リサイクルショップで古いミシンを買った女性が見つけたものとは・・・

アメリカ・ノースカロライナ州に住む女性が、リサイクルショップで見つけた古いミシンを買ったところから、この物語は始まります。

そのミシンの引き出しには、古い型紙や、当て布など、前の持ち主が残したいろいろなものが、半世紀以上経ってもそのまま残されていました。引き出しの中でひとつだけ、押してもうまく閉まらないものがありました。きっと奥に何か挟まっているのだろうと手を入れて探ってみると、そこには色あせた古い封筒に入った手紙がありました。

愛する人へ。

世界で一番かわいい小さな天使から、素敵な手紙が届いたよ。君は、僕にすばらしい手紙を書いてくれる。君が書く手紙には、いつも今僕が一番聞きたいことが書いてあるんだよ。それは、愛する君からの”I Love You”。君が愛してるって言ってくれるなんて、僕はなんて幸運な男なんだろう。僕はそんな君の愛情に、いったいどうやってふさわしい男になれたんだろうって思うんだ。でも、それは今考えないことにするよ。

生涯君を愛する夫より、ウォルター

出典 http://madworldnews.com

出典 http://www.liftbump.com

封筒を開けると、中には3枚の便箋がありました。その手紙に綴られていたもの、それは愛する妻に送る恋文だったのです。

消印は1963年3月19日。投函されたのは韓国。この手紙は、朝鮮戦争で出兵し、韓国に駐留していた Walter Smithニ曹(当時)からサウスカロライナ州に住む妻Robertaに充てたものだったのです。

ミシンを買った女性アーノルド(Kathi Arnold)さんは、この手紙を読んで、「この手紙は家族の大切なな歴史の1ページに違いない。この手紙を必ず家族に返してあげたい」と思いました。

最初にミシンを買ったリサイクルショップで、誰が売りに来たのか記録が無いか調べてもらいました。その話はやがてテレビ局の関係者の耳に入り、ウォルターさん探しが始まったのです。ニュース番組でこのミシンに隠れていた手紙のこと、そして同時に情報を求めるというメッセージが放映されました。

52年も封印されていた手紙が、一度開かれると、次々に驚きの展開を見せていきます。なんとこの日、ニュース番組を観ていた私立探偵が協力を申し出たのです。

そして家族から連絡が!

私立探偵のPaul Silvaggioさんが家族を探し出すのに、30分しかかかりませんでした。ペンシルバニア州ピッツバーグに住むRobertaさんの甥が見つかったのです。

甥と言う男性によると、手紙を書いたWalterさんとRobertaさんには、子供がいませんでしたが、夫婦は甥や姪をとてもかわいがったそうです。皆が幸せなカップルだったことを覚えている、と話しました。また、Robertaさんの妹の話では、「姉のRobertaは、とてもハンサムな兵士とFort Jacksonで出会い、愛し合って結婚したのよ。」と語りました。Walterさんはとても素晴しい男性で、夫婦は本当に素敵なカップルだったそうです。

幸せな夫婦の関係はWalterさんが亡くなる1971年まで続きました。そして、Robertaさんは昨年2014年に亡くなったそうです。

出典 http://www.wyff4.com

Walter Smith さんは、一番後ろに立っている男性。隣はRobertaさんの妹さん。Walterさんの前に座っているのがRobertaさん。

このミシンは、Robertaさんの母親のもので、Walterさんが戦地にいる間、彼女は母親の家に同居しており、その時に届いた手紙を引き出しに入れたのではないかと、妹さんは話しています。

「もちろん、いただけるならその手紙が欲しいです。なぜなら姉たち夫婦がどれだけ深く愛しあっていたか、私は知っているからです。」

半世紀経って見つかったラブレター。今ごろ天国で一緒にいる2人は笑顔で今回の小さな騒動を見守っていることでしょう。

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公式プラチナライター。テキサス州在住。料理研究家でフリーランスのコラムニスト

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