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医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
昨今、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、気管支喘息といったアレルギー疾患を持つ方が非常に多くなりました。このような疾患がある方が妊娠をされると、免疫系やホルモンの変化により、症状が悪化する場合があります。

一方で、これまでアレルギー疾患のなかった方でも、ヒフに湿疹や蕁麻疹ができやすくなる場合も。もともとの体質による疾患でも、急性のものでもアレルギー性の皮膚炎には、ステロイドの塗り薬(ステロイド軟膏等)を使った治療を行うことが、基本的な対処になります。

ただやはり、妊娠中にステロイド剤を使うことによっての胎児への影響は気になりますよね。今回はそんな疑問に医師が答えます!

ステロイド剤は、なぜ危険な薬といわれるのか

あるステロイド剤の添付文書には、「妊婦に対する安全性は確認されていません。妊婦または妊娠している可能性がある婦人に対しては、大量または長期にわたる広範囲の使用は避けること」などと記載されています。これは、あるステロイドを妊娠中のウサギ(7~18日間〈器官形成期〉)に塗布(0.5g/kg/日)したところ、「胎児生存が低下」したり「口蓋裂を発症」したという報告を受けたことによります。

しかし、動物と人とでは代謝経路も、胎児の成長課程も異なります。つまり、ウサギのようなことが人に当てはまるかというと、そうではないということ。

ステロイド剤使用による、奇形児の報告は一例もない!

実際に、妊娠中にステロイド剤を使用したことが原因で胎児に問題が発生したり、奇形児を出産したという報告は、一例もありません。

妊娠の全経過を通じて劇薬指定の強力なステロイド剤を著しく大量に、長期に連用しない限り、催奇形(奇形児)との関係はないとされています。
とはいえ、「これまでに報告がないから、今後も絶対に影響がない」とは言い切れませんので、細心の注意のもと治療を行うことが大切です。そのため、妊娠中は、全身に移行しにくい外用剤単剤で、治療に必要な量をなるべく短期間服用するのが原則になります。

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赤ちゃんや母体への影響は?

外用薬に関してはよほど大量でない限りは問題ありません。
むしろ妊娠前後で皮膚の疾患が悪化することもありますので、皮膚科医に妊娠のことを説明して、適宜ステロイドの種類を調節しながら、きちんとコントロールしていくようにしてください。

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