亡き父の店を継いだ青年 寝食惜しまず頑張って働いていましたが・・・

アメリカ、テネシー州Chattanooga(チャタヌガと読みます)に一軒のサンドイッチショップがあります。Ankar's Hoagies

サンドイッチ、バーガー、サラダやスープ、デザートなど、カジュアルな雰囲気で食事が楽しめるこの店は、知る人ぞ知る地元の人気レストランです。

このレストランは、現在のオーナーAndrewさんが父親から受け継いだもので、彼は、3年前に高校を卒業してからずっと、朝8時からから夜9時過ぎまで、キッチンで料理することはもちろん、フロアーの掃除から客の出迎えまで、休むことなく働いています。それはひとえに父が頑張って築いた店を自分で守りたいという強い気持ちからでした。

出典 https://www.facebook.com

Andrewさんは、ダウン症で生まれた青年です。

そんな中、先週水曜日、突然保健所から通達がありました。ある人物からクレームの通報が入ったので調査しなくてはいけない、と。しかしその通報は、レストランの衛生管理や料理についてのクレームではありませんでした。

「キッチンに入る資格のない障がい者の男性が料理を作っている。オーナーの息子らしい」

そのことを聞いたとき、私ははらわたが煮えくりかえるような怒りを感じました。私の弟Andrewはただの使用人ではありません、このレストランのオーナーです。

この世の中に優しさのかけらさえ持ち合わせず、一生懸命働いている弟のような素晴らしい人間を尊敬し感謝する気持ちさえ無い人がいるということに怒りがこみ上げます。障がいがある人たちをまるで人間もどき、と思うような人々に対し、僕は嫌悪感さえ覚えます。

出典 https://www.facebook.com

FacebookでAndrewさんの兄Alexさんは、この時の思いを吐露しています。

Alexさんのメッセージはさらに続きます。

レストランで弟の姿を見ていると、Andrewはすべての人を心から愛しているんだなと、思うことがあります。あんな人に優しくしなくても良いと思うような人にさえ、彼は優しく接するのです。彼の中に憎しみや嫌悪という感情はありません。もし、障がい者の人たちを蔑視する人の心にAndrewの半分でも人を愛するという心があれば、世界はもっと住みやすい場所になると思います。

この場で、みなさんに私はお願いしたいことがあります。能力や人種や性別や宗教や、そんなことは横に置いておいて、お互いを尊敬しあい愛しあおうじゃありませんか。Andrewのようなハートを持てば、必ずこの世はもっと良い場所になることは間違いありません。私の言葉を信じてください。

障がいがあるのはAndrewじゃないんです。障がいを持つのは私たちの方なんです。

出典 https://www.facebook.com

今日も働くAndrewさん

出典 https://www.facebook.com

保健所の調査結果は、もちろんすべてOK。店やキッチンにも全く問題は無いと出ました。

この話がニュースで報道されてから、レストランには遠くの町や州からも客が訪れるようになりました。人々はAndrewさんの笑顔と愛に触れて、笑顔になっているに違いありません。

AlexさんのFacebookでのメッセージは18000回以上シェアされ、65000人の人がリアクションをしています。

コメントの大多数がAlexさんと同じ怒りを覚えたという人、レストランを訪れたいという人、そして自身の同じような経験を書いた人などでした。
Alexさんが投じた一石で少しでも世界を変えることができたら、と心から願います。

兄弟一緒に

出典 https://www.facebook.com

先代のオーナー

出典 http://www.ankarshoagiesonline.com

これからも長くAnkar's Hoagiesが続きますように!お父さんも見守っていらっしゃることでしょう。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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