記事提供:カラパイア

クシャミってほんと不思議。「ハックショーン!」だったり、「チシュッ!」っだったり、人によって千差万別。可憐な女性が見た目からは想像できない巨大なクシャミをしたり、いかつい男性がかわいいクシャミをしたりと、そのギャップも楽しめたりなんかする。

 くしゃみは鼻の粘膜が刺激され、神経末端をイラつかせて起きるものだ。神経は脳の最も原始的な部分である脳幹に信号を発し、肺に大きく息を吸うよう命令が下される。声帯がパッと閉まり、目が閉じられ、口と鼻から空気が吐き出される。

 くしゃみのメカニズムは誰もが同じだ。しかし、その大きさは人によって大きく違う。可愛らしいクシャミと豪快なクシャミを区別するのはいったいなんなんだろう?

 どうやら人それぞれの解剖構造と自己コントロールによるものらしい。

肺の容量、息の吸い方でクシャミの大きさは変化する

クシャミの大きさは肺の容量や、クシャミの前に吸い込む息の量などの要因によって変化する。大量に息を吸えば吸うほど、クシャミも大きくなるというわけだ。

 人によっては、クシャミのボリュームをコントロールしたり、抑えることができる。2006年の調査では、45%の人は公共の場とプライベートな場でのクシャミの仕方が違うことが判明した。

 また1度のクシャミでは足りない人もいる。しかし、こうした複数回におよぶ、あるいは”発作性”のクシャミはアレルギーと関係がある場合もあるそうだ。稀にだが、てんかん患者が持続的なクシャミ発作を起こすこともあるが、大抵は個人的な癖か、なかなか取れないホコリなどへの反応だ。

クシャミで心臓が止まるか?

これはクシャミによって鼻から魂が抜けるという古い迷信に端を発している。クシャミは脳幹を中心とする反射であり、その勢いは時速320kmにも達する。だが、脳が心臓を止める信号を出すことはない。クシャミがどれほど大きなものでも、心臓は鼓動を続けるだろう。とはいえ、必ず手で口をふさぐようにしよう。病気を撒き散らすかもしれないし、魂が抜け出てしまっては元も子もない。

クシャミをするとなぜ目を閉じてしまうのか?

クシャミは異物から鼻孔を守る反射であるが、鼻から刺激を受けたクシャミ中枢は食道から括約筋まで広範な筋肉の収縮を命じる。そうした筋肉の中にはまぶたを司る筋肉も含まれている。人によっては涙が数的こぼれることもあるはずだ。

 だが、その理由ははっきりとしていない。鼻孔の保護と目の保護が関連しているのかもしれないし、あるいは人体の接続のせいかもしれない。また明るい光を見るとクシャミが出る原因や、心地よく感じる人がいる一方で、そうでない人がいる原因もわからない。

宇宙飛行士がクシャミをするとどうなるか?

宇宙ステーションの中ならまだしも、宇宙遊泳中のクシャミは大変なことになる。吐き出された飛沫がヘルメットのバイザーにびっしりとこびり付くのだから。見にくいったらないだろう。

 NASAでは宇宙への打ち上げ前に宇宙飛行士を隔離し、感染防止に努めているが、それでも体調を崩すことはある。その原因は低重力下では免疫機能が弱まることだと考えられている。が、いずれにせよ、風邪をひいていなくても立派なクシャミは出る。

 地球上ではクシャミをする際は手で口を覆うのがマナーだが、宇宙遊泳中はそうもいかない。どうしても我慢できない場合は、バイザーに飛沫がつかないよう下の方を狙うしかないそうだ。一度バイザーに飛沫がついてしまったら、宇宙空間でこれを拭う方法はないのだ。これは6度の宇宙遊泳を行ったデイビッド・ウルフ氏の証言だ。

ちなみに私のクシャミはそうとうヤバイ。気を抜くと誰かが腰を抜かすレベルの大音量だ。もちろん公共の場ではコントロールするが、それでも咄嗟の場合にはコントロールが効かず、噴き出す唾液レベルも半端ないもんだから、子供の頃、それがもとで学級会の議題にあげられた。

出典:livescience

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