体調が悪くなった時、食欲がなくなる人も多いでしょう。何か口にするとしてもやっぱり胃に優しいものがいい。昔から日本人は病気の時にはお粥を食べることを習慣としてきましたが、あなたは普段体調が優れない時には何を口にしていますか?

世界ではどんなものがいわゆる「病人食」といわれているのでしょうか。ある海外サイトで日本を含む15カ国の「病人食」が挙げられていました。具合の悪い時にこんなものを食べるのかと目から鱗になる食べ物もありますよ!

インドやパキスタンでは「キチュリ」

デトックス・ムングダルのお粥(キチュリ) レシピhttp://www.recipe-blog.jp

黄色いお粥のようですが、こちらがインドやパキスタンで「病人食」とされているキチュリというもの。レンティル(れんず豆)やその他の豆類とご飯を混ぜてギーと呼ばれる精製バターやカード(疑乳)を加えたもの。ギーやレンズ豆は栄養価も高く、消化にも良いということで少量でもお腹が満たされてピッタリですね。

南アフリカでは「トーストにマーマイト」

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イギリスでは一般家庭に必ず一つはあるといわれる「マーマイト」が南アフリカでも体調を崩した時によく食べられるんだとか。

ビタミンB群とイースト菌たっぷりの栄養満点スプレッド

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塩気がキツく見た目もあまり美味しそうではないので、大好き派と大嫌い派に分かれるというまるで日本の納豆のような商品です。

うちの相方はイギリス人でマーマイトが大好物なので、体調が悪い時には「あっさりとマーマイトトーストを食べよう」と言ったりしますが、好きな人にとってはあっさりでも、苦手な人には絶対に病気の時にはわざわざ食べたくないものでしょうね。

中国では「麺入りスープ」

Pho
by Heath Cajandig

たっぷり薬味の入ったあっさりしたスープで食べる麺はのど越しも良く食べやすそうですよね。さすがアジアだなぁと納得。中国では病人食として食べる麺入りスープには栄養のある卵や野菜をたくさん入れるそうです。想像しただけで美味しそう。

イタリアでは、病気の時もやっぱり「パスタ」

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パスティーナと呼ばれる小さいサイズのパスタをコンソメスープなどに入れて食べるのがイタリア流。体調が悪くてもやっぱりパスタを食べるんですね。

フィンランドでは「ビルベリー」

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ブルーベリーではなくビルベリー⁉

フィンランドやノルウェーなど北欧の森に自生している野生種で、ブルーベリーは品種改良された呼び名だそう。つまりビルベリーはブルーベリーの原種ということになるのです。確かにブルーベリーも体に良いと言われていますから、ビルベリーも同じ。体調を崩した時にはあっさりとしたフルーツが食べやすいという人も多いですよね。

フィンランドでは伝統的な病人食の一つとしてこのビルベリーを食べるのが一般的だそう。喉が痛い人はジュースにもできるし、心臓疾患や結腸がん、更には消化器系疾患の予防に効果があるとされていて、栄養価がかなり高いのが嬉しいですね。

ノルウェーは「カリフラワースープ」

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カリフラワーに含まれるビタミンCは、加熱しても栄養価が損なわれにくいとのことで免疫低下している病人食としてはぴったり。ポタージュにすれば口にしやすいし、ビタミンC以外に抗酸化物質も含まれているのであなたも体調を崩した時に試してみては?

シンガポールでは「魚粥」

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筆者、この魚粥を食べたことがあります。具合が悪くない時でもシンガポールの人は食べるそう。白身魚と生姜をたっぷり入れて青ネギと醤油をふりかけるシンプルですがとっても美味しいお粥です。魚は白身魚だったら何でもOK。薄く切って混ぜるのがポイント。

アメリカやカナダでは「ジンジャーエール」

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体調が優れない時に炭酸飲料なんて…と思うのですが、ジンジャーエールはその名の通りジンジャー入りの飲み物なので病気の時にあえて飲む人がいるのだそう。いくら生姜が体を温める効果があると言っても…ジンジャーエールではねぇ~。

アメリカでは「チキンヌードルスープ」が定番

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普通食に見えないこともないのですが、アメリカではパスタやチキン、野菜などがごろんと入った「チキンヌードルスープ」が病人食としては一般的なんだそう。さすがアメリカ。体調が崩れていても胃は太っ腹!

フィリピンもチキンを使った「アロスカルド」

Asian Salmon-and-Rice Soup
by Gnawme

アメリカのチキンヌードルスープよりも、なぜかフィリピンのこちらのメニューの方がお腹に優しいイメージがあるのはやっぱりお粥だからでしょうか。同じくチキンを使った「アロスカルド」は生姜やニンニク、玉ねぎなどを加えて煮込んだ喉の痛みにも効果があるお粥です。

オーストラリアでは「ベジマイトトースト」

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イギリスではマーマイト、オーストラリアではベジマイトと呼ばれるスプレッドをトーストに塗って食べるのがオーストラリアでは具合の悪い時にもそうでない時にも人気。

ロシアや東ヨーロッパでは「ボルシチ」

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赤色の鮮やかなスープはビーツが原料。ビーツにはビタミンCや食物繊維、マグネシウム、カリウムが豊富に含まれているそう。ぐったり熱がありあまり食欲がない時にはこういうヴィヴィッドなスープは日本人にはちょっとキツそうな気も…。

メキシコは「メヌード」

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伝統的なメキシコのスープ「メヌード」は牛の胃袋と蜂の巣を煮込んだもの。見た目も味もなんだか濃そうなこのスープは二日酔いにも効くのだとか。胃が弱っている時に牛の胃袋の煮込みは日本人にはちょっと受け付け難いメニューでしょうね。

イギリスでは最もシンプルに「トーストに紅茶」

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その昔、ひどくお腹を壊して寝込んでいた時がありました。そんな時にまで強く勧められたのがトーストと紅茶でした。具合が悪い時って、お粥のような柔らかい食感で胃に優しいものを食べるのが当然という認識があったために、「そんなんで胃に大丈夫なの⁉」とかなり驚いたのも今ではいい思い出…。

個人的にはコトコト煮込んだ野菜スープ

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筆者は、体長が悪い時にはスープを作ります。細かく刻んだいろんな野菜をコンソメスープにして食べるのが胃にも優しく体も温まり保存も効くので便利。世界の「病人食」には思わずギョッとしてしまうような食べ物もありましたが、日本と同じようにその国の習慣で、人々は昔から食べ慣れているのでしょうね。

子供の時は桃の缶詰などが「熱が出た時の特別な食べ物」だった記憶があります。ツルッと喉に入っていくあの甘い桃の缶詰。具合が悪くてもあれが食べられるというので嬉しかった子供時代。

いずれにしても、健康が一番。体調を崩すと台所に立つことさえ億劫になりがちですもんね。普段から栄養のあるものをしっかり摂取して、体調を崩さないように気を付けましょう!

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公式プラチナライター。イギリス在住22年目。いつも読んで下さる皆さんに感謝。Twitterアカウントは@mayonesque18です。よろしくお願いします。

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