1日から続いているカナダの山火事

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カナダ西部アルバータ州のフォートマクマレーで1日に起こった山火事は勢いを弱めることなく今でも広範囲に渡り続いている様子。住宅など1600棟が消失し、8人余りの人々が避難生活を余儀なくされているということで、その被害は東京23区の3倍にもなると推測されているほどの大火事となっています。

現在では、風向きが変わり住宅地域からは離れたところで森林地帯が燃え広がっているとニュースでも伝えられていますが、大量の雨が降らない限り広範囲に広がった火事は防ぎようがないというのが正直なところ。

多くの住民が避難している中に、土曜日に結婚式を挙げる予定だった女性がいました。エリーズさんは幸いにも命は助かりましたが、家が全焼、ブライダルショップから買ったウエディングドレスも燃えてしまい、結婚式を挙げることもままならない状態に。

現在、避難所にいるエリーズさんと婚約者。一時は二人とも結婚式を挙げられる状況ではないことを話し合うも、こんな時だからこそ絆を深めるために決行しようという結論に。

そこで、ウエディングフォトグラファーのアレックス・ニアリーさんとエリーズさん達の友人も一緒になって、SNSでエリーズさんのドレスを貸してくれる人がいないか尋ねたのです。

予想以上の返信が!

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「困った時はお互いさま」この言葉がいかに有難いか、人はきっと局面に立った時に身に沁みて感じるのでしょう。エリーズさんの状況を察した多くのユーザーの中にはセレブやブライダルショップ、そして一般の「結婚式を済ませた人でドレスを取ってある人」もたくさん手を差し伸べてくれました。

そして無事に式を挙げることができた

申し出てくれたブライダルショップから2着のドレスを借りることにしたエリーズさん。見知らぬ人たちの優しさが胸に沁みます。晴れの舞台に自分が選んだドレスを着ることができなかったのは悲しいことでしょう。

でも、それ以上にSNSから多くの人のオファーがあったことは何より嬉しく、この一日を最高の日に変えてくれたに違いありません。ドレスを着た後、感極まって涙を流すエリーズさん。

「今度は私たちが助ける番です!」

今回のカナダの山火事では、過去にカナダ住民に助けてもらったシリア難民たちも「今度は私たちがカナダの人を救う番」だと避難者支援の恩返しに乗り出しています。日本でもどこでも、こうした災害があると人の助けがいかに大切かということを思い知らされます。

災害に乗じた心無い犯罪を働く人も中にはいます。それでも、まだ、世の中にはこうしてエリーズさんのドレスをオファーしたように親切な人は存在するもの。誰かを救えば、きっといつかまた誰かに救われる時が来ると信じるのも悪くはないのではないでしょうか。

エリーズさんが無事に結婚式を迎えられたこの日は、きっと一生の特別な思い出になることでしょう。エリーズさんには幸せになってほしい。そしてこのカナダの山火事が一日も早く収まることを願ってやみません。

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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