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記事提供:AbemaTIMES

5月3日は「憲法記念日」だったが、この日の神奈川新聞の紙面が話題となった。それは、最終面が全面広告のようになっている作りで、上段が「萎縮しない」とあり、下段が『「なめんなよ」の精神を』とある。

一体この意図は何なのか?5日に生放送されたAbemaTVの報道番組『Abema Prime』に、神奈川新聞報道部次長・石橋学氏が中継で登場し、解説した。

これは憲法に関する集会などでプラカードとしても使えるものになっているが、企画の発端は、現場の記者から「憲法記念日に力を入れた特集をやりたい」という申し入れがあったこと。

毎年憲法記念日には色々な企画をやっているものの、今年は意味合いが例年とは異なるという。というのも、安倍晋三首相が在任中に憲法改正を公言しており、7月の参議院選挙はかつてないほどに「憲法改正」が争点となると見られているからだ。

だからこそ、例年と同じような紙面を作っていいのだろうかという問題意識から、これまでとは違うことをやってみたいという声が現場の記者から上がってきたという。

番組キャスターのテレビ朝日・小松靖アナから「メッセージとしてははっきり踏み込んでいますが、思い切ったな、と思いました。判断は難しくなかったですか?」と聞かれ、石橋氏はこう答えた。

「議論はありました。もっとストレートに『憲法を守ろう』とかも候補にはありましたが、もっと問われている問題というのは、憲法を守るとか変えるという護憲・改憲よりももっと大きなものでは。

そんなものを抱えているので『憲法』をストレートに言うことではないと思ったのです」

今回の2つのメッセージは、同日の同紙に掲載された憲法学者・木村草太氏によるインタビューの「萎縮をしないのが大事」と樋口陽一氏によるインタビューの「『なめんなよ』の精神が大事」から取ったもの。

「これを外に向かって言うのも大事ですが、それは僕ら自身にも向けられています。メディアの在り方として言うことを言う。

ダメなものはダメ、大切なものは大切と言っていかなくてはいけない。これは僕ら自身の言葉かな、とストンと来たのです」(石橋氏)

また、昨今改憲派が増えているが、「総理が言ってるのだから」といった理由で賛成する人もいるという。そんな状況下、護憲を訴えると「偏っている」と批判をされる空気があるという。

石橋氏は「偏ってる偏ってないという問題ではなく、もっと大事な問題がある。それを口をつぐまないで言いたいことを言っていくということが大事。

自分らに向けて言っている面もある。偏っていることが当たり前になるようこれから発信していきたいと思います」と宣言した。

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