのだ。

ここでそんな不可解な死を遂げた科学者たちの5つのケースを見ていくことにしよう。

1. ゼネラル・エレクトリック社の25人の科学者たち

1980年代、ソ連と冷戦時代にあったアメリカのロナルド・レーガン元大統領は戦略防衛構想(通称スターウォーズ計画)と呼ばれる大胆な軍事計画を打ち立てた。

この軍事計画は、アメリカに向けて発射されたミサイルをレーザー衛星などを使って打ち落とすという画期的な計画で、様々な企業や機関や科学者たちが携わっていた。

英国のゼネラル・エレクトリック社(General Electric)の防衛電子部のGEC‐マルコーニも計画の一端を担っていたが、1982年から1990年の間に25人のマルコーニの部下である研究員たちが不審死を遂げた。

彼らの死因のほとんどが、事故や自殺として処理されたが、運転中に鼻を切り落され死んだ科学者もいたという話もある。

ソビエトのスパイが計画の完成を遅らせるために殺したという説もあれば、違法行為をもみ消したり、兵器の秘密を保持するため自国の政府に殺されたという説もある。

2. 英国の生物兵器研究者 デービッド・ケリー

2003年、英放送協会(BBC)は「英政府はイラクの脅威を誇張して伝えるため、“イラクが45分以内に大量破壊兵器を実戦配備できる”という偽情報を報告書に盛り込ませた」と報じて英国を震撼させた。

政府はこの放送に大激怒し、やがて情報源が英政府の国防省顧問の生物兵器、微生物学の権威、デービッド・ケリー氏だということを突き止めた。

英下院外交委がケリー博士を召喚し事情聴取を行ったが、博士はBBCの記者の取材には応じたが詳細(45分以内に配備)は話していないと主張。

しかし、その2日後に自宅を出てから行方が分からなくなり、翌朝8キロ離れた場所で遺体が見つかった。警察によるとケリー氏は痛み止めを大量に服用し自ら手首を切って自殺したということだが、

判事の裁定により証拠は70年間公開されないことになったため、本当に自殺だったのかどうか確かめるよしもない。さらに、ケリー博士は死ぬ前に何人かのジャーナリストたちに連絡を取り、「巨大な闇の力が動いている」と警告していた。

3. 炭疽菌研究の第一人者 ドン・ワイリー

エボラ熱などのウイルスに対する免疫系反応の識見においてその右に出る者はいないと言われたドン・ワイリー博士。炭疽菌を使った化学兵器研究の第一人者であった博士が2001年にアメリカ全土を恐怖に陥れた炭疽菌事件中に失踪するという事件が起きた。

捜査の結果、まずワイリー氏のレンタカーがミシシッピ川の橋の上で見つかった。車はガソリン満タン、鍵を差し込んだままの状態だったという。

車は見つかったものの肝心の本人の消息がつかめず、バイオテロリストたちに誘拐されたのではないか、との噂や恐怖が広がった。

しかし、40日後に483キロ離れたミシシッピ川から同氏の遺体が発見された。ケリー氏の死は、午前4時に橋を襲った突風による事故と処理された。

その1週間前にはHIVなどの伝染病に詳しい細胞生物学者ベニト・クー博士がマイアミ医科大の自研究室の外で遺体で見つかっており、警察が路上強盗の犯行と見て捜査を進めていた。

また、ワイリー博士の死後にロシア人生物兵器学者であるウラジミール・パセチニク博士も謎を残したまま死んでいる。

パセチニク博士は英国や米国の炭疽菌研究から離れたばかりであった。ロンドンで倒れて死亡し、死因は心臓発作ということだった。パセチニク博士は「惑星上の人口の3分の1を破壊できる」という終末的な生物兵器に研究に関わっていた。

4. アメリカの南極基地で働いていた物理学者 ロドニー・マークス

オーストラリアの宇宙(天体)物理学者、ロドニー・マークス博士は南極にあるアメリカのアムンセン・スコット基地(1956年に南極点付近に建設した観測基地)で働いていた。

ある日、マークス氏は基地内で体の不調を訴え、36時間苦しんだ後に死亡した。スコット基地はアメリカ国立科学財団とアメリカの軍需製品メーカーであるレイセオンが運営していたが、マークス氏の遺体は財団とレイセオンが保管し半年間返されることはなかった。

その間、彼らはマークス氏は自然死であると言い張ったが、その後ニュージーランド警察(ロス海属領はニュージーランドが所有権を主張しているため)によって行われた検死で、マークス氏の死因は致死量を超えるメタノールの摂取だということが判明した。

同氏はメタノールとは“知らずに”、自ら摂取した可能性があるという。

だが基地内には十分な量のアルコールがあったのでメタノールと知っていたら飲むようなことはしないはずだ。

さらにマークス氏は恋人ができたばかりで大事な研究もほぼ完成段階にあった。金銭的なトラブルはなく、体の不調を感じたあとに即座に治療法を求めていたことから自殺とは考えられないとも推定している。

また、財団と警備会社は捜査に対して協力的ではなかったとも話している。その後捜査の見直しが行われそうになったが、アメリカ側が「外交問題に発展する」とし調査を終了することを強制したとニュージーランドの新聞は報じている。

5. 南極で温暖化を調査していた3人の科学者たち

続いても南極で起きた不可解な事件だ。2013年、地球温暖化にかかわる調査を行っていた3人の科学者が死亡した。彼らは同じプロジェクトで研究を行っていた同僚たちだが、3人ともおかしな死に方をしている。

1人は階段から落ちて亡くなった。もう一人は雷に打たれて亡くなった。最後の1人はトラックにひかれて亡くなったのだ。ケンブリッジ大学のピーター・ワドハム教授は、彼らは暗殺された、と主張している。

ワドハム教授によると、トラックに引かれて死んだ科学者は、彼が自転車に乗っている時に、トラックが故意で突っ込み引き殺したのだという。

石油会社に暗殺されたか、氷の下にある発見してはいけないものを見てしまったため、政府により口封じの目的で殺害されたのか…その理由は謎に包まれている。

出典 YouTube

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