記事提供:Doctors Me

医師が解説する医療・健康サイト「Doctors Me」編集部です。
不妊に悩まれる人が多い、と最近は多く耳にするようになりました。
自分が妊娠できるのかは、将来的に妊娠を希望している人は気になりますよね。

今回のテーマは「妊娠できるかの検査方法」です。女性が身体的に妊娠できる状態であるかを調べる検査に、どのようなものがあるのか、医師に話を聞きました。

事前に行っておくこと

病院で検査を行う前に、ご自身で確認しておくといいことをお伝えします。

1.問い合わせ
検査は産婦人科が専門ですが、病院やクリニックによってすべての検査を行っているとは限りません。
検査を考えたときには、事前に病院の情報を集めることや問い合わせすることをおすすめします。

2.基礎体温について
基礎体温を記録したものがあるといいです。数カ月分あれば、検査のとき参考になります。
基礎体温表で得られる情報として、排卵があるかないかの予測ができるだけ以外にも、以下のような推定にも使われます。

・黄体機能がしっかりしているか
・排卵がある場合、排卵日がいつごろか

検査1:問診と内診について

【問診】
すべての診察に先立って行われるのが、問診です。以下のようなことが聞かれます。
・生理周期
・生理の状態

血液の量や生理痛があるかどうか、初めて生理があった年齢なども問われます。事前にしっかり情報を整理していきましょう。
それ以外に妊娠経験の有無なども問われることが多いです。


【内診】

次に内診が行われます。
・膣の状態
・子宮の入り口
・卵巣

通常は内診台に座って、カーテンなどで上半身と下半身を仕切る形で行われます。

検査2:エコー検査と血液検査について

【エコー検査】
エコー検査では多くの情報が得られます。

・子宮や卵巣の状態が詳しくわかる
・妊娠に際して問題となるような子宮筋腫や子宮内膜症の有無
・卵巣腫瘍の有無
・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の可能性 など

被ばくなどの問題も少なく、とても有用な検査です。


【血液検査】

血液からはホルモンの情報などが得られます。
黄体機能を知るために重要なプロゲステロンの値やエストラジオールやFSH(卵胞刺激ホルモン)などの値を調べます。

ときには腫瘍などの可能性がないか、がんのマーカーなども調べることもできます。(病院によって対応が異なります。)

検査3:その他検査について

【抗ミュラー管ホルモン】
卵巣の予備能力を調べる、つまり今後排卵する卵子がどのくらい残存しているかを調べる方法があります。

抗ミュラー管ホルモン(アンチミュラーリアンホルモン、AMH)を調べます。この値は生理周期のいつ測っても問題のない検査項目とされているので、希望される場合は測ってみるといいですね。

ただ、この検査で予測できるのはあくまで卵子の数で、質ではありません。必ずしも妊娠率とは相関しないものではあります。


【頸管粘液検査】

『頸管粘液』と呼ばれる子宮頚管を潤滑にさせ精子を輸送しやすくなる役目を持つ粘液の検査です。


【子宮卵管造影検査】

卵管を通じて子宮に造影剤を入れる方法です。以下のことが分かります。

・卵管につまりがないか
・癒着などがないか

この方法は下準備やレントゲンの設備なども必要になります。行う場合は初診当日ではなく、日程を設定したり予約したりすることが多いです。

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【医師からのアドバイス】

多くの場合は5万円前後で検査が済むことが多いようです。早いものは当日、ホルモン検査なども2週間程度で結果が出そろうでしょう。

費用は健康保険の適応になるかなどの条件によって異なります。
検査をする場合は、実際に病院に聞くなど事前準備を行いましょう。

(監修:Doctors Me 医師)

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