記事提供:conobie

私たちの生活から切っても切り離せない「スマホ」。

あなたはお子さんとスマホやタブレットの関係性を、どのように考えていますか?

目次

・スマホ利用に関するママやパパの心配事Q&A
・番組を見たパパママの反応は…?
・自分たちなりの答えを出して、向き合ってみよう!

子育て中のパパママの強い味方、NHK・Eテレの「すくすく子育て」。

2016年5月14日(土)の放送回は、『大丈夫?スマホやタブレット』というテーマでした。

すくすく子育てによると、現在、0~6歳までの子どもたちのいる家庭で、76%の親御さんがスマホを使わせたことがある。と答えています。

子どもが騒いだときに、スマートフォンやタブレットで動画や写真を見せると、おとなしくしてくれるから、つい渡してしまう、というパパママが多いよう。

しかしその一方で、「コミュニケーション不足にならない?」、「依存症にならない?」などの不安や葛藤を持ちながら、スマホを見せているという現状もみえてきました。

スマホ利用に関するママやパパの心配事Q&A

番組のホームページには、このテーマに関するQ&Aが掲載されています。

回答している専門家は、小児科医の榊原 洋一さんと眼科医の仁科 幸子さん。それぞれ専門家ならではの視点で相談に答えており、とても参考になります。(※榊原先生は、今日の番組にも出演されていましたね)

Q1:スマホ使用させることで、子どもの視力への影響はある?

仁科さんのアンサーは、

「0~6歳までは視力が伸びる時期なので、スマホの小さい画面で、単一な情報だけを取り入れるのは問題があります」

スマホ利用が視力に与える影響については、研究に基づいた根拠はありませんが、視力が育っていく大切な時期であることを考えると将来、影響が出てくるのではないかと考えられます。

特に3歳頃までは目でみるものを通じて、脳も感受性が高い時期です。

脳がうまく発達しないと、

・視力や両眼視(両目でものを立体的にみる機能)。
・眼球運動(目の動き)。
・調節(ピントを調節する機能)の正常な発達が損なわれる懸念があります。

目と脳の成長過程を考えると、大きさも照度もピントも一定のスマホの小さい画面の情報ばかりを与えるのは問題があります。

既に視覚ができあがっている大人や就学後のお子さんでは、近視が進行する心配があります。

出典 http://www.sukusuku.com

Q2:スマホ使用で、子どもの視力が低下したりしないように親が気を付けることは?

仁科さんのアンサーは、

「必ず親の管理のもと、適切な環境で、時間を守って見せるようにしましょう」

周りが暗い状況や、車内やベビーカーなどの動いている状況、姿勢の悪い状況で見せないこと。また、画面からは少し距離をとって見せるようにしてください。

視覚の情報は、両目の視線が合っていて、目の奥の網膜の中心部にきちんと焦点が合って、脳に届くのが理想的です。

テレビやコンピューターなどの近業作業は、学童期でも30分までにして休憩をとるようにしたいですが、スマホは画面が小さいので30分でも長すぎると思います。

子どもは大人と違って目が疲れたと感じることがなく熱中し、目を酷使してしまいますので、大人が管理しない状況でスマホを見せるのは良くないです。

脳の情報処理の発達段階なので、何を見せるかを大事にして欲しいですね。

出典 http://www.sukusuku.com

Q3:スマホの使用は、子どもの身体や発達に影響はある?

榊原さんのアンサーは、

「はっきりとしたデータや科学的根拠はありません」

日本でほとんどの家庭がテレビを所有するようになってから約50年経って、ようやくテレビ視聴の影響の研究結果がわかってきました。

新しいメディアであるスマホ使用の子どもへの影響に関する研究結果や科学的根拠はまだありません。

テレビとスマホの決定的な違いは、スマホには持ち歩けて、赤ちゃんでも触れるアクセシビリティにあります。

スマホは父母が常に使っていて、テレビ以上に双方向のインタラクションがあり、テレビより身近で、より影響力があるかもしれません。

子どもは、一番身近である親とのインタラクティブなやりとりから言葉を覚えます。

テレビ視聴の研究結果では、テレビ視聴の時間が長くても、親との会話の時間がある子どもは、言葉の獲得への影響は少ないというデータがあります。

程度の問題もありますが、スマホを使用させていても、親が声かけをしたり、他の時間で相手をしていれば、言葉の発達への影響は少ないと考えられます。

出典 http://www.sukusuku.com

Q4:何歳くらいから・どの程度の時間なら、子どもにスマホを使用させてもいい?

榊原さんのアンサーは、

「家庭内でルールを作り、常識の範囲で使用させましょう」

データに基づいた推奨年齢や推奨使用時間はありません。

3~4歳の子どもは、1日のうち起きている時間が12時間、そのうち食事や入浴などを除いて自由時間が約6時間あると考えると、その自由時間の間、ずっと周りの人の顔や表情も見ないでスマホをしているのは良くないです。

子どもの発達には生身の人間、特に身近な親とのインタラクションが欠かせないので、その時間が必要です。

使用している間も親子での会話があったり、その他の時間でインタラクティブなやりとりが発生していることが大切です。子どもにスマホを持たせて一人きりにさせないようにしてください。

「○歳までは使用させない」「1日○分まで」など、各家庭でその家に合ったルールを作りましょう。

出典 http://www.sukusuku.com

Q5:スマホやデジタルメディアを子どもに使用させる際の注意点・アドバイスは?

榊原さんのアンサーは、

「親が心配するマインドを持ち続けることが大切です」

スマホなどの新しいデジタルメディアの子どもへの影響については、未知の部分が多いです。

身体や発達への影響が不安視される一方で、アプリやデジタル絵本など、子どもの学習効果をもたらすものや、障害児の発達に良い影響を与える可能性があるものなど、ポジティブな側面もあります。

新しいメディアと向き合っていく中で、親が安心して使用させず、常に心配するマインドを持ち続けましょう。心配するということは、常識があるということだと思います。

親自身が子育ての合間にスマホを使用したり、子どもに使用させることで心穏やかでいられるのであれば、それは合理的でいいと思います。

出典 http://www.sukusuku.com

番組を見たパパママの反応は…?

ツイッターには、今回の放送を見たパパママからこんな感想があげられていました。

自分たちなりの答えを出して、向き合ってみよう!

子どもにスマホを使用させる場合に気をつけたいポイントは、

1. 特に3歳以下は視力が発達する大切な時期と心得る。
2. 使用させるときは目を疲れさせないよう、周囲の明るさ、動き、姿勢に気をつける。
3. 必ず親が管理をし、時間は短くする。
4. 家族の会話の時間も確保する。
5. 親が心配するマインドを持ち続ける。

というものでした。

お子さんの年齢や、家族の置かれている状況によっても、スマホの利用頻度や理由は変わると思います。

これを機会に改めて、子どもにスマホを見せているのか、または見せていないのか理由を考えてみたり、自分たち家族の中でのルールを決めてみたりすると、いいかもしれないですね!

子どもの年齢は少し上になりますが、以前Conobie編集部でご紹介させていただいた、あるパパのアイディアも、ぜひ参考にしてみてください!

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