九州全域に大きな被害をもたらした熊本地震

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九州全域で大きな被害を出した熊本地震。発生から3週間たった今でも多くの避難者を出したままになっています。

「被災した人たちに対して自分は一体何が出来るのか?」

そんな思いを抱く人が大勢いるなか、自分達の置かれる立場に葛藤するお笑い芸人は少なくないようです。

お笑い芸人としての葛藤を明かした明石家さんまさん

出典 http://zetsuen.jp

4月16日に、自身のラジオ番組「MBSヤングタウン土曜日」(MBSラジオ)に出演し、お笑い芸人としての想いを語った明石家さんまさん。

「笑える心境じゃない時に笑いを…って。俺が今、被災地に行って『大丈夫でっせ』って言うのも、ものすごいやってあげたいけど、『邪魔じゃ、アホ』って言われるか分からないじゃないですか」

出典 http://www.sanspo.com

「落ち込んでる人たちに、自分を見てちょっとでも元気になって欲しい」という思いがある一方で、「本当に落ち込んでる人にお笑いが必要なのか?」と、被災者の気持ちを思いその葛藤を明かしました。

東日本大震災の際は、ビートたけしさんもお笑いについてこのようにコメントした

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また、東日本大震災の際、”お笑い”について「戯れ言でしかない」と切って捨てたビートたけしさん。

「被災地にも笑いを」なんて言うヤツがいるけれど、今まさに苦しみの渦中にある人を笑いで励まそうなんてのは、戯れ言でしかない。

しっかりメシが食えて、安らかに眠れる場所があって、人間は初めて心から笑えるんだ。悲しいけど、目の前に死がチラついてる時には、芸術や演芸なんてのはどうだっていいんだよ。

出典 http://www.news-postseven.com

人が心から笑えるのは安心した環境があってこそ。お笑いが活躍するのは、あくまで”震災の混乱が落ち着いた後”だと持論を語っています。

果たして本当に被災地に笑いは必要なのか?

5月8日に放送された「ワイドナショー」(フジ系)では、芸能人の被災地支援について取り上げ、コメンテーターの松本人志さんと、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんが”被災地とお笑い”についてそれぞれの想いを口にしました。

被災した人たちの選択肢を増やしたいという村本さん

出典 http://news.walkerplus.com

熊本地震の発生後、自身のTwitterで被災地での漫才ライブを提案し、賛否両論となっていたウーマンラッシュアワーの村本大輔さん。

現在、お笑い芸人の間でも「お笑いはまだ早い」との意見が多いことを明かした村本さん。

しかし、それを踏まえた上で、村本さんは、被災地でお笑いをやることの意味について以下のように持論を述べています。

芸人さんでもよくしゃべるんですよ。楽屋とかで。

家もなくなって、怪我凄いしてる、亡くなってる人もいる。その人たちにお笑いは今必要ない、2年後、3年後でいいんじゃないか。で、やったところで「また行くのか?」と、「どうせその場の1回だけやろ!」と。

僕はでも、結局、なんかわかんないですけど、選択肢をいっぱい増やしてあげて…。怪我を凄いしてる人もいれば、怪我してない人もいる。1から10まで色んな人がいるから、そういう人たちが選べたらいい。

別に2年後、3年後、もしかしたら、僕はそのとき何も思ってないかもしれないですけど、自己満足で僕は行くべきじゃないかと。

出典ワイドナショー(5月8日)

被災地で暮らす人たちが、よりよい選択が出来るように選択肢を増やしたい。自己満足であっても「自分は行くべき」と語った村本さん。

この考えを受け、松本さんが”被災地とお笑い”についてこのように語っています。

松本さんはこの問題についてお笑い芸人として本音をぶつけた

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本当はね、吉本がね。会社がね。「お笑いの会社がそれをやれ!」と。率先して。

我々芸人、まあ村本とかもそうかな。僕らもそうですけど。前のめりに本当はなってても、なってないようにみせたい人たちじゃない?

「もう、会社が言うからもうこんなん今来たって迷惑でしょ~」って言いながら実は本当はやりたかったりするじゃない?そこを汲み取って欲しいのね、会社がね。

吉本が「行け!」って、「お前らがなんでやってくれへんねん!」っていう。本当は村本にこんなこと言わしてるようじゃあかんのよ。

出典ワイドナショー(5月8日)

「自己満足でも行くべき」と語った村本さんの意見を受け、こういった時に率先して動こうとしない会社に対して苦言を呈した松本さん。

今回の放送で語られた”被災地と笑い”については、視聴者からも賛同の意見が多数寄せられているようです。

多くの芸人が悩んでいるという”被災地とお笑いの関係”に、深く言及することになった今回のワイドナショー。

確かに難しい問題だとは思いますが、全ては被災した人たちに求められているかどうかに尽きるのかもしれませんね。

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amaneck このユーザーの他の記事を見る

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